世間の「斜め下」を突っ走る「相模相撲相模場所」とは?
ココがキニナル!
「ムーンウォーク世界大会」「流しそうめん世界大会」「リニアに挑戦! 電車ゴッコ世界大会」に次いで「相模相撲相模場所」と世間の「斜め下」を突っ走る相模原。何なんでしょうか?(ぎっぷちンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
本来はリーダー育成集団である青年会議所が、相模原を誇れるようになってもらいたいと、ユニークな切り口のイベントを考え、実現。市民も評価
ライター:福原 麻実
2015(平成27)年5月に開催された「リニアに挑戦! 電車ゴッコ世界大会」。既に開催された大会だが、確かにキニナル。
「リニアに挑戦!」と謳いながらも、集まったのはなぜか段ボール製の在来線。どう挑むつもりだったのか。そしてその結果はどうだったのか。
いや、これじゃぁ・・・
いろいろと知りたくなったが、この大会から1年が経とうという時期に「相模相撲相模場所」という新たな大会が開催された。
「相模相撲相模場所」という、このネーミング。「相模原で相撲をやるんだな」というのはすぐ分かるが、「模」と「撲」の紛らわしさは凄まじい。かろうじて「木へんと手へんだ」と区別はつくものの、旁(つくり)の部分は「こんなに似てるんだし、もうどっちでもいいんじゃないかな」という気分になってくる。これ以上文字を見つめていても混乱してくるだけなので、早めに取材の打診をすることに。
もはや自虐ネタの域・・・
相模原市民桜祭りへ
統一地方選挙のある年を除いて、毎年4月の最初の土日に「市役所さくら通り」周辺の一帯で開催される桜祭り。今年で43回目を迎えた。
筆者がお邪魔したのは4月3日。朝方に降った雨で地面が濡れていた上、肌寒い日だったが、たくさんの人でにぎわっていた。
優美にして壮麗な桜のアーチ
大規模だな・・・と驚く大和市民の筆者
この、もはや自虐に近い「『相模相撲相模場所』」という企画のネーミングについて、参加者はどう思っているのか、また「住んでいる人にとって、相模原市がどんな場所なのか」をインタビューしてみた。
まずは可愛い娘さんを連れた、コシノさんとイシイさんファミリー。「『相撲』と『相模』、覚えやすいですよね」と答えてくださった。
笑顔がキュートな娘さんたち
「相模原は住みやすい」という意見は、どちらの市にも住んでいない筆者には実感はできないが、相模原市には小学校6年生まで小児医療費助成があるという点からその一端が伺える気がする。
次にインタビューをお願いしたのは、ぶるさん一家。
お願いして後ろ姿を撮らせていただいた
「いいんじゃないですか? 『相模』で『相撲』面白いですよね」と、こちらもこのネーミングに好意的。
実は編集部に許可をもらって、子連れで来ていた筆者。おかげで人に話しかけても怪しまれずに済んだ(と思う)が、もうすぐ4歳の幼児が迷子になりかねないので歩きまわるのを断念。モツ入り焼きそば(300円)と飲み物(自販機で)を購入してお昼ごはん休憩。
美味しかったです
お腹を満たしたところで、もう少しインタビューをしてみようかと思ったタイミングで、長男が素敵なママさんたちを発見し、勝手に近づいていたのでそのままお話を聞かせていただいた。
お友達同士で遊びに来ていた、はぎママさんたち
「相模相撲相模場所」については「前から相撲って言われてましたもんね」とこれまた好意的。「分かりにくいよ!」や「もっと別な名前はなかったのか」という意見が少しはあるかと思ったら、否定的な意見はなく、相模原市民は「相模と相撲問題」をあまり悲観していない様子だった。
そして「相模原は住みやすい」という意見も同じだった。この後、30組ほど聞いたが、皆さん同じようなコメントだった。
いいとこいっぱい、相模原!
いよいよ「相模相撲相模場所」に行ってみる。相撲といっても、実際に人が土俵に上がるのではなく、3人チームになって対戦する紙相撲だ。
相模相撲相模相模相撲・・・縦書きだと、なおさら分かりにくい
土俵がなかなか見えない・・・
「紙相撲」って地味にならないのかな、と思っていたが、土俵が見えないくらいに人が集まっていた。
ちょんまげvsマスクマン
子ども相手に本気で挑む大人げないマスクマン
これは主催側にとって計算通りなのか、それとも予想以上のにぎわいなのか?