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3年ぶりの警報発令! 横浜市内のノロウイルスの状況は?

ココがキニナル!

全国的にも流行の兆しを見せているノロウイルス。横浜市内の状況はどうなっているの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

2013年以来3年ぶりの警報が発令。例年に比べて2~3週間ほど早い発令で、横浜市衛生研究所は手洗いなどによる予防を呼びかけ

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ライター:はまれぽ編集部

3年ぶり警報



ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が流行の兆しを見せており、横浜市でも12月に入って流行警報が出された。

国立感染症研究所によると、ノロウイルスはヒトに対して嘔吐(おうと)、下痢などの急性胃腸炎症状を起こす。主な感染経路は感染者の糞便や吐物、これらに直接・間接的に汚染された物品類のほか、貝類などによる食中毒がある。多くは数日で自然回復する。
 


48時間以内に発症するケースが多い(横浜市衛生研究所ホームページより)
 

横浜市では感染症法に基づいて「感染症発生動向調査」を行っており、市内に90ある1定点医療機関当たりの1週間の患者数が20人を超える場合は「感染症胃腸炎警報」を発令する。

市衛生研究所によると、横浜市では2016(平成28)年11月28日から12月4日の週の定点当たりの患者報告数は22.74人で、基準を超過したため、警報の発令となった。市内の警報発令は2013(平成25)年以来、3年ぶりとなる。
 


過去6年間の横浜市内の感染性胃腸炎患者の推移
 

市内で最も患者数が多いのは都筑区で定点当たり42.80人。続いて栄区の29.75人、西区の28.33人と、市内全域で流行の傾向にある。
 


区別の流行状況
 

予防方法については「トイレの後や調理・食事前の石けんによる手洗い、便や吐物の適切な処理と消毒に加え、食品の十分な加熱が重要」としており、ノロウイルスの消毒には塩素系漂白剤などに使用される次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効だという。

同研究所は「警報発令の2週間ほど前(11月14日から同20日)も、警報に限りなく近いレベルだった。例年に比べて3週間以上早いペースで患者が増えているので、引き続き注意を呼び掛けていきたい」としている。
 


「まずは手洗いを」と担当者
 


取材を終えて



ノロウイルスは数日で自然回復するものの、症状が重い場合には下痢や嘔吐が1週間近く続くこともあるという。抵抗力が弱い子どもや高齢者を含め、日ごろの手洗いなどで十分な予防をしてほしい。


―終わり―
 

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