江の島の参道奥にできた、「ネコ店長」のカフェが味わい深い
ココがキニナル!
江の島を取材中に見つけた、ネコがかわいい定食カフェの魅力とは?
ライター:はまれぽ編集部
とある取材で江の島を散策中、ネコがねころんでいた。
気持ちよさそうに日向ぼっこ
江の島にはネコが多いので、野良猫を見るのも珍しくない。ところが、このネコの場合はさながら「招き猫」のように人だかりを作っている。
人だかりができているのは
こちらのお店の正面
場所は江の島の参道の階段を頂上まで上りきり、山二つを過ぎた先。江の島の奥の方という印象だ。
ネコに誘われるように、店内にお邪魔することにした。
オープンしたての「島舎(とうしゃ)」は懐かしい雰囲気
古民家を改装した店内は落ち着いた雰囲気
外光を取り入れた明るい店内に通され、「ご自由な席にどうぞ」と案内される。
どの席もいいな・・・
テーブルや椅子はどれもアンティーク、というよりも、昔懐かしい雰囲気のもので統一されており、迷った末に窓際の席に腰を落ち着けた。
ブレンドコーヒー(594円/税込・以下同)とチョコレートケーキ(496円)を注文。セットで100円引きになるそうでお得だ。
手作りのやさしい味わい。しっかりボリュームがあった
真新しいはずのお店なのに、慣れ親しんだような居心地の良さがある。夫婦で経営しているというこちらのお店、店主の冨永誠(とみなが・まこと)さんにお話を聞くことにした。
島の奥で手作りのお店を
「表のネコは、たぶんこのお店を開く前の民家に居ついていたネコのようです。お客さんは『店長』なんて呼んでくれています」。
そう教えてくださったオーナーの冨永夫妻は、2017(平成29)年11月にこのお店「島舎(とうしゃ)」をオープン。「島」の字は、「鳥」の下に「山」がついた異体字を使っている。「江の島の特徴を表した字でしょ?」というのがその理由だそうだ。
確かに、江の島っぽい!
フリーディレクターという顔も持つ冨永さん
このお店を開くために、冨永夫妻は東京都目黒区から藤沢市鵠沼に移住。夫の誠さんはテレビ番組などのフリーディレクターをしており、料理はもっぱら飲食業界の経験がある妻の絵美(えみ)さんが行っているという。
日替わりの定食メニューも自慢。次は食べる!
こだわりの内装は誠さんがプロデュースしたが、「このあたりには車が入ってくることができないので、内装工事の時には材料をすべて手で運ぶ必要があり、大変でした。周りの家など、一体どうやって作ったんだろうと思います・・・」と苦労を話してくれた。
さらに実はこのお店には「地下室もある」のだという。
現在は物置としても使っているということで中の写真はNGだったが、階段を降りるとひんやりとした空気が漂う地下室が現れる。ところが、大きな窓からは青空がのぞくという不思議な空間だ。
もともとお店は大正時代に斜面の近くに建てられた民家だったが、建築後に海風で地盤が削られていった。昭和になってから、地盤の補強も兼ねて地下室が作られたという経緯があるんだとか。そのため、海に開けた窓が設けられているようだ。
このちょっと不思議な地下室は、現在客席に改装中。ゴールデンウイークごろには利用できるようになるとのことなので、楽しみにしてほしい。
お見送り(してない)は、別のネコ
江の島を訪れた際には、必ずや再訪したいと思う。
ー終わりー
取材協力
㠀舎 TO-U-SHA
住所/藤沢市江の島2-6-10
電話/0466-66-6252
営業時間/午前10時~L.O.午後6時30分(定食は10時30分から)
定休日/不定休
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ポスポスさん
2018年03月17日 18時43分
ボードのメニューの横のメニュー?の説明書きも拡大してほしかったです~