第3回を迎える「濱コン」、新たな取り組みとは?
ココがキニナル!
12月10日に開催される「濱コン」ですが、今回ならではの楽しみ方を教えてください。
はまれぽ調査結果!
各店舗オリジナルの「温まるメニュー」が用意されます。参画店舗は過去最大の36店となり、お店のジャンルも幅広くなりました。
ライター:河野 哲弥
過去最大規模となる、今年最後の「濱コン」
今ではすっかりおなじみとなった、街を舞台とする合コン。
つい先日NHKでも取り上げられ、ご覧になった方も多いのではないだろうか。
その横浜版ともいえる「濱コン」が、12月10日(土)に開催される。
第3回目となる今回、利用できる店舗は36店舗となり、エリアも馬車道まで拡大された。
対する参加者は、予定していた1,000人を大幅に上回り、約1,400人となる見込み。
文字通り、過去最大規模となった。
メインとなる「関内さくら通」は冬景色
今年の6月に行われた「濱コン」の第1回目は、参加店舗15店、参加人数は約600人だった。
第2回目は9月、29店舗、約1,200人という倍の規模となり、イベント後に「アフターパーティ」という新たな試みも実施された。
そうなると、第3回目も、何かやってくれそうな期待感がある。
主催者の渡邉さんによれば、今回の「濱コン」では特別に、各店舗でスペシャリティを用意しているそうだ。
そのコンセプトは「温まるメニュー」らしい
実際の店舗交渉をしているのは、関内まちづくり振興会という組織とのこと。
そこで、その詳細を伺うべく同会を訪ねてみた。
「温まるメニュー」の解釈は自由
対応いただいたのは、同振興会事務局理事の枝広(えだひろ)さん。
普段は別のお仕事をされているのだが、何とか休憩時間に時間を割いてもらえた。
仕事場で取材を受けていただいた、枝広さん
関内まちづくり振興会が発足したのは、2010年の8月。
当時、個性的な店が多いのになかなか認知が広がらず、関内をいかに盛り上げるか悩んでいたそうだ。
そんなときに、たまたまツイッターで知り合ったのが、濱コンの主催者である渡邉さんだった。
ぜひ関内でも「街コン」を実施したい。そして、より多くの人に関内を知ってもらいたい。
そんな想いが、「濱コン」を誕生させたようだ。
6月に行われた、第一回「濱コン」の様子
以来、同会では、濱コン事務局とパートナーという関係を結び、店舗開拓などの実務面を受け持っている。
さて、肝心の「温まるメニュー」の経緯を、枝広さんに聞いてみた。
すると、そのきっかけは、前回の「濱コン」の反省会にあったそうだ。ざっくばらんな意見を店舗側に募ったところ、順位付けのような、何か「張り合い」が持てる仕組みがほしいという声が上ったとのこと。
そこで寒い冬にちなみ、各店にオリジナルの「温まるメニュー」を作成してもらい、それを参加者に投票してもらったらどうか…という方向にまとまった。
当時「濱コン」の事務局があった、「さくらWORKS」外観
この「温まるメニュー」。はたして料理が温かいのか、味付けがスパイシーなのか、手作り感があたたかいのか、といったさまざまな解釈がある。しかしそれは、各店舗に任せているそうだ。
今回初参加となる16店舗の中には、中華料理店、メキシコ料理店、もんじゃ焼き店など多彩な顔ぶれがある。これらの店舗の多くは、既に参加済みの店舗からの薦めもあって、参画を決めたのだとか。
その結果、今回の「濱コン」では、バリエーション豊かなグルメの数々が楽しめることになった。
こうした自主的な動きについて枝広さんは、街づくりに向けた店舗間のいい輪が広がってきたと、実感されていた。
「はまれぽ」独占、本番のメニューを一部紹介
「温まるメニュー」のご紹介をする前に、今回ならではの試みをもうひとつご案内しよう。
それは、羽衣町にある「BAD ASS COFFEE」店。
ここでは女性なら誰でも、休憩所として利用することができるそうだ。
これは女性には嬉しい心遣いといえる。
「BAD ASS COFFEE」店、外観