辛いもの好き集合! 新羽「ハイパーファットン」で紙エプロンが破れる超激辛ラーメンに挑戦
ココがキニナル!
読者の皆さんに辛くて美味しいものを紹介すべく、辛さにそこまで強くないライターが送る「辛いもの好き集合」シリーズvol.3!
はまれぽ調査結果!
新羽の「ハイパーファットン」で限定の「超激辛ラーメン」に挑戦! 汗が滝のように流れ紙エプロンが破れる事態に。旨味もあるけど辛さが勝つ!
ライター:はまれぽ編集部
暑い夏を美味しく楽しく乗り切るべく、胃が弱い編集部・ツノオリが勝手に始めた「辛いもの好き集合」シリーズ。
前回は、黄金町の「元祖カレータンタン麺 征虎(まさとら)総本店」で“変態”カレータンタン麺に挑戦し、辛さとニンニク臭に体を支配された。
お尻は無事でした
第3回目となる今回は、横浜市営地下鉄ブルーラインの新羽駅にある「ハイパーファットン」で、超激辛ラーメンに挑戦する。
ハイパーファットン
インターネットで調べたところ、「蒙古タンメン中本」の「北極ラーメン」を超える辛さの限定麺があるのだとか・・・。
新羽駅に到着!
ホームに降り立つと、食欲を刺激する肉の良い匂いがする。もしかしてハイパーファットンか?
匂いのする方向へ引き寄せられるように歩く
ハイパーな看板を発見!
改札を出て、高架下の交差点を歩くとすぐに看板が見える。看板の地図に記された場所へ向かうと、
歩いて1分ほどでお店に到着
ハイパーファットンは、神奈川区六角橋にある「ファットン」の姉妹店で、ファットンよりも豚に特化した豚骨濃度の高いスープを実現したという。
ちょうどお昼どきにお邪魔したので店内は満席。先に食券を購入して案内があるまで待つことに。
メニューはこんな感じ(クリックして拡大)
限定麺はほとんど売り切れている。店員さんに、「めっちゃ辛い麺を食べたいんですけど、まだ残っていますか?」と聞くと、「あー、汁なしは売り切れちゃったのでラーメンでもいいですか? それであれば、何でもいいので900円の食券を購入してください」とのこと。
ということで食券を購入
第1回から共に挑戦を続けてきた編集部・小南は、「ミニ赤ラーメン(750円/税込み・以下同)」と「汁なし(100円)」を購入。この「赤ラーメン」も辛いらしい。
「今まで挑戦してきて、辛いスープの脅威を身をもって体験したからね。自分みたいな辛さに弱い人間が美味しくいただくには汁なしがいいと思うんだ」と小南。なんだかそれっぽいことを言っている。
ちなみにミニ・小・大の分量はこちら(クリックして拡大)
超激辛ラーメンに関しては、「茹で前150グラム」のミニラーメンで注文。
ツノオリが過去2回を振り返って学んだことは、“辛い”と“量が多い”が一緒になると体がおかしくなるということ。写真映えするのは大盛りと分かっているが、食べ物を粗末にはしたくないので、自分が美味しいと思える分量をチョイスした。
しばらくすると「2名様どうぞ~」と店内から声が聞こえる。カウンター8席、テーブル6席で、清潔感のある店内だ。
2017(平成29)年8月18日(ハイパー)にオープン
ファットンの吸収を抑えると言われる飲料も販売中
外で待っている時にあらかじめ注文は伝えていたので、すでに我々の麺は出来上がるところだった。
「ニンニク入れますか?」と店員さん
詳しいコールの方法はこちら(クリックして拡大)
前回ニンニクには大変お世話になったので、今回は遠慮しておこうと「少なめ」で注文。そして到着したのがこちら!
「超激辛ラーメン(900円)」
どーん!!! モヤシたっぷり!
これは・・・
地獄のような色をしているけど大丈夫か?
大丈夫じゃなかった(リアクションはお見せできないほど悲惨)
お分かりいただけるだろうか? 一口飲んだだけで汗が次から次へと流れ落ちてきたのだ。
喉を通る液体が辛すぎて食道がヒリヒリする。エビっぽい旨味も感じるのだが、それ以上に辛い。モヤシと絡めて食べてみるが、やっぱり辛い。
豚の臭みが全くないため最初は分からなかったが、普通のスープよりもとろみがあるのはベースに豚骨スープを使用しているからだろう。辛さの中にも旨味がある。でも辛いことに変わりはない。
平打ちの太麺を持ち上げるとさらに地獄絵図
麺とスープを絡めたタイミングでニンニクの山が崩れたのは見なかったことにした。
店員さんに超激辛ラーメンについて聞いてみると、「ちょっと前に『海老香る超激辛汁なし』って限定麺をやってたんですけど、人気ですぐ終わっちゃったんですよ。まだ少しだけ材料が残っているので、お声がけいただいたら作るようにしています」とのこと。
たしかに小エビっぽいのがいる
麺はコシがあり噛むと潔く千切れてくれる感じで、この辛いスープに負けない相性の良さ。しかし、麺を勢いよくすすると喉が焼け死ぬので注意しなければならない。そして3分の1を食べたところで事件発生。
汗で紙エプロンの首紐がちぎれた
体が燃えるように熱く、先ほどから汗が止まらない。だが箸は止まる。
野菜は早々に食べ切ってしまったし、ニンニクのおかげで食欲をそそる味になってしまったし、残るのは麺と肉だけ。
辛さに翻弄されて立派な豚肉の塊を忘れていた
ガブっといっちゃいましょう
なんとまぁ、見た目からは想像できないほどホロホロとほどける。この丼の中で、辛さに対抗できる唯一の存在かもしれない。赤ワインと一緒にナイフとフォークで食べたいくらい上手い。
さすが豚に特化したハイパーファットンだ。
地獄の海に助け舟! おかげで箸が動き出した
汗で2枚目の紙エプロンを破りながらも、3枚目でようやくゴール前までたどり着いた。
地に落ちた麺やモヤシを全部すくって・・・
はい、もう食べられません!
本来であれば追い飯で完食したかったのだが、ライス(100円)が売り切れていたので断念。
いつも以上に汗をかいて化粧も日焼け止めも全部落ちた。ハイパーファットンだけど、超激辛ラーメンは痩せそうなメニューだった。
ちなみに小南が注文した「赤ラーメン」は、小南いわく「結構ピリ辛だったよ~。生卵で辛さは緩和されたし、豚が美味しかったね」とのこと。お気楽なものだ。
パッと見では辛そうじゃないけど
混ぜるとめっちゃ辛そう
お好みで辛味を追加することもできる
ハイパーファットンは定期的に個性的な限定メニューを展開しており、今回いただいた超激辛ラーメンもそのひとつ。限定メニューや営業情報は公式ツイッターで公開されているそうだ。
興味のある方は、自分の食べられる分量とコール表をよく見て、美味しく楽しくファットンしてほしい。
激辛の旅はまだ続く・・・
取材を終えて
悲劇はすぐに訪れた。
とんでもないニンニク臭に見舞われ、ブレ○ケア7粒放り込んでも一切効果を感じられないのだ。
案の定、帰宅ラッシュの電車内で怪訝な顔をされた
そして早々に胃が悲鳴を上げ、食後から3時間後、お尻が火事になった。
しかし、「もう二度と食べるもんか」と思えないのはなぜだろう。それは単純に、悶える辛さの中にも豚の濃厚な味わいを感じたからかもしれない。
次は違う限定メニューで、「野菜マシマシ」の小ラーメンにファットンしたいと思う。
ー終わりー
取材協力
ハイパーファットン
住所/横浜市港北区新羽町1668-1
電話/
営業時間/平日:午前11時~午後3時、午後4時~午後11時、土日祝:午前11時~午後8時
定休日/火曜日
https://twitter.com/hfatton_nippa
※情報は取材当時のものです
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