なぜブタさんが?横浜・鴨志田中央のガソリンスタンドの看板ブタ
ココがキニナル!
鴨志田中央の交差点にあるスタンドで、なんと豚ちゃんが飼われています♪^^;何故なんでしょう?(たろーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ガソリンスタンドのブタさんは、ご高齢ながらまだ元気な町の人気者だった。そして、看板ブタが飼われている背景には、今の時代にガソリンスタンドが抱えるむずかしい課題が広がっていた
ライター:結城靖博
ガソリンスタンドにブタ!? そんなカバ、いやバカなと思いつつ、さっそくその事実を探るべく、青葉区の鴨志田中央(かもしだちゅうおう)交差点に突撃を試みた。するとなんと、確かにそこには一匹の巨大なブタさんがいるではないか。だがこのブタさん、店の人によれば、これでもミニブタなのだという。いったいどういうこと? さらに謎は深まる。ここはひとつ、じっくりと観察し、お話を伺うことにした。
ブタさんのいるガソリンスタンドは鴨志田中央交差点の「金子石油店」
まずは看板ブタさんを激写
「金子石油店」の最寄り駅は田園都市線の青葉台。さらにそこから鴨志田団地行きのバスに10分ほど揺られ中谷都(なかやと)バス停で下車。つまり駅からはちょっと遠い。とはいえ、ガソリンスタンドにわざわざ電車とバスで行く人はそうそういないだろう。
青空の下、「鴨志田中央」交差点角の金子石油店が見えてきた
ブタさんはどこだ!?
店に近づくと、ガソリンスタンドに似つかわしくない小屋のようなものを発見
店側に回り込んでさらにその小屋に近づくと・・・
いた。ブタさんの背中だ
でも、小屋の奥でスヤスヤお休み中のようだ。こりゃ困ったなと眺めていると、スタンドの若いスタッフが「エサをあげると起きてくるかもしれませんよ」と言って、親切にお皿にエサを入れてくれた。
ザラザラッと皿にエサが入る音がすると、ブタさん、一瞬耳をピクンとさせた。そしてゆっくり起き上がり、のっそりこちらへ近づいてくるではないか。どうやら耳が良いらしい。
わき目も触れずエサ皿へと向かうブタさん
そして皿が傾くのも構わず猛然とお食事を開始
お皿に顔がめり込んでますが大丈夫ですかぁ~
おいしそうに「ブヒブヒ」言いながらひたすら食べ続けるブタさんを、まずは激写。大きなミニブタとは聞いていたが、確かにデカい。優に1メートルは超えている。
目の周りがちょっとすごいことになっているようにも思えるが・・・
よぉ~く見てみると、目と思しき当たりの奥のほうに、小さくてつぶらな瞳が覗いていた。
後ろに回ると食べながら尻尾をフリフリしていた。なんともカワイイ
食べたら飲む。きちんとしているのである
そしてお食事タイム終了。藁だらけになった顔が、その食欲の旺盛さを物語る。お元気でなによりだ。
「あー、おいしかった」と言っているように見えなくもない顔
さらにいろいろな角度から観察していると、その都度近づいてくる。しかも、「ブヒ~、ブヒ~」と何かを訴えるような声を発しながら。何を言っているのかはわからないが、人懐っこいことは確かなようだ。
「なんか用かい?」と言っているように見えなくもない顔
せっかくだから触ってみた
ブタさんの毛は、想像通り硬かった。
触られた後、柱に体をこすりつける行動を目撃
筆者が体に触った後、ちょうど触られた辺りを柱にこすりつける行動をとった。もしかしたら、体についた人間のにおいを消そうとしているのでは?
「そろそろお開きにしたらどう?」
そう言われているようにも感じて、小屋をあとにした。そして、飼い主の金子石油店社長・金子拓也(かねこ・たくや)さんを訪ねることに。
「バイバ~イ!」と言っているように見えなくもない顔