横浜で食べられる絶品「サンドイッチ」のお店はどこ?
ココがキニナル!
崎陽軒が出店するサンドイッチ専門店とはどんなもの?/カフェライチャスがキニナル!シュウマイとカフェどんな繋がりが?(mania/はっちんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
崎陽軒が運営しているカフェ「ライチャス」のサンドイッチはレストランの味を直送! フランスの街角を再現した「リアン」のサンドイッチも本格派。
ライター:すがた もえ子
	横浜名物といえばやはり崎陽軒のシウマイ。
	投稿によると、その崎陽軒がカフェを運営していて、サンドイッチをいただけるという! 崎陽軒のサンドイッチ、やはりシウマイがはいっているのだろうか? キニナったので、直接お店に伺ってみることにした。
	
	
	
	崎陽軒のカフェ「RIGHTEOUS!」
	
	横浜駅北東口からベイクォーターウォークを通って徒歩3分、横浜ベイクォーター 4階に崎陽軒が運営するカフェ「RIGHTEOUS!(以下、ライチャス)」がある。
	
	ライチャスがこの場所へ出店を決めたのは、横浜駅から近い一大商業施設であり、周囲にオフィスビルも整備されてきていることから。テークアウト含むお昼のランチ需要の増大を狙う横浜ベイクォーターと、崎陽軒が狙うターゲット層が一致したためだという。
	
	 
	
	ライチャス外観(画像提供・崎陽軒)
	 
崎陽軒は1934(昭和9)年よりレストラン事業を展開。1996(平成8)年には、横浜駅東口に崎陽軒本店をオープンした。以来、脈々と受け継がれてきたレストランの技術を応用し、新しいタイプの本格料理を挟んだサンドイッチを開発。崎陽軒本店のシェフの力を集結し、本格料理を手軽に食べられるサンドイッチにした点がライチャスの最大の特長となる。
	 
	
	2013(平成25)年4月1日オープンの綺麗なお店だ
	 
	
	店内はナチュラルで落ち着いたイメージ(画像提供・崎陽軒)
	 
今回、お話を伺ったのは店長の尾島(おじま)ゆうさん。
	 
	
	こちらが店長の尾島さん
	 
	お店のコンセプトとしては「崎陽軒ファンを広げたい」「既存商品、崎陽軒ブランドからの脱却」「『こんな新しい提案ができる!』という企業総力の結集」ということが挙げられる。
	
	席数は32席で電源使用可能な席が12席ある。ライチャスは、平日70人前後のお客さんが来店し、週末には100人前後。繁忙期では150人前後にもなるという。平日は会社員、週末はファミリー層が中心で、男女比は4:6で女性のお客さんが多めだそうだ。
	
	平日は午前11時台と午後2時以降、週末は午後3時以降の時間帯が比較的空いているという。
	 
	
	シェフの佐々木義彰(ささき・よしあき)さん
	 
	ライチャスの立ち上げから関わっているという佐々木さんは「ライチャスはお料理のレベルの高さが特長です。仕込みも肉をさばくところから全て店内でやっていて、レストランの厨房と同じクオリティーの仕事をしています」という。2~3日仕込みが必要な作業もお店でこなしているというのだからすごい。
	
	サンドイッチといってもライチャスのメニューは、本格的なお料理を1皿分パンにはさんでいるという感覚なのでボリュームもある。
	 
	
	サンドイッチのパテは注文が入ってから焼いていく
	 
	
	フライパンで焼かれていく様子はまるでレストランの厨房そのもの
	 
黒毛和牛ハンバーグサンドに使用されているパテは100%黒毛和牛のみ。パテだけで100グラムあるという。
	 
	
	黒毛和牛ハンバーグサンドに使用するパンはイタリアパンのロゼッタ
	 
	
	具材を挟み込んで完成。レタスは水耕栽培のものを使用している
	 
	
	ポテトとビールを添えるとこんなかんじ
	 
「黒毛和牛ハンバーグサンド 選べる3種のソース(680円)」にビアセット(450円)をプラス。和牛を使っているので、もちろんビールにもよく合う。会社帰りのビジネスマンはよくこの組み合わせで注文していくという。
	 
	
	この大きさ! すごいボリュームだ
	 
	
	せっかくなので厚さを測定してみる
	 
	なんと13cm! 取材だからというわけではなく、いつもこの厚みがあるという。
	食べ方はどうすればいいのかと伺うと「そのままかぶりついていただければ」とのこと。
	もちろん人によっては食べやすいようにパンと具をばらして食べる人もいるので、自分の食べやすいように食べていい。
	 
	
	とにかく和牛の風味がすごい!
	 
	レタスが音をたてるほどパリパリしていてみずみずしい。100%黒毛和牛を使用しているだけあって、少しかじっただけでも口の中に和牛のうま味がぶわっと広がる。少し甘目のピクルスもパテを引き立てる味わいになっている。
	
	今回はデミグラスソースをいただいたが、黒毛和牛ハンバーグサンドのソースはデミグラス、ベシャメルソース、和風の3種類から選べる。一番人気はデミグラスソースだという。
	「これからの季節はベシャメルソースもオススメですよ」と店長の尾島さん。
	
	ちなみにシェフの佐々木さんに「“シェフのおすすめください”と言われた場合、何を提供しますか?」と伺うと、「黒毛和牛ハンバーグサンドのデミグラスソース。ポテトとのセットで」との即答が。本当は、黒毛和牛ハンバーグサンドは全てのソースを試してほしいです、とのことだった。
	 
	
	遠方からこれを目当に来店する方もいるというポテト
	 
2度揚げしているのが特長というポテトだが、外側はカリッとしていて、内側はほっこり。しかも真ん中はしっとり感まで残っている。これはほかではなかなか出会えない味!
	 
	
	こちらは自家製ポークパテサンド~カリカリ揚げ~(450円)
	 
	写真はサラダセット(400円)をつけたもの。
	黒毛和牛ハンバーグサンドと人気を分けるのが、こちらのポークパテサンド。サンドイッチのパンは中華料理に使われている「パオ」というパン。中華料理店などではよくチャーシューが挟まれて提供されているが、こちらはパオをサンドイッチに使用している。
	 
	
	真ん中の茶色い部分がポークパテ
	 
	このポークパテ、店頭では告知していないが、崎陽軒のシウマイの中身と同じ具材を使用している。崎陽軒の運営するカフェならではのメニューだ。
	
	食べてみるとパン部分はふわりと柔らかく、ポークパテの表面はカリッとしていて、中からジューシーなお肉の味が染み出てくる。パテの表面にはコーンフレークの衣が付けられていて、カリカリの食感を生み出している。言われなければ崎陽軒のシウマイと同じ具材だとは気が付かないだろう。野菜もたっぷり入っているのが嬉しい。
	 
	
	デザートやティータイムにぴったりの甘いサンドイッチもある
	 
	こちらは7種のフルーツサンド~Wクリーム~(460円)。たっぷりのフルーツとカスタードとホイップのダブルクリームがサンドされている。ドリンクセットはプラス160円だが、写真はCafeドリンクメニューのため210円となる。パンはスポンジケーキのような柔らかいものが使われている。
	
	ほかのサンドイッチよりは小ぶりなので、ちょっと甘い物が食べたい時にもいい。甘すぎずフルーツとの相性がいいクリームなので、女性だけでなく男性も楽しめると思う。
	 
	
	ほかにもパオを使ったフレンチトーストも
	 
	サンドイッチのサイドメニューも種類が豊富で、ポテトのほかにも揚げニョッキやサラダ、カリカリチキンやポテトサラダなども用意されている。
	
	アルコールもハイネケンにギネス、スミノフアイス、ハードシードルなどが各400円で楽しめる。ビアセットをサンドイッチに付けることもできるし、ビア&スナック(ポテト・チキン・お好きなアルコール、800円)というセットも用意されている。仕事の帰りにほっと一息つける場所だ。
	
	「こだわりの具材がたっぷりはさまったサンドイッチを食べに来てください」と店長の尾島さん。
	
	ポークパテサンドのパテは崎陽軒のシウマイのお肉を使用しているが、最初に想像していたようなシウマイそのものが挟み込まれているサンドイッチはなかった。
	手軽に崎陽軒のレストランの味を楽しめるライチャス、2大メニューの黒毛和牛ハンバーグサンドとポークパテサンドをぜひ食べてみてほしい。
	
	
	
	 




