日本大通りに横浜DeNAベイスターズがオープンする新拠点「THE BAYS」の詳細は?
ココがキニナル!
日本大通りにある旧関東財務局の跡地に新たな拠点を展開するというけど、どんな施設になるの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
2017年3月にオープンし、球団事務所やシェアオフィス、横浜スタジアムにある「+B」などが入居。球団は「スポーツタウン構想」の拠点に位置付け
ライター:はまれぽ編集部
「THE BAYS」
横浜DeNAベイスターズは2017(平成29)年1月12日、現在改装工事中の横浜市中区日本大通の旧関東財務局横浜財務事務所で事業説明会を開催した。
説明会で岡村信悟(おかむら・しんご)球団社長は、同事務所を「スポーツ×クリエイティブをコンセプトとした『横浜スポーツタウン構想』の起点とする」とした。
現在改修工事中の旧関東財務局横浜財務事務所
岡村社長によると、新拠点の名称は「THE BAYS(ザ・ベイス)」。「横浜スポーツタウン構想」の中核施設となる基地(BASE:ベース)に加え、横浜DeNAベイスターズや横浜の象徴ともいえる「港(BAY)」を掛け合わせたという。
その名も「THE BAYS」(C)YDB
旧関東財務局横浜財務事務所は1928(昭和3)年、日本綿花株式会社(現在の総合商社「双日」の前進企業の一つ)として竣工。
鉄筋コンクリート造の地上4階・地下1階で、延べ床面積は1981平方メートル。現在は横浜市指定有形文化財となっている。
玄関の上の石張り装飾も見事
約8億円の耐震補強などに係る工事費は横浜市が負担。
横浜DeNAベイスターズが1億8000万円ほどかけて内装に手を入れてフィットネススタジオや多目的スタジオ、シェアオフィスを整備するほか、現在横浜スタジアムに併設されている球団の提案するライフスタイルショップ「+B(プラス・ビー)」が移転。2017年3月のオープンを予定している。
さらに球団事務所の一部及び、球団の親会社で、ランニング事業なども手掛ける株式会社ディー・エヌ・エーのスポーツ部門の大部分も機能を移す。
「THE BAYS」のイメージパース(C)YDB
「THE BAYS」には横浜市も深くかかわっている。文化芸術の創造性を街づくりに生かすことで、都市の魅力と新たな産業を生み出すことを目的とした「創造都市(クリエイティブシティ・ヨコハマ)」に取り組む市としても期待を寄せており、説明会には関係者も出席。
市文化芸術創造都市推進部の冨士田学(ふじた・まなぶ)部長も「スポーツ×クリエイティブ」という特色ある組み合わせを評価。「横浜らしい新たな可能性を感じさせる」と期待を寄せた。
「横浜らしい可能性を感じる」と球団の取り組みを支持