横浜ベイサイドマリーナでタモリも熱狂! ヨットレース、「タモリカップ2014」を徹底レポート!
ココがキニナル!
タモリが主催するという9月6日・7日に横浜ベイサイドマリーナで行われたヨットレース「タモリカップ2014」の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
海を愛する人々の海を愛する人々による海を愛する人々のためのタモリカップは、サルサの熱と美味しいビールに彩られたひたすら楽しい時間なのだ
ライター:永田 ミナミ
海を愛する男、タモリ
「タモリが一級船舶免許を取得するために『笑っていいとも!』を休んだ」という話を聞いたことがある人は多いだろう。
「笑っていいとも!」終了翌日、4月1日の新宿スタジオアルタ
少年時代、船が好きで地元福岡の港で船を眺めて過ごすことが多かった、という船と海をこよなく愛するタモリ氏が大会名誉会長を務めるのが、日本一楽しいヨットレースを目指す「タモリカップ」である。
とここで開始早々、何だか呼び心地が悪いので、以下は親しみを込めて「タモさん」で進めていくことに。
さて、2008(平成20)年から2012(平成24)年まで計4回静岡県江浦(えのうら)で開催されていた「タモリカップ」は、2013(平成25)年 から横浜と福岡での開催となったのだが、第1回となる記念すべき大会は残念ながら台風の影響で福岡大会、横浜大会ともにレースは中止となってしまった。
ただし、レースは中止になったものの、タモさんの言葉を借りれば「両大会ともに、タモリカップ恒例のバーベキュー大会だけは、奇跡的に台風の間隙を狙い、 盛大に開催することができ」、「ついでに私は、全国で巨大なバーベキュー大会を開催しているバーベキューオーガナイザーと呼ばれるようにな」った。
そして満を持しての2014(平成26)年。今年は前夜祭、レースともに開催されるという。待てば海路の日和ありである。ということで、9月6日(土)横浜シーサイドライン鳥浜駅から徒歩5分ほど、金沢区にある横浜ベイサイトマリーナ(YBM)へと向かった。
国土交通省認定の「よこはま・かなざわ海の駅」であるYBM
さて、午後6時半から始まる「前夜祭 大バーベキューパーティ」にはまだ少し早い時間だが、マリーナにはすでに「TAMORI CUP 2014」と書かれたTシャツやキャップを身につけた人たちがいた。
そしてポールには「TAMORI CUP 2014」の幟(のぼり)がはためいていて
海を振り返れば、明日の船出を待つオフィシャルボートが停泊していた
夜の帳(とばり)が下り、前夜祭の幕が開く
日没が迫るマリーナは、いつの間にか空を覆っていた分厚い雲とあいまって夜の帳を早めに下ろしつつあったが、前夜祭会場に近づいていくと、そこはその夜を今や遅しと待つ人たちのにぎやかな熱気に満ちていた。
多くの人たちの背中にはやはり「TAMORI CUP 2014」の文字
エントランスの前には長蛇の列。開場の午後6時まではあと5分を残すばかり
会場の雰囲気に圧倒されながら、インフォメーションカウンターで「取材申請をしていたはまれぽです」と伝えると、リストバンドを渡してもらえるということで、届くまでしばし待機。
この「タモリカップ」の参加費用は、事前にヨット1艇あたり1万円で、前夜祭はヨットレースに参加する人も一般入場者も参加費5000円(当日受付 6000円)。参加費を払ったあとはすべてフリードリンク、フリーフードというシステムになっている。ちなみに試合後のビアパーティは参加費無料、ドリン クとフードはキャッシュオンである。
有頂天になっていたことは否定しないが、サングラスはそのせいではない
事前に入手していたポスターを見ると「ドレスコード:サングラス着用」とあったのでウキウキしながら準備してきたまでである。しかし、列に並ぶ人にサングラスの人はそれほど多くない。どうやら大人の洒落だったようだがタモさんの言葉にしたがって反省はしない。
くすかわひろゆき氏デザインのポスター(※クリックして拡大)
そうこうしているうちにリストバンドが届き
そして午後6時になり開場
ゲートをくぐり抜けると、そこは大人の楽園だった
入ってすぐのところにはタモリカップグッズ売場や
今からでもドレスコードに間に合う特別協賛応援団のフォーナインズがあり
有頂天も悪くないと思った瞬間
などとうろついていると、美味しそうな匂いが鼻腔を刺激した。噂のあれに間違いない。
カレーとビールと
そう「タモリの水軍カレー」である
匂いに誘われていくと、まもなく午後6時半に提供が開始されるカレーが丁寧にかき混ぜられているところだった。
「このカレーは、タモリさんが仕込んだんですよ」。やはり噂は本当だった
江浦で開催していた当時、村上水軍にあやかった「森田水軍」なるボランティアスタッフが協力で生まれたことから、「水軍カレー」という名前になったというタモさんプロデュースのカレー。これはあとで是非食べなければ。
さて、にぎわいを増していく会場を再び歩きまわっていると
山積みのピッチャーを発見
視線を上げると「TAMORI CUP BEER」の文字。噂のあれに違いない
そう、噂のコレである
米久(よねきゅう)株式会社とタモリ大会名誉会長のコラボレーションについてうかがった
ペルレとチェコザーツという2種類のホップを使用し、無濾過で酵母が入ったタモリカップビールは、配合の割合はもちろんのこと、ホップの投入もタモさんによるという。
芳醇な香りにこだわったタモさんの提案により、あえて香りを邪魔する泡立ちを少なくして地ビール本来のうま味を楽しめるようにしたタモリカップビール。で きあがったものを試飲したタモさんは「うまい! 想像していた以上のできだ」と満足したそうで、実際、2012(平成24)年のインターナショナル・ビア コンペティションのウインナスタイル・ラガー部門で金賞を受賞していて、世界1級のビールとして評価を得ているとのこと。
タモリカップビールも是非味わいたいところだ。