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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

元町にいる黄色い「MOTOMACHI」と書かれたポロシャツを着たお兄さんたちの正体は?

ココがキニナル!

元町で黄色のポロシャツを着た若いお兄さんたちが荷物を一生懸命運んでいるのですが、元町は他の運送会社を使っていないの?黄色のMOTOMACHIと書いたトラックもキニナル(黒くてもシロッコさん)

はまれぽ調査結果!

黄色いシャツのお兄さんたちは、元町独自の「元町共同配送システム」のスタッフ。システム導入の背景には地球環境や元町への熱い思いがあった!

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ライター:コハル

ハイソな雰囲気と昔ながらのノスタルジーが混在する魅力的な街・元町。
そんな元町で、せっせと荷物を運ぶ黄色いシャツのお兄さんたちがいるそうな。ライター・中原は残念ながらまだ目撃したことはないが、「MOTOMACHI」と書かれたトラックも存在するというくらいだから、きっと元町にゆかりのある運送会社が存在するのだろう。

はまれぽ編集部スタッフからの情報によると、キニナル噂の真相を握っているのは「協同組合元町SS会」という団体なのだそう。
 


ということで、早速「協同組合元町SS会」に直撃取材を敢行!

 


元町SS会事務局へ



商店街の中核である「協同組合元町SS会」(以下、元町SS会)は、元町の独自性を追求した環境整備や元町ブランドの地位確立を目標に活動する組織である。「元町ハロウィン2014」や「フードフェア2014」、以前はまれぽでも紹介した「元町チャーミングセール」などのイベントも手がけている活発な団体だ。

今回取材に応じてくれたのは、元町SS会の事務局長を務める山田義人(よしひと)さん。
 


とっても好意的に取材に協力してくれました!

 
「おっしゃるとおり、元町には元町独自の配送業者が存在します。配送業者の正式名称は『元町共同配送システム』です。あの黄色いシャツを着た人たちは、元町共同配送システムのスタッフです。そして元町には、それ以外の配送業者はほとんど入ってこない仕組みになっているんです」と山田さん。

やはり、噂は本当だったようだ。
 


これが噂の黄色いシャツ
 

精悍な顔つきのお兄さん

 
「僕は始めて間もないのですが、皆さんからの視線は感じます」と話してくれた。

この元町共同配送システムは1999(平成11)年度から2001(平成13)年度までの間に実験的に実施され、その後準備期間を経て2004(平成16)年度に本格稼動したそう。

すると元町の業者さんや住民の方は、これまで自分が使っていた配送業者の伝票が使えなくなったり、配送料金が変わったりと、何かと不便を感じたのでは? という疑問が生じたので、山田さんにぶつけてみた。すると、「いえいえ、エンドユーザーが支払う料金や使用する伝票などは今までと全く同じですよ」と山田さん。



元町共同配送システムのスキームは?



それでは、元町共同配送システムのスキームを説明しよう。
 


共同配送の仕組み(元町SS会ホームページより)

 
例えばこれまで「ABC宅急便」(仮)を利用していた元町住民が元町以外のエリアに荷物を送る場合・・・
 


 

荷物を受け取るときも同様に、
 


 


これまでABC宅急便に配送料金1200円を支払っていた場合、元町共同配送システムとABC宅急便がこの1200円を分け合うので、特にエンドユーザーが追加で料金を請求されることはない。

ざっと話を聞いたところ、特に元町住民にとってこのシステムを導入したことによる大きなメリットはなさそうだが・・・。いったいなぜこのシステムを導入したのか、その背景を山田さんにお聞きしてみた。