京急線沿線の注目新店舗をチェック! ~横浜の家系ラーメン全店制覇への道~ 其の弐拾
ココがキニナル!
「家系ラーメン全店制覇への道」 弘明寺~井土ヶ谷エリアにオープンした新店「田上家」「新岡商店」の2店舗をご紹介
ライター:クドー・シュンサク
昨年まで住んでいた目黒区のとある街には「家系」のラーメン屋がたくさんあった。
その前に住んでいた港北区の街には「家系」のラーメン屋がひしめきあっていた。
それより前に住んでいた井の頭線の街には「家系」のラーメン屋にプロレスラーがいつもいると聞いた。
横浜発祥とされる「家系ラーメン」も、いまはあらゆる場所であらゆる味が楽しめる。
そんな「家系」の新店、京浜急行線沿線にある名店出身と噂されるお店に行くとのこと。マーコと名乗る、筆者の視点ではほんのり謎なお兄ちゃんもやってくる。それからこの企画も20回目になるようです。
では、新店の味、いただきます。
今住んでいる街に「家系」の店は無く、先日「家系」ではなく家の前で発砲事件がありました。
生ガラの鮮やかなコクとパンチのある醤油「田上家」
家系全店制覇、1軒目の「田上家」さんから。
到着しました
創業は2014(平成26)年10月。家系の名店(店名は明かせないそう)を3軒、計7年の修業を経て開店。
京急線弘明寺駅から歩いて5分ほどに位置する。
おじゃまします
店主の田上州(しゅう)さん(お顔は撮影NG)
快活で気合いの入ったかっこいいアニキ風情の田上さん。
こだわりは直系を思わせるビシリとした濃厚でパンチのあるスープ。豚骨は生のガラを使用し、臭みのない濃厚な品の良い仕上がりを掲げる。
弘明寺という場所を選んだのは「横浜で店をやりたかったので、知人の紹介でココを選びました。立地は良くないですが、家賃を極力おさえて、その分スープに生ガラを存分に使って、良い味を作ることに専念したかったんです」とのこと。
肉がびっしり残る生ガラが田上家の美味いスープの秘訣
マーコ代表の生ガラチェック
ラーメンを注文。しばし待つ。動きと手際に無駄がなく、見ていて安心する田上さんのラーメンさばき。期待がそぞろと顔を出す。間もなくラーメンができあがる。
ラーメン(並:700円)と
チャーシューメン(並:850円)
いただきます
直系を彷彿とさせる、ガツン濃厚ビシッと醤油のスープは強い。かなり筆者の口には合う。とにかくスープが強く、そして生ガラの濃厚なコクは鮮やかな味わいと口当たり。豚モモ肉を吊るし焼きで仕上げたチャーシューは、肉の旨みが噛むほどにジュワリと広がる絶品。ホウレン草もちゃんと温かいのが良い。
田上さんは「ラーメンはアツアツが美味い」と、強いラーメンをしっかり美味しく味わってもらうことが信条と強く思えた。
なんだろうか、この味、やみつきにさせられてしまいました。
田上さん自信の味玉(100円)は味・香り・食感に非凡さがうかがえました
カウンターの上にはおろしのニンニク・ショウガだけではなく、行者ニンニクと刻みショウガなども並んでいました。
マーコチェックはというと
のちほど紹介します。
個人にはかなりアレでした
田上家、直系ビシリの鮮やかな味、かなりクセになりました。
それでは田上家のラーメンについて、マーコ代表と3つのチャートの5段階でどうぞ。
インパクト:マーコ代表 ★★★★☆ クドー ★★★★☆
やみつき:マーコ代表 ★★★☆☆ クドー ★★★★★
総合力:マーコ代表 ★★★★☆ クドー ★★★★☆
マーコさん総評
直系を彷彿とさせる醤油前面型のスープにしっかりとした鷄油感と豚骨感が主張し、まさに王道の味わい。オープン当初に存在した嫌な甘みは程よく抑えられていた!
さらに、これまた王道の酒井製麺のモチモチ麺がレンゲのみならず箸をもノンストップにさせてくれ、もはや井土ヶ谷、弘明寺エリアの家系ラーメンナンバーワンの戦闘力(=うまさ)だ。なお、お決まりの海苔巻きライス(ラーメンの海苔をライスに巻く)も相変わらずのスーパーサイヤ人並みの戦闘力である。
以上、田上家でした。
スカウターがボフッとなるくらい納得の一杯はおすすめです。
なお、田上家さんからトッピング無料特典をご提供いただきました。
詳しくは次のページでお伝え致します。