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年末年始に食べるべき極上の一皿
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横浜のココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」オリジナルティ溢れる家系ラーメンの新店「どんとこい家」「神田の風」の2店舗をご紹介

ライター:三輪 大輔 (2015年07月10日)

最近、ウッつん(編集部・宇都宮)の様子がおかしい。

ある日の取材終了後「家系ラーメンでも、食べに行きましょうか?」というウッつんの誘いに「家系はあんまり興味ないんで、焼肉にしませんか?」と言ったときであった。

 


仕事終わりのビールはうまい!! 


謎の声「・・・な・・・め・・・」
ウッつん「・・・い、今・・・何か聞こえませんでしたか?」

突然、おかしなことを口にするウッつん。筆者にはなにも聞こえてはいない。

普段から、おかしいとは思っていたが、ここまでおかしくなるとは思わなかった。だいたい、はまれぽ編集部にはおかしな人しかいないという認識はあったが、入社2ヶ月でウッつんまでやられてしまうとは・・・。でも仕方がない、付き合おう。謎の声が聞こえるという設定に。

 


・・・おかしい


謎の声「・・・家系・・・を・・・なめ・・・る・・・なよ」
(※ウッつんにはこう聞こえているよう)
宇都宮「・・・こ、この声は!! ま、まさか・・・。や、やっぱり、あの人か!! これは家系ラーメンを食べないとマズイことに・・・」

 


家系ラーメンのイメージ(※フリー素材)


・・・どうやら、ウッつんは筆者にどうしても家系ラーメンを食べさせたいようだ。もうすぐ筆者は33歳になる。ウッつんも36歳だ。いい大人がこんな小芝居をしてどうする。・・・だが仕方がない、一度始まった以上トコトン付き合おう。この茶番のような展開と、新たなるラーメン企画に! 

ということで「紅ショウガば入っとらんラーメンは、ラーメンじゃなか!」という博多っ子の筆者は、ウッつんと謎の声に導かれるようにして、ある場所に向かった。




天王町の新店「どんとこい家」に突撃!

相鉄線「天王町」駅から徒歩5分、松原商店街にもほど近い場所にある「どんとこい家」にやってきた。
 


KARAOKE BAR ZERO・・・ここがお店
 

「ラーメン」の看板はあるもののパッと見はとてもラーメン店とは思えない


2階にあるという「どんとこい家」であるが、看板が「KARAOKE BAR ZERO」となっている。ウッつんいわく「普段はカラオケバーなんですよ。午前11時~午後3時の間だけラーメン店として営業しているから、昼時以外は食べることのできない、かなりレアなラーメン店ですね」とのことだ。

ただ内心、バーが作るラーメンに不安はある。そんな懐疑的な筆者に構うことなく、ウッつんは階段を登っていく。
 


ビルの前に置かれた小さな看板だけが店の手掛かりになる
 

夜の香りが漂う、おしゃれな店内


2階にある店の扉を開くと、店内はバーカウンターやダーツなどもあり、ラーメン店とは思えない景色が広がっている。出迎えてくれた店主の飯塚祐太(いいづか・ゆうた)さんは28歳と若いが、超有名ラーメン店などで6年間働いた経験を持つ。
 


「どんとこい家」の店主、飯塚さん


「どんとこい家」は2015(平成27)年5月14日にオープンしたばかりで、まだ新しい店である。なぜバーなのにラーメン店をやろうと思ったのだろうか。その理由について飯塚さんに尋ねてみた。

「バーをやって3年になります。だけどいつかはラーメン店をやってみたいと思っていたんです。店の営業時間が終わった後、ずっとスープなどを開発していて、試行錯誤の末『これはイケる!』という手応えのあるスープが出来たので、昼間はラーメン店をすることにしました」

・・・なるほど。とても興味の沸く話だ。だけど青春時代、とんこつラーメン一本で過ごしてきた筆者には「家系? どこも変わらんばい!」という気持ちもある。そこで実際に食べてみて確かめてみることにした。

 


ラーメンといえば、やっぱり豚骨ラーメンったい!


その時である。不遜な態度を続ける筆者は刺すような視線を感じた。ふと顔を上げると、そこには「家系ラーメンをナメんなよ!」と怒る神奈川ラーメン界の帝王・マーコ氏がいた。
 


神奈川ラーメン界のフリーザ・マーコ氏が、3ヶ月ぶりに復活!


どうやら、冒頭のウッつんの茶番で聞こえていた謎の声の正体はマーコ氏だったようだ。ラーメンコンサルタントとして、家系ラーメンに並々ならぬ愛情を注ぐマーコ氏は、家系に敬意の欠片も見せない筆者が許せない。そこで今回「家系のイロハを叩き込んでやる!」ということで、期待の新店をピックアップしてくれたのだ。その1店目が「どんとこい家」ということなのである。

平たく言えば、マーコ氏とウッつんがタッグを組んで、家系初心者の筆者を「ギャフン」と言わす企画だ。なるほど・・・ウッつんはただおかしくなったわけではなかったのだ。

家系ラーメンのうんちくを語り、強制的に魅力を伝えようとしてくるマーコ氏の話を聞いていると、ラーメンが運ばれてきた。そこで早速試食をしてみることに。
 


周囲においしそうな香りが立ち込める。 一杯なんと500円
 

マーコ氏の厳しい視線と逆光の中、いただきます!


まずはスープを一口飲んでみる。すると次の瞬間、パンチの利いた濃厚さに襲われた。
 


箸が止まらない!!


すぐに2口3口と口に運びたくなり、濃い味に舌がわしづかみにされてしまう。豚骨の重量度がチャーシューやホウレンソウ、ぶつ切りのネギにも染みわたっていて、太い麺と濃厚なスープとの相性も抜群に良い。器の全てから濃厚な味わいを感じる。
 


人は本当に美味しいものを食べると、こんな表情になるのか


・・・こんなに家系ラーメンが美味しいなんて知らなかった! そこで飯塚さんに「どんとこい家」のスープの秘密について尋ねてみた。

「うちはバーなので、ラーメン店のような大きいキッチンがないんですよ。家庭用キッチンで懇意(こんい)にしている精肉店から豚肉などを買ってスープを作っています。だから、あまり量は作れません。だけど一から気合を入れて、濃厚スープを作り上げています。量は少ないけど、安売りをするつもりもありません」
 


家庭用キッチンに寸胴がおかれスープは作られる


キッチンを覗いている間に、マーコ氏の前にもラーメンが並んでいた。
 


厳しい表情でラーメンを見つめるマーコ氏


一口スープをすすったマーコ氏は「まさに濃厚系カテゴリーのトップクラスに位置する濃厚スープだね」と語ると、次のように続けた。

「もはやラーメン専門店でも、充分に戦っていける戦闘力を持っています。麺もかなりの太麺のため、一見スープとの絡みが悪いかな・・・と思いきや、スープに濃度があるために絡みも抜群ですね」

・・・と、かなりの高評価である!
 


マーコ氏も、麺が進む、進む


ちなみに、ウッつんは「毎日でもイケる! ネギがざく切りで入ってて食感にも飽きがこないから毎日でもイケる!! ワンコインという価格設定も嬉しいし、毎日でもイケる!!!」とのことだ。

「どんとこい家」ではラーメン以外にも炒めたネギとチャーシューをご飯にのせた「ネギチャ丼」(300円)などのサイドメニューも豊富で人気があるという。

すると何を思ったか、ウッつんが「じゃあ、それも!」とオーダーをしだした。理由を尋ねてみると「食後のデザートを頼んでなかったから・・・」とのこと。ウッつんにとってはネギチャーシュー丼さえデザート扱いなのか・・・それなら仕方がない!

そこで「ネギチャ丼」も食べることに。
 


ネギチャ丼もなかなかのボリュームである


「ネギの辛さとチャーシューの相性が良くて何杯でもイケる!」と驚くウッつんに誘われて、筆者も食べてみたが、確かに細切りのチャーシューとネギの辛さは絶妙だ。マーコ氏も「ネギチャーシュー丼もラーメン専門店で出せる味ですね」と高評価。
 


階段を上った後は、この看板が目印!


最後に飯塚さんは店のビジョンについて、このように語っていた。

「利益は考えていません。旨いと思ってもらえるラーメンをリーズナブルに提供していきたいんで。そういう気持ちを『どんとこい!』という店名にも込めました」

・・・家系をなめていて、すいませんでした。ごちそうさまです!
 


「次は三ツ境ね」と言うと、マーコ氏は襟足をいじりながら消えていく


1軒目で早くも家系の魅力に気がついた筆者にマーコ氏も満足の様子だ。そして2軒目に向かおうとした時「次は三ツ境のラーメン店だから」と言い残すとマーコ氏は去っていった。
 
 
 
三ツ境の新店・・・いったいどんな店なのだろうか? 
 

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