横浜のbar the worldにある「ジョジョの奇妙な裏メニュー」には何がある?
ココがキニナル!
横浜駅東口のbar the worldにはジョジョの奇妙な裏メニューがあるらしい。どんなメニューがあるのでしょうか。(yagishitさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
キャラクターやストーリーを元にイメージされた、ドリンク約200種とフード7種があります。こちらから言わないと出されない、まさに裏メニューです。
ライター:河野 哲弥
覚悟はいいか?俺はできてる
横浜駅東口を出て、横浜中央郵便局を抜けるように進むと、やがて万里橋へ出る。
その先には、道路に囲まれた三角州のような一角があり、個性的な飲み屋やBARが集結している。
今夜の舞台は、その先端にある一軒のショットバー「bar the world」である。
いざ、扉を開けてみよう。
手前の一枚扉を開けて、2階へ進む
どんな”世界”が待っているのか
ノックしてもしもお~~~し
BARを切り盛りするのは、3人の古い友人仲間。
誰が店長ということでもなく、共同経営というスタイルを取っている。
カウンターには12のスツールが並ぶ
このお店を開いたのは2007年の9月。
それまでは、それぞれが別の飲食店で調理やバーテンダーとして働いていたが、この場所に空きが出たのをキッカケに、自分たちの店を持とうと考えた。
そのコンセプトは、世界中の珍しいお酒が楽しめること。
品ぞろえはウイスキーがほとんどだが、中には「METAXA」という珍しいギリシャのブランデーなどもあり、その種類は約250ボトルを数える。
中央の白いボトルが「METAXA」
店名となっている「bar the world」の理由のひとつは、このコンセプトにある。
一方、共に30代前半である彼らには、少年時代に夢中になっていたマンガがあった。
それが「ジョジョの奇妙な冒険」である。
ドゥー ユゥー アンダスタンンンンドゥ!
「ジョジョの奇妙な冒険」。
1987年から2004年にかけて、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に掲載されていた、荒木飛呂彦氏による作品である。(2005年以降は「ウルトラジャンプ」に掲載)。
その内容は、主人公であるジョースター一族と、吸血鬼の家系であるディオやその後継者たちの戦いを描いたもので、全八部構成というロングラン作品となっている。
その独特の世界観と緻密な描写は、2006年、文化庁が企画した「日本のメディア芸術100選」のマンガ部門で、第二位に選ばれるほど。
また、作品の人気に火をつけたのは、三部以降用いられた「スタンド」というモチーフだ。これは、「生命エネルギーが作り出すパワーある像(画集『JoJo6251[荒木飛呂彦の世界]』より)」のことで、特異な能力を利用して、自分自身を守るばかりか敵をも攻撃する。
その三部に登場するのが、スタンド名「ザ・ワールド」を駆使する強敵「ディオ」。
店名「bar the world」のもうひとつの理由になっている。
そんな同マンガへの思い入れが表れているのだろう。
店内を注意深く見てみると、こんな「ジョジョ・グッズ」を発見することができる。
一見、「ジョジョ・グッズ」とは気づきにくいが
その多くは、お客さんが持ってきたものだという
最高に「ハイ!」ってやつだァァァァ
「bar the world」が扱うお酒の中で、特に力を入れているのが「メーカーズマーク」というバーボンウイスキー。横浜で最もボトルを販売した店として、同社から「EMBASSY MEMBER」の賞状を受けている。
また、ウイスキーなどの香り付けに使われるピートを使用したスモーク各種など、本格的なディッシュの用意もある。
テーブルを兼ねた、「メーカーズマーク」のノベルティ