ネット上に情報がたくさん

願い事が叶うお店が新百合ケ丘にあると言う。山や神社、井戸等で知られるパワースポットのような話だが、実際に調べてみるとインターネット上からたくさんの情報が得られた。
　

新百合ケ丘駅を出てすぐの場所に店はある

お店の名前は「Curry & herb Cherry blossom（カレーアンドハーブ　チェリーブロッサム）」。
非常に狭いカレー屋さんで、訪れると願い事が叶うと言われている不思議なお店だそうだ。

どんなきっかけで、パワースポット化したのだろうか。また、どんな願い事でも叶うのだろうか。
さっそく、新百合ケ丘駅に向かうことにした。

願い事を決める

願いが叶うお店に行くならば、何か願い事を決める必要がある。
しかも、なるべく結果が明確に出るものの方が良い。

ということで駅を降りてまず向かったのは…。
　

駅近くにあった宝くじ売り場

毎月お金に困っている私は、ナンバーズ3に望みを託す事に。
　

1口200円のナンバーズを2口購入した

　
買った当日に結果が分かるナンバーズ。

カレー屋に行く前に券を購入し、店で願い事を唱え、夜には当選の知らせを受けるという算段だ。上手く行けば10万円以上のお金が手に入る。その場で買ったナンバーズを握りしめ、早速お店に向かうことにした。

明るいお母さんがお出迎え

改札を出て右手の方へ進むと、目的のお店が階段の裏に見えてくる。

階段の下に店が入っている

階段の下のスペース。面積も小さく通常なら出店するような場所では無いが、確かに「Cherry blossom」と書かれたお店がそこにある。この立地だけを見ても、既に不思議なお店だと言えるだろう。
　

お店の正面

場所が場所だけに分かりにくいが、マクドナルドを目指すつもりで歩いているとガラス窓のお店があるので参考にしてもらいたい。
　

店内はカウンターのみの6席

外観からの想像通り、店内は6人も入れば満席となるほど狭い。
お客さん同士の距離も近く、店を切り盛りするママとの距離も近かった。
　

店主の松井さん

店に入ると「どうします？ハーブもあるけど、いつものにする？あれ？初めてだっけ？」と流れるように声を掛けられる。私が初めてであることを告げると、丁寧にメニューの説明をしてくれた。なかなか明るく好感の持てるお母さんだ。
　

ハーフ＆ハーブ（1500円）。値段はちょっと高め

初心者の方に勧めるという「ハーフ＆ハーブ」というカレーをいただくことに。
写真右半分がハーブカレー、左半分が野菜を煮込んだビーフカレーになっている。

注文をすると、松井さんから「このカレー、癖になるからまたすぐ来たくなるけど大丈夫？」と尋ねられた。
よほど腕に自信がないと言えない言葉だ。

これらのカレーはとにかく手間がかけられている。材料の種類がとにかく豊富で、ハーブカレーの方は12種類のハーブを、ビーフカレーの方は12時間かけて炒めた玉ねぎをはじめ、人参、茄子、キャベツ、セロリなどとれたての地場野菜5種類を煮込んだ特製品なのだ。

業務用のルー等は一切使わず、3、4日かけて仕込んでいるのだそう。
　

近くの仕込み場でじっくり手がかけられた後、厨房にカレーがやってくる

元々、ご主人が亡くなるまではフレンチのお店を経営していたという松井さん。
「ホテルのカレーでもここまで手をかける事はそうそう無いんじゃないかしら」と言う。

発汗作用のある野菜をたくさん煮込んでいるので、実際に食べると身体の芯から温まるのが分かる。
多量のスパイスで、やたらと汗が出るのでなく、じっくりと温まる非常に気持ちのよいカレーだ。

ちなみに他には、ビーフカレー（1200円）、チーズカレー（1400円）、ベーコンカレー（1500円）、カツカレー（1700円）、ステーキカレー（3000円）、ハーブカレー（1300円）、ハーブ＆ベーコン（1500円）などがある。
　

余計な油を使っていないので、水洗いだけで汚れが落ちる

カレーを食べ終えると、レモングラスというハーブティーを出してくれた。
　

自家製のレモングラスを使っている

美味しいカレーに満足したわけだが、本来の目的は願い事を叶うのは本当か？ということだ。
そこで、その方法やパワースポットと言われる理由について聞いてみた。