江戸時代の宿場町で有田と名古屋の文化に触れる。はま旅Vol.75 「江田編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第75回は、東急田園都市線「江田駅」。江戸時代の宿場町で有田と名古屋の文化に触れ、居合・抜刀道を見学。
ライター:吉田 忍
有田焼日本最大級の品揃え「有田陶芸倶楽部」
江田駅前に戻ってあざみ野方面に進むと「有田焼品揃え日本一」というのぼりを見つけた。そこは有田陶芸倶楽部。有田焼専門店「ギャラリー有田」や「レストラン器楽」などが入っている。
2000年度建築デザイン部門、グッドデザイン賞受賞の建物
取材をお願いすると「12月で閉店なんですが…」との返事。
有田以外でこれほどの有田焼が揃うところは日本中でもここだけとの事なので、閉店は残念だけれども読者の皆さんにセール情報をお知らせできると思い、お話をうかがった。
建物の入り口にものすごいミニクーパーがあって、まず驚く。
有田焼の特徴ある絵柄、質感も有田焼っぽい
ミニクーパー生誕40周年記念イベントに日本代表として作られたもので、有田の絵師によって手描きで仕上げられている。
3500点が展示販売されている広い店内
「9月から全て3割引になります」とのこと。
人気があるのは、普段使いにできそうな3000円くらいのお皿。高価な芸術品もあるが、手頃なラインが数多くそろっている。
有田焼の定番、藍の染付。いつもの晩ご飯も美味しく見えそうだ
一番高価な壺。大きさも見事だが、価格も500万円と、お見事!
「壺など美術品は、さらにご相談ください」とマネージャーの杉千奈美さん
我が家には高級な器などひとつもないので、せめて使わせて頂こうと、2階にある「レストラン器楽」へ。2500客のコーヒーカップから気に入ったものを選べる。
壁面にずらりとならぶカップは見るだけでも楽しい
ちょっと渋めの器を選んでみた。コーヒーは600円
ケーキ皿も有田焼。ケーキセットは1000円。レアチーズケーキはふわふわで美味
デコレーションも焼き物の染付のようで美しい。
有田陶芸倶楽部で見逃せないのはトイレ。なんとトイレ本体が有田焼なのだ。ただし女性用のみで、男性用は手洗いだけ有田焼。
これは女性用。女性にお願いして撮っていただいた
豪華な気分でサッパリしたら、再び江田散策に出発!
珍しい「さるすべり」の街路樹