ランドマークタワーを翔け上れ! ライター松宮が地下3階から69階まで何分かかるかチャレンジ!
ココがキニナル!
ランドマークタワーって階段で登れますか?登れるところまで登ったとして、成人男性でどのくらいの時間がかかる?階段は何段あるの?(brooksさん、HyperNattohさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
松宮&編集長吉田はこれまでの人生にないほど息切れしながらも休みなしで階段を上り、ともに24分でゴール!ちなみに階段の段数は1540段だった!
ライター:松宮 史佳
いよいよスタート!
(つづき)
最初は軽快に話しながら上る3人。だが、しかし!
1階ですでに息が苦しい。最初に息が上がったのは吉田氏。とはいえ、松宮も上がっている。
1階付近で「階段から落ちて来ないでよ・・・」と吉田氏の背中に訴える
まだ1階なのにかなりキツイ。しかしまだまだ始まったばかり。残りを考え、気が遠くなる。
地下3階から1階までは55秒で通過
3階を過ぎるころには会話も途切れがちに。菊池さんのオフィスがある15階までなんと、3倍もあるのだ! 信じられない・・・。と、ここで吉田氏に異変が!
日ごろの運動不足がたたり、「太ももがイタイ!」と叫ぶ
スーツ&革靴で69階まで上るって「無謀すぎるって言ったじゃん!」「だから準備運動しとけばよかったのに!」と松宮。「いーんだよ、俺は!」と譲らない吉田氏。
松宮は体には変化なし。だが、松宮唯一の身体的弱点“呼吸器系”がイタイ。しかし、止まるわけにはいかない。ただ淡々と上っていく。
「はあっ・・・はあ・・・」2人の息切れはどんどん激しくなっていく。これで69階まで上れるのか!?
頑張って吉田氏のすぐ後ろにつく
10階の通過タイムは3分56秒
1階から10階までかかった時間は約3分。
ものすごく息が苦しいのに、時間的にはスタートして「4分ほどしかたっていない!」という、この恐ろしい事実。69階まで上ったら「どれだけかかるんだろう・・・」いや、深く考えるのは止めよう。
一歩一歩、階段を踏みしめるように上っていく。
と、ここで15階に到着。「頑張ってください」と菊池さんが去る。
妙にうれしそうな菊池さん
「ここでゴールか・・・」「いいな」心の中で呟く松宮。
「仲間が1人去った・・・」と寂しげな瞳で菊池さんの背中を見つめる
松宮と吉田氏、ついに2人だけに!
20階に到達! でもすでに限界が!
吉田氏:「はあっ・・・はあ・・・」しか言葉が出ねーな
松宮:・・・うん
吉田氏:お前、ダンスやってんのに息が上がってんじゃん!
松宮:・・・うん
心身ともにまったく余裕がない松宮。もはや「うん」しか言葉が出ない。
そんななか、20階に到達。
20階の通過時間は7分13秒
10階から20階を上るのにかかった時間は3分57秒! 1階から10階を上るのにかかった時間に比べ、55秒ほど遅くなっている。
日ごろ、運動しているせいか、体は痛くない。だが、長距離は苦手なせいもあって、とにかく息が上がる。こんなに息が上がってるのに「まだ20階か・・・」茫然とする松宮。
69階の約半分=35階まで行ったら「ちょっと休憩しない?」と吉田氏に言おう。吉田氏も相当バテているので「休憩するぞ!」と言うのではないか。
とにかく「35階まで頑張ろう」と自身を奮い立たせる。
ついに30階! 約半分の35階まであと5階!
30階の通過時間は10分28秒
20階から30階までかかった時間は3分15秒ほど。息が上がっている体の反応とは別にペースが早くなってる! 体が慣れてきたのか? ナゾのリアクションだ。
続けるか止めるか、の分かれ道35階
とはいえ、息切れはどんどん激しくなる(特に吉田氏)。ここまで一回も休まず、ひたすら上り続けてきた松宮&吉田氏。
ついに“休憩(松宮予定)”の35階が!
・・・あれ? 荒々しい息遣いながらも35階を過ぎて行く吉田氏。・・・そうか、吉田氏は「もう休憩する気がないんだ」「一気にゴールまで行く気なんだな」と悟る。確かに一度休んだら“体が動かなくなりそう”。ここは休まずに行った方がいいのかもしれない。
これでまだやっと半分とは・・・。気が遠くなるが、進むしかないのだ!
頂点を目指して!!!
43階で松宮に異変が!
40階を過ぎたあたりから気管支の辺りが本格的に痛くなってくる。
松宮は超健康優良児。しかし、過去に扁桃炎で入院したり、肺炎になったりと唯一呼吸器系は弱い。人間は疲れるとやはり一番弱いところにくるのだ。
40階の通過時間は14分02秒
30階から40階までかかった時間は4分04秒。ここへきて1分近く遅くなってる!
気管支の辺りを押さえながら階段を上っていると・・・
43階を過ぎてむせてしまう
・・・なんだか咳が止まらない。人生でここまで使われたことがない、松宮の呼吸器が驚いているのだろう。
どう見ても吉田氏の方が“息が荒い”のだが、やはり男女の体力の差だろうか。
徐々に吉田氏から離れていく
少しずつ離れていく吉田氏の背中を見てハッとする松宮。このまま置いていかれたら1人で上らなくてはならないんだ・・・
ここまでなんとか上ってこれたのも、相手が上っているという気持ちがあったから。代わり映えのしない風景の中、1人で階段を上るのは絶対ムリ。
ここが頑張り時! 離されたら“1人階段&孤独地獄”が待っている! わずかに残った力を振り絞り、吉田氏について行く。