横浜港に初入港した豪華客船「クイーン・エリザベス」を徹底レポート!
ココがキニナル!
2014年3月に横浜港にて、あの有名な豪華客船「クイーン・エリザベス」が日本初寄港する予定です。寄港の現地レポートをぜひ行ってください!(5656さん、ほか多数のキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜港に初入港した豪華客船「クイーン・エリザベス」は、船内すべてがまさに英国。その伝統や格式に市民見学会の参加者から歓声が上がっていた!
ライター:吉澤 由美子
ボックス席のある劇場やパブ、社交ダンスを楽しむボールルーム
「クイーン・エリザベス」の客船運航会社である「キュナード・ライン」は、1840(天保11)年に大西洋横断定期船運航を開始した歴史を持っており、また英国王室公認の郵便事業を担ってもいたことから、船の名前に女王の名前を冠することを許されている。そのため、船内にはその歴史を感じさせる装飾が多い。
エリザベス女王の肖像画が飾られていた
デッキ2には「キュナード・プレイス」というコーナーがあり、ここにはキュナードと英国王室のつながりを示す写真などが飾られている。
モノクロの写真に時代を感じる
先にはその名も「クイーンズ・ルーム」という社交ダンスのためのボールルーム。そこには「クイーン・エリザベス2」に飾られていたエリザベス女王の胸像もある。
若き日のエリザベス女王
なお、キュナード・ラインの方によると、先代の船については「クイーン・エリザベス2(ツー)」と呼ぶのが正しく、「セカンド」「二世」と呼ぶのは間違いだそう。また、今回の「クイーン・エリザベス」に「3」が入っていないのは、現在のエリザベス女王が二世であることから、それを追い越す数字をつけることを避けたのではないかとのこと。
「クイーンズ・ルーム」。奥のステージには生バンドが入る
数ある豪華客船の中でも、ドレスコードのある日のタキシード&ドレス着用率がとても高い「クイーン・エリザベス」。社交ダンスも盛んで、それを楽しみに乗船する人も多いとか。
デッキ2の船首方向に進むとカジノがあった。
豪華客船といえばカジノ
カジノの中央は天井が吹き抜けになっていて、大きな時計が古き良き時代の雰囲気を醸している。
カジノの吹き抜け。優美なアールを描いた手すりがエレガント
カジノの脇には英国の香り濃厚なパブもある。
英国式パブの「ゴールデン・ライオン」
バブにはエールやフィッシュ&チップスのような英国の伝統的なメニューがそろう
さらに船首の方は「ロイヤル・コート・シアター」がある。約700人を収容できる劇場で、プライベート・ボックス席があるのが特長。
3層吹き抜けのシアター
意外なことにボックス席は特別なショー以外は基本早いもの勝ちだそう。
また、上階のデッキ3にはショッピングモールがあり、免税品が並んでいる。
カジノの上のショッピングモール。寄港中はクローズ
モールから船尾の方に向かうとアート作品が並ぶギャラリーがあった。
ギャラリーの作品を購入できるというあたりが豪華客船らしい
デッキ4~8は船室なのでそこを飛ばし、次はプールなどのあるデッキ9に向かう。
エレベーターもアールデコの意匠