【1000ぶら番外編】銭湯に入浴して1000円を使い切れ!ライター松宮が南区の銭湯に突撃!
ココがキニナル!
横浜市内の銭湯にフラッと立ち寄る「銭ぶら」をお願いします。(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
南区の「仲乃湯」ではゆったりと露天風呂を満喫し、松宮、ならぬ松“美”湯では薪で沸かしたまろやかな湯を心ゆくまで堪能した!
ライター:松宮 史佳
いよいよ浴場内へ!
大枠の建物は創業時のままだが、「今から17年ほど前に銭湯を改修した」と教えてくれる髙野さん。
それまで50個だったカランを半分の25個に減らし、ゆとりのある空間に
「(通常の建物の)3階分はありそう」と思わせる脱衣所より高い天井
浴槽には座ってジェットが体感できる風呂や電気風呂、薬湯などがある。通常、湯の温度は46度。体感すると「44度くらい」とのこと。薬湯はゆったりと入る人が多いので「42度」とぬるめに設定してあるそうだ。
薬湯は、髙野さんご自身が好きだったという理由で始めたそう。ちなみに薬湯は日替わり。なので、毎日違う薬湯が楽しめる。ちなみに人気の薬湯は「ラベンダーやブルーベリー」。
脱衣所には薬湯のスケジュールが貼られているが、「近ごろ更新はサボり気味(by髙野さん)」
さわやかな香りのペパーミントの薬湯は、ジメジメしたした梅雨時期にぴったり!
もう一種類の薬湯を混ぜるので、実際はエメラルドグリーンになる
ペパーミントの香りに酔いしれていると・・・「ワンワンワン!!!」というけたたましい鳴き声が!
え!? まさか・・・銭湯に犬? 「いるわけないか」と思い、振り返ると・・・
いた! 髙野さんの飼い犬:レン君
今までの銭湯人生で一番驚いた瞬間だった!!!
壁には絵ではなく、モザイクタイルが飾られている。
一見ペンキで描かれた絵かと思いきや、九谷焼のモザイクタイルでつくられた秋川渓谷
ふと、洗い場を見ると、何やらタイル絵が! 髙野さんにモチーフが何か尋ねると「はなさかじいさん」らしい!
「はなさかじいさん」を眺めながら体を洗えるのは、なんだか楽しい!
超大作、城の絵もある!
同じく17年前に改修して造ったという立ちシャワー。
ハンズフリーで頭や体を洗えるのでラク!
やっぱり桶は“ケロリン!”
洗い場を歩いていると、薄い板のような椅子を発見! 髙野さんによると、製造元がなくなってしまったため、「(この椅子は)今あるだけ」とか。・・・貴重だ。
レトロな色といい、薄い形がおもしろい椅子
続いていよいよ露天風呂へ!
創業時には「露天風呂はなかった」と髙野さん。「ほかの銭湯とは何か違うことをしたい」との想いから、もともと所有していた庭を利用し、露天風呂を造った そうだ。「仲乃湯」はしっかりとした垣根を設けているものの、住宅にかなり近く接している。そのため「風呂場が外から見えてしまうかもしれない」と懸念 し、「露天風呂は男湯のみ」にしたんだそう。
岩づくりの贅沢な露天風呂
外にあるため、湯の温度もぬるめで「42度」。ゆっくり浸かってくつろげそう!
キニナル露天風呂を後にし、女湯へ!
女湯はどんな感じ?
男湯とは異なり、女湯の脱衣所はピンクなどが使われており、やわらかい感じ
お話を伺いながら、ふとあるモノが目に留まる。・・・これは一体!?
「髪を乾かすドライヤー(by髙野さん)」今も現役
・・・ここで浴場内へ。ああっ! 男湯とはタイル絵が違う!
女湯のタイル絵は島根県の宍道湖(しんじこ)の朝日!
オレンジ色をメインにしており、なんとなく南国風なイメージ。
残念ながら女湯には露天風呂はない。だが、「美人の湯」なるものがあるらしい!
キニナル美人の湯へ
・・・「美人の湯(通称:岩風呂)」は「外から見えないように」という配慮から壁で覆われている。露天風呂の開放感とは異なり、ゆったりと落ち着く感じ。
岩風呂は落ち着ける感じがイイ!
「仲乃湯」のレトロ&情緒あふれる魅力を満喫した松宮。今回は特別に男湯の露天風呂に入らせていただくことに!
露天風呂に入浴
ここで入浴料金450円をお支払いする
残金は550円。
普段は入ることのない、男湯の脱衣所でドキドキしながら着替える。そしていよいよ露天風呂へ!
・・・露天風呂は岩づくりになっており、どこかの温泉に来たみたい!
ゆったりと旅気分を味わう
湯もぬるめで松宮にはちょうどいい。
湯上りにはやっぱり・・・
コーヒー牛乳! なんと15年ほど値上げせず、100円のまま!
湯上りのコーヒー牛乳は最高
コーヒー牛乳を購入し、残金は450円。あと一軒は銭湯に行ける!
髙野さんによると、同じ南区に松宮・・・ならぬ松“美”湯という銭湯があるらしい! 何かの縁を感じた松宮。早速行ってみることに!