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米軍から返還された泉区の深谷通信所。今後どうなる?

ココがキニナル!

泉区と戸塚区にまたがり、6月30日に米軍から返還された国有地の深谷通信所の跡地はどうなる?(象の鼻さん、tamagoさん、takechanさん、あっくんしょうちゃんさん)

はまれぽ調査結果!

2015年3月末までに「跡地利用基本計画」の策定を目指し検討中。跡地利用の有力候補として「自然・スポーツ・文化の円形緑陰空間」があがっている

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ライター:コハル

キニナル今後のスケジュールは・・・



これらはあくまでも現在の「方針」であって、「決定」ではない。現在あがっている意見をベースに、今は庁内で跡地利用基本計画策定に向けて検討中だという。

庁内での検討で跡地利用基本計画の考え方をまとめたうえで、地元の皆さん(泉区深谷通信所返還対策協議会や泉区民、戸塚区民)や市民の皆さんの意見を伺いながら跡地利用基本計画策定するという。
 


とてつもなく広い公園ができそうだ

 
そうなると、次に気になるのは今後の具体的なスケジュールだ。
2015年3月に方針が決定したとして、市民がその施設を利用できるようになるのはいつくらいからなのだろう。

「もちろん一日でも早くという気持ちで取り組んではいますが、具体的にいつまでという期日はまだ決定できません。跡地利用基本計画が確定したら、その内容に基づいて今後の細かなスケジュールを練っていく予定ですから」と片川さん。

なるほど。確かに計画が決定しなければスケジュールも読めないというわけだ。
 


すべては計画が決まってから

 
しかし、だいたいでもいいので、いつぐらいになるのかについて、片川さんに尋ねた。

片川さんは、「防衛省が土壌調査などを行う予定です。仮に公園にすることが決定したら、関係する部局と調整しながら公園基本計画をつめていくことになります。都市計画に位置づけるので、環境アセスメントの手続きにも数年を要するでしょうし、土地を更地にする場合も、物を設置した当人に撤去してもらうことになるでしょうから、時間はかかるかもしれませんね」との見方を示した。
 


環境評価なども重要な手続き

 
どのくらいの時間がかかるのかは読めないが、長期化計画にはなるようだ。さらにキニナル、お金のことについても聞いてみた。

「費用についても、現段階では何とも言えません。今回返還された土地は国から横浜市が買い取るという形になりますが、『返還財産の処分条件』というものが設定されています。返還後の土地を何に利用するのかによって、買い取る金額が変わってくるのです」と片川さん。

片川さんによると、道路として利用する場合は無償だが、公園として利用する場合は全体の3分の1が有償という。つまり、どこまで道路を整備し、どの部分を公園にして、公園以外に施設はどうするかによって全体の費用が変わるということだ。

取得費用についても「財務省との今後の協議によって決定する予定です」だという。
 


関係省庁との協議が必要となる

 
ちなみに、現在この土地をスポーツや菜園として利用している人たちは、もうしばらく利用を継続することができるそう。
 


深谷基地の菜園や野球場の位置関係

 
返還がなされる2014(平成26)年6月30日までは、米軍と各利用者が契約を結んで土地を利用していた。返還後はその契約が切れたわけだが、その点は利用者は事前に了解しているという。

ただし急な話であったため、現在は深谷通信所を所管する防衛省と利用者が新たに契約を結び、2015年3月末日までは利用を継続できるという契約になっているそうだ。