川崎の薬局から世界へ! 主婦の声から生まれたハンドクリーム「ユースキン」の誕生秘話を徹底取材!
ココがキニナル!
先日の朝日新聞にハンドクリームの「ユースキン」が紹介されてました。川崎駅前が発祥だというのがキニナル。私も使用させて頂いていて気に入っています(余こha真さん、SOVAKOさん)
はまれぽ調査結果!
1955年川崎に創業。その2年後に誕生し、口コミで全国に広まった「ユースキンA」は、いまや世界20ヶ国でも販売される超ロングセラー
ライター:菱沼 真理奈
ユースキンAの揺るぎない実力を徹底解剖!
こうして、ユーザーの声や口コミを重視した、ブレることのない販売戦略によって、半世紀以上のロングセラーとなったユースキンA。
その間、パッケージの変更や小さな改良は何度か行っているが、基本的な処方・成分はほとんど変わっていないという。
ユースキンのパッケージデザインの変遷(写真提供・ユースキン製薬)
と、ここでキニナルのが、筆者自身も実感している「効き目」。どうしてユースキンAは手荒れやガサガサ肌に効くのだろうか? この機会に高橋さんへズバリ聞いてみた。
「ユースキンAは単なる保湿クリームではなく、治療効果のあるメディカルクリームなんです。保湿を与えるグリセリン、炎症を抑えるグリチルレチン酸、血行を促進するビタミンE・カンフルなどの薬効成分と独自製法による基剤により、ひび・あかぎれ・しもやけ・肌荒れを治す処方になっています。もちろん、生後3ヶ月の赤ちゃんからお年寄りまで、安心してお使いいただけます」
高橋さんの解説を聞いて、なるほど、そうだったのね~~と納得。
「肘やかかとなどのマッサージにも効果的です」と高橋さん
ちなみに、ユースキンAは1989(平成元)年から海外へも輸出されている。現在は、台湾・韓国・中国をはじめとするアジア各国やヨーロッパ各国など、世界20ヶ国で販売されているそうだ。
いまや日本国内だけでなく、世界でもユースキンユーザーがジワジワと広がっているなんて・・・ちょっとスゴイです。
現在のユースキンAは、指定医薬部外品としてスーパーやドラッグストアでも販売
保湿力という点では、過去にこうしたテストデータの紹介もある。
家庭向け総合生活雑誌の草分けである『暮しの手帖(1985年11・12月号)』が行ったハンドクリームの保湿力テストで、ユースキンAは塗布して6時間経過した後も保湿力が持続すると実証。テストした20商品のなかで、最も保湿力が高いとの結果が掲載されている。
ユースキンAの保湿力テストの結果を掲載した『暮しの手帖』
さらに、2011(平成23)年、2012(平成24)年、2014(平成26)年には、コスメ・美容の総合サイト『アットコスメ』の口コミ評価ランキング(ボディケア部門)で、ユースキンAは堂々の1位に。その根強い人気から、2014(平成26)年にアットコスメの殿堂入りを果たしている。
アットコスメから贈られた表彰の盾(たて)
高橋さんは「ひとつの商品を責任を持って長く提供するために、使い勝手を考えた容器の改良・開発や、効果的な使い方の提案を含めてサポートしてくのが当社の使命」と話す。
とくに近年は、まめに手洗い・消毒する習慣が浸透し、日常的な手荒れ対策やスキンケアのニーズがますます高まっているという。そうした要望に応えるメーカー側からの提案として、さまざまなシーンで手軽に使える各種タイプの容器や、より効果的なケアができる関連商品も展開している。
携帯に便利なチューブタイプ(手前)やデスクにスッキリ置けるスタンディングチューブタイプ
家族みんなで衛生的に使えるポンプタイプ。カートリッジ交換式なので経済的
手袋や靴下がセットになったナイトケア商品も。寝ている間にお肌しっとり
そのほか、ほかのユースキンシリーズも登場。さまざまな肌の悩みやニーズに応じて、シリーズ別に選べるようになっている。
敏感肌・乾燥肌に。うるおい成分・シソの葉エキスを配合したユースキンSシリーズ
かゆみを素早く抑えて、うるおい肌へと導くユースキンI(アイ)シリーズ
低刺激で香りも楽しめる高保湿ハンドクリーム・ユースキンhana(ハナ)シリーズ