テニス発祥記念館

テニス発祥記念館には、100年以上も前のテニスに使われたラケットやボール、ネットなど、貴重な資料が展示されている。
　

ヒマラヤスギに囲まれたテニス発祥記念館

この記念館は、関東学院大学名誉教授での鳴海正泰氏が個人で集めた貴重なコレクションを中心に、YITCが横浜市に寄贈したテニスに関する品々が展示されている。

バンガロー風の建物は横浜市が山手の雰囲気に合わせて建てたもの。
　

テニスの原型となった、硬いボールを手にはめたグローブで打ち合う競技の手袋
　

壁に飾られたたくさんのラケット

ラケットの中には、ガットがピアノ線のものもある。
これはボールが激しく痛むことから、すぐにすたれてしまったらしい。
　

1900年前後に流行したDemon（悪魔）印のラケット。イギリス・スラーゼンジャー社製

珍しい竹製のラケットや、ボール表面のケバを再生するため、穴の内側にびっしり硬い毛の生えたケバ立て器もある。
　

手に取ってみることができる古いラケット
　

木箱に入ったセットは、1876年のもの。道具が一揃い入っている

展示室の目立つ場所には2体のマネキンが立っていて、テニス発祥の頃の衣装が再現されている。
スカートについているアクセサリーは『スカート吊り上げ器』。
　

スカートを部分的に持ち上げ、足で裾を踏まないようにする

カメオや写真をはめ込むロケットといったチャームと、花や手の形をしたクリップでできた優雅なもの。
　

数々のスカート吊り上げ器