「はりねずみびれっじ」は横浜の街にひっそりと存在する

2017年6月にできたばかりの「はりねずみびれっじ」は横浜駅から徒歩5分・・・ダイエー横浜西口店の裏側の大通りに面したビルの3階にあった。よく見ると窓に張り紙がしてあるが、道行く人にはなかなか気づかれにくいだろう。
　

お店の位置はこちら

　
パッとビルを見ただけでは、なかなか店に気づかない。
　

どこにあるかお分かりだろうか
　

写真中央の茶色の外壁のビル。窓に「は」「り」「ね」（以下略）の張り紙
　

入口まで近づくと看板がある

　
エレベーターに乗って3階に到着すると、すぐ目の前に店は存在した。
　

店の入口はこんな雰囲気だ

　
白と緑を基調とした店内はとても明るく、すみずみまで掃除が行き届いている。

　

店内にはハリネズミをモチーフにしたさまざまなアイテムが飾られている

　
店長の細江鴻作（ほそえ・こうさく）さん（22歳）に挨拶し、まずはこの店で過ごす際の注意事項を伺った。
　

来店した人が最初に署名する説明書兼同意書

　
説明書兼同意書には「店内では大声を出さない」「ハリネズミの口元に指を近づけない」「フン等で汚れる場合がある」といった内容が記載されている。

ハリネズミは臆病な動物のため、大声を出すと怯えてしまうのだ。また口元に指を近づけるとエサと間違えて噛んでしまう場合がある。そして結構な頻度でフンをするのでこのような注意事項が書かれている。

この同意書に署名すると、いよいよハリネズミ達と遊ぶことができるのだ。
　

ハリネズミ達と遊ぶ前に手を消毒
　

こちらが細江店長。「おとなしい子」「活発な子」といったリクエストを受け付けてくれる

　
　
　

40代男性（筆者）もメロメロ。ハリネズミと過ごす幸せな時間

ここからは実際に筆者が体験したハリネズミとの触れ合いを紹介しよう。

細江店長がお客さんのリクエストに合う性格、およびそのときの体調・状態（寝ている場合は遊べない）に応じて１人に一匹のハリネズミを手渡してくれる。

そして、制限時間内（30分850円・延長可能）を店内のベンチやカウンター席、中央の砂場などで過ごすのだ。私が受け取ったのはメスのハリネズミ「コマ」。店長によれば、「小柄でおっとりした性格」とのこと。
　

こんな形の箱に入った状態でハリネズミを受け取る（すでにニヤニヤがとまらない）
　

店内のベンチ席に座る。お腹からやさしく抱き上げるのがコツ

　
まず、心配していた針の件。多少のトゲトゲ感は感じるものの、まったく皮膚に刺さるような感触はなかった。ハリネズミは常に針を立てているわけではなく、安心した状態では針は寝たままになっている。

まず指の匂いを嗅がせ、安心して近寄って来たところでそっと持ち上げると、手のひらにすっぽりと収まってくれるのだ。
　

クンクン（してるはず）
　

そっと
　

そおっと
　

筆者にとって人生初のハリネズミとのふれあい
　

脇の下に潜り込もうとしたり、ちょこまかと動く
　

か、わ・・・
　

KAWAII
　

夢中でハリネズミと遊ぶ筆者を見守る店長
　

どうしても針が怖い人は皮製の手袋を貸してもらえる
　

店内にはベンチだけでなく、窓に面したオシャレなカウンター席もある
　

　

店内中央にあるハリネズミの故郷のサバンナをイメージした砂場
　

編集部ヒロセの手に乗るハリネズミ（筆者のベスト「インスタ映え」カット）