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久保山墓地近くのお寺にいるブタちゃんの正体は?

ココがキニナル!

久保山霊場の近くにある常清寺というお寺の門あたりに豚がいるのを目撃するんですが、一体何なんでしょう?ペットなのでしょうか?それとも・・・気になるので調査よろしくお願いします。(5656さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

常清寺のブタ“はなちゃん”は、10年近くお寺で飼われているペット。近所のアイドルで、みんなに愛され過ぎて太ってしまったが、実はミニブタ!

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ライター:田中 大輔

常清寺と言えば、「西区の久保山墓地はどうやってできた?」にもチラっと登場したお寺。
久保山墓地のすぐそばにあり、その成り立ちにも影響を与えていたお寺のひとつだ。
吉田新田を作った吉田勘兵衛が開いたお寺としても知られ、現在でも吉田家の菩提寺である。

言ってみれば、横浜の歴史とともに歩んできた由緒あるお寺なわけだが、そのお寺にブタちゃんがいるとはこれまたなんとも不思議な話。
お寺で飼っているのかしら。それとも、なにかほかの事情があるんだろうか。



ブタちゃん発見! でっかい!



まずはホントにブタちゃんがいるのかどうかを確かめてみたいところ。
さっそくバスに乗り込んで常清寺に向かってみる。久保山霊堂前のバス停から少し歩いたところにあるお寺は、昔ながらの建物というのとはちょっと趣の違う建物。
 


加藤清正公を守護神として祀っていることでも知られる常清寺


果たしてココにブタちゃんがいるのだろうか……と思ってキョロキョロしていたら、発見。
 


階段脇にデーンと寝ているブタちゃん発見!


確かに、お寺の敷地内にブタちゃんがいる。
しかも、かなりの大きさ。ゆうに1メートルはあるであろう巨体は、黒い毛に覆われている。
 


筆者のクツと大きさ比較。ペット用のブタとしては規格外!?
 

顔はけっこう愛らしい。おでこの白いワンポイントがおしゃれ


ペット用のブタと言えばミニブタがポピュラーだが、これはおよそ“ミニ”ではない。
なんだって、こんな大きなブタちゃんがお寺で寝ているのだろうか。


え? あの子、ミニブタなの!?



真相に迫るべく、建物の中に入り住職にお話を聞いてみることに。

住職にブタちゃんの正体を訪ねてみると、「うちのペットですよ」という答え。
お寺のペットだというあのブタちゃん、名前を“はなちゃん”というそうで、2003(平成15)年の春ごろからこちらで飼っているんだそうだ。
 


“はなちゃん”という名前からも分かる通り、女の子


住職によると、はなちゃんがやってくる1ヵ月ほど前に、それまで飼っていた犬が死んでしまった。
当時はミニブタがちょっとしたブームになっていたころで、檀家の1人がミニブタのブリーダーを始めたんだそうだ。

「その方が、犬が亡くなったと知って、お寺に持ってきてくれたんです」と住職。そのころのはなちゃんは生まれたばかりの子ブタで、手のひらに乗るくらいのサイズ。「抱いてしまったら、可愛くてね」と住職は懐かしそうに笑った。
乳離れするのを待って、3ヵ月ほど後からお寺で暮らすようになったんだそうだ。

サラっと経緯を説明してしまったが、大事なポイントが……。
そう、はなちゃんはあの貫禄にしてミニブタだったのだ。
 


お寺で一緒に暮らす犬のカイとは仲良し


「近所のアイドル的な存在になって、周りの方がいろんなものをくれるんですよ」と苦笑いの住職。「(近くにある)聖隷病院のコックさんは、ニンジンの皮とかを持ってきてくれて、はなはとめどなく食べるんです」

本来、ミニブタは柴犬くらいのサイズに育てるのが正解らしいのだが、「一時期は150キロくらいありましたね。ミニブタじゃなくなっちゃった」