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野毛ちかみちで店を出したり、イベントを開かないのはなぜ?

ココがキニナル!

桜木町駅前の地下通路が異常に広く、何も活用されていない。この好立地の駅地下は何故活用されないのでしょうか?何か開発計画は無いのでしょうか?(nagatoshiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

野毛ちかみちは法律上の公道なので、規制が厳しい。また、歩行者の通行という本来の目的を果たすため、現時点では許可を出す予定も開発の計画もない

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ライター:田中 大輔

桜木町駅から野毛町や花咲町方面へ向かうと、渡らないとならないのが交通量の多い国道16号と、それに交差する山下長津田線。
しかも、四つ角なのに横断歩道は3つしかなく、反対側へ渡るのもひと苦労という厄介な道路。

その煩わしさや危険を回避してくれるのが“野毛ちかみち”という地下道だ。
JR桜木町駅を出てすぐだし、市営地下鉄の駅からは直接つながっている歩行者の心強い味方。
交通経路としてはかなり優秀なこの地下道だが、中に入ってみるとガランとしていてなんだか寂しいのも事実。

せっかくだからこのスペースでお店を出したり、イベントをやればいいのに、と思ってしまう。
でも、そういうのは見たこともないし、話も聞かない。なぜあのスペースを積極的に活用しないのだろうか。



人通りはあるのに寂しい地下道



なにはともあれ、まずは現地へ。
1999(平成11)年に造られたこの地下道は、先述の通り交通量の多い道路をくぐるようにして設置されている。
 


ピエロの看板が目印の野毛ちかみち


市営地下鉄の駅やぴおシティとも直結していて、使い勝手もいい。
そのため、日中は常に通行人がいると言っても差し支えないほど、利用されている。
 


エスカレーターを降りた先には市営地下鉄の桜木町駅がある


とはいえ、広く取られた道幅を考えると、通行人でぎゅうぎゅうになるとは考えにくく、逆に空いた空間が目立ってしまっている。
 


人通りはあるが、ガランとした印象は受ける


確かに、キニナルにある通り、屋台のひとつでも出せば有効にスペースを使えそうだ。
人通りも多いし、地下道だから天気にかかわらず利用できる。イベントをやるにはうってつけの場所のように思えるのだけど……。



野毛ちかみちは実は道路!



その辺りについて、市はどう考えているのか。
都市整備局都市再生推進課の遠藤さんにお話を聞かせてもらった。
 


野毛ちかみちについて、詳しく丁寧に教えてくれた遠藤さん


遠藤さんによると、市にも「あそこでライブをやりたい」とか「物産展を開きたい」といった要望は来るんだそうだ。
全長100m、天井までの高さが3m、道幅は最大で19.4mもあるという野毛ちかみちは、イベントを仕掛ける側にとっても魅力的な場所のようだ。