その独特すぎる仕上がりから「キモい」「残念」「なんか悲惨」と称されていた横浜西口のキャラクター「にっちい＆ぐっちい」。はまれぽでは約1年半前に取材をし、その仕上がりを紹介した。それから月日が経った7月某日、相鉄アーバンクリエイツから編集部に1本の電話が入った。

「あのぉ、にっちい＆ぐっちいなんですが（笑）、最近変わったというか、変身したんですよ。ご存知でしたか？　よかったら見に来てくれませんかね、クドーさん」といった内容だった。
　　

変身・・・　

残念なキャラクターがどう変身したのか。とりあえずキニナルということにして、相鉄アーバンクリエイツへ伺い、その様相を確かめることに。
　

なぜ変身？

おじゃまします

まず「にっちい＆ぐっちい」についておさらいをすると、2006（平成18）年の5月に、横浜駅西口商店街の50周年を盛り上げようとステッカーをつくる企画が立ち上がったことから誕生。

デザイン案はさまざまあったが、シンプルな「やっぱ西口じゃん」というロゴの、西口の「口」の文字の中に笑顔らしき目と口を書きこんだものがキャラクター誕生のもととなった。
　

元ネタとなったロゴ
　

取材は吉岡（左）さんと茂木さんが前回に続けて語ってくれた

まず、なぜ新たに変身することになったのか尋ねてみた。

回答は、
「いやぁ、キモいと評判だったんですよ（笑）。ちょっとリアルにしたのもあって、キモさに拍車がかかったからですかねぇ（笑）」とのこと。
　

変身前のリアルでキモい「にっちい＆ぐっちい」

ちなみにこのリアルキモいバージョンの「にっちい＆ぐっちい」は、横浜駅西口振興協議会発行のガイドブック「ようこそ横浜西口ガイド＆マップ」の表紙を飾る予定だったが、キモいから却下されたという。
　

キモくて表紙却下

何かとキモいと評判の「にっちい＆ぐっちい」。誕生から変身前までの遍歴を写真で振り返ってみたい。
　

始まりはこういったかんじのキモさ
　

月日が経ちこうキモくなり
　

ここまでキモくなった

このへんで、そろそろ変身したという「にっちい＆ぐっちい」を見せてもらうことにした。
一体どう変身したのだろうか。
　

「じゃあ持ってきますね」と吉岡さん