横浜市内で迷子になった!地図なしで横浜駅にたどり着けるか?Vol.2
ココがキニナル!
見ず知らずの場所から歩いて目的地までたどり着かなければならないとき、地図を持たない状態ではどうなってしまうのかキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
「南方面」と予想した編集部・千葉の裏をかいて菅田町からスタート。バスの来る方向を頼りにあっさり横浜駅に到着。バス停は位置の把握に有効だった。
ライター:はまれぽ編集部
先日、横浜市内で迷子になった場合、目的地にたどり着けるかを検証する企画をお送りした。
びっくりするほど方向音痴の編集部・千葉は、緑区・長坂谷公園から横浜駅までの10kmあまりの道のりを、迷いに迷って6時間かけて戻った(記事はこちら)。
意外にも好評をいただいたこの企画。そこで今回は、シリーズになりつつある「横浜市内で迷子になった企画」の第2弾を送る。千葉の方向感覚は本当にとんでもないのか、改めて検証した。
なお、前回の記事の中でも触れたが、緊急時に徒歩で市内を歩かなければならない場合に備えて、横浜市では「徒歩帰宅支援マップ」や「行政地図情報提供システム」などを提供している。各自治体などが発行する緊急時支援マップも手軽に入手できるので、この機会にぜひ準備してみてほしい。
千葉の予想の裏をかくスタート地点へ
前回は、緑区・長坂谷公園をスタート地点に選んだ。横浜駅から見て北西にあたる地点だ。「シリーズものの第2弾」といった場合、第1弾とは位置を大きく変えるのが定石。今回のスタート地点も、当初は磯子や上大岡、金沢方面など、「横浜駅の南側」を予定していた。
しかし。
前回同様目隠しをして車でスタート地点へ
目隠しをし、イヤホンに音楽を流してスタート地点の情報を遮断しながら移動する。その時、お気に入りの音楽を聞いて実に楽しそうな千葉が、「この前は緑区だったから、今回は金沢区とかかな~♪」と発言したのだ。
そう、自身も(一応)編集者である千葉は、企画の定石を読んで、ある程度スタート地点を予測していた。
バレてしまっていては検証にならないのと、予想が当たっていたのが悔しいのとで、急きょスタート地点を変更する取材班。あえて前回と同じ方角の、神奈川区菅田町方面へハンドルをきった。
とある藤棚でマスクを取る。みなさんは、どこだかわかりますか?
さっそく周辺で調査開始。目の前にあったバス停で情報を得ようとするが・・・
とりあえず「西菅田団地」であることはわかった
頭の隅に「ここは金沢区」という思い込みがあるのか、いまいちピンときていない様子。まわりに人影もなく、とりあえず、バスが走って行く方向に歩き出した。
「バスが行く先に大通りがある」という謎の名言を放って歩き出す
バスに導かれ、一路横浜駅へ
団地を横目に住宅街を歩いていくと、またバス停を発見。すると、何かを見つけ掲示物を指さしはじめた。
しきりに行き先案内を指さしているが・・・
そこには「横浜駅西口」の文字が! 「バス停、たどっていけば横浜駅に着けるじゃん!」。わりと大きめの声で叫ぶ。
今回のスタート地点は、神奈川区菅田町にある横浜菅田郵便局前。目の前で見つけたバス停は、市営バス「西菅田団地」停留所だ。この停留所では、前回のスタート地点に近い白山高校に向かう12系統や、新横浜駅に向かう295系統などのバスが停車する。
千葉が見たのは(停留所は「西菅田団地入口」)、横浜駅西口と緑車庫を結ぶ36系統(82系統)の行き先案内だった。確かに、このバス路線をたどることができれば横浜駅に着くが、あくまで「たどることができれば」の話である。
青線が横浜菅田郵便局前から横浜駅までの最短コース(Googleマップより)
<クリックで拡大>
根拠のない自信を胸に、やがて「西菅田団地」交差点へ
「西菅田団地」交差点は、左折すると鴨居方面、右折すれば横浜方面だ。どちらが横浜方面なのかわかっているのだろうか・・・。
しばらく悩んだあげく・・・
左(鴨居方面)を選択。スタッフは長丁場を覚悟した
何を根拠にしたのかわからないが、左折して横浜とは正反対の鴨居方面に進む千葉。もちろん今回もiPhoneの地図アプリなどは使用不可なので、本人は「こちらが横浜」と信じて進んでいるだけだ。
が、次の瞬間・・・
ふと立ち止まり、振り返る千葉