大さん橋で客船を見るポイントは?
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大さん橋で客船を見るポイントってありますか?(makkyさんのキニナル)
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客船は大さん橋への入出港が圧巻! 入出港予定をチェックして、優雅で迫力ある姿を見届けよう。
ライター:吉澤 由美子
6月2日は、横浜の開港記念日。
1859年に横浜港が開港した当初、実は大きな外国船が接岸できる埠頭がなく、波止場と沖に停泊する外国船の間を小さな船が往復して人や荷物を運んでいた。
1889年になって大型船が直接岸壁に接岸できる鉄桟橋(現在の大さん橋)が完成。
横浜は日本有数の国際貿易港に発展していく。大さん橋は、その後関東大震災によって倒壊。2年の歳月を経て再建され、その後数度の大改修を経て、『くじらのせなか』と呼ばれる特徴的な現在の姿となった。
大さん橋は、「横浜港大さん橋埠頭」であり、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」。
大型客船が複数接岸できる規模を誇り、外国からの客船も来ることから、ここで通関や出入国手続き、手荷物検査も行う特定重要客船港。
接岸した客船を大さん橋のウッドデッキから眺めるのも迫力があるが、なんといっても見ごたえがあるのは客船がタグボートに先導されて入出港するところ。
ということで、今回は客船の出入港を見学するポイントを紹介。
大さん橋に入港した『にっぽん丸』。これは陸側に船首を向けて停泊する入船。船首が沖側に向いている場合は出船と呼ぶ
横浜市港湾局ページでスケジュールチェック
入出港する客船を見るためには、まず入出港のスケジュールを確認。横浜市港湾局のホームページに、横浜港客船入港予定があって、そこで日時をチェックできる。出港はほぼ時間通りだが、入港は天候などによって時間がかなり前後する。大さん橋の問い合わせ番号(045-211-2304)に電話すると当日の状況を教えてくれる。
ホームページでチェックを!
注目ポイント
客船がベイブリッジの下をくぐるところがまず第一の見どころ。大さん橋の先端、屋上広場の山下公園寄りが一番のビューポイント。ベイブリッジはかなり高い場所に道路があるのに、客船がその下をくぐっているのを見ると、けっこうギリギリ!大さん橋に客船が接岸するまでの時間は、短い時でもベイブリッジをくぐってから15分くらい。近づくにつれどんどん大きくなってきて大迫力だ。
船首側はシャープな印象の『にっぽん丸』。大さん橋の屋上広場より高いところにもデッキがある
巨大な客船の入港や、数隻の客船が大さん橋で同日出入港がある場合には、入港1時間30分前くらいにベイブリッジをくぐりはじめることもあるので、早めに着いておけば安心だ。大さん橋は横浜3塔を一度に見ることができる場所など、360℃のパノラマで港ヨコハマを満喫できるから、待っている間も退屈しない。今年のお正月には、3隻の客船が大さん橋に入港して港を華やかに彩った。8月には、『飛鳥II』と『にっぽん丸』、『飛鳥II』と『ぱしふぃっくびいなす』の同日接岸が予定されている。
停泊する客船が、大さん橋のどちら側に接岸するのか、船首が陸向きになるか沖向きになるかはぎりぎりに変わることがある。船の特性や風向き、潮などの状況に応じてリクエストが来て調整する。そのため、50%の確率で船が接岸直前にぐるっと回転する。これを見ることができたらラッキーだ。