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横浜で初の市民参加型フルマラソンが開催決定!その詳細は?

ココがキニナル!

横浜フルマラソンの詳細を取材お願いします(リキさん、vicheさん、こたろじさん、そうてつマンさん、inocchi21さん、パラサイト浜さん)

はまれぽ調査結果!

初めて横浜で開催される市民参加型フルマラソン「横浜マラソン2015」は2015年3月15日の開催を目指している!詳細は現段階では未確定

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ライター:藤井 涼子

昨年の2013(平成25)年12月1日に横浜市主催の「横浜マラソン」が開催された。このマラソンは42.195kmのフルマラソンではなく、10kmマラソンとなっている。
山下公園がスタート地点で、海沿いを走り、本牧ふ頭で折り返し、山下ふ頭へ帰ってゴールとなるコースだ。
 


コースはこちら(横浜マラソンHPより)


昨年で33回目となったこの「横浜マラソン」は、毎年10㎞と、フルマラソンの半分の距離を走るハーフマラソン、車いす(12.7km)の3種目があるが、前回は道路工事などの事情により10㎞のみの開催となった。

2007(平成19)年に市民参加型のフルマラソン「東京マラソン」が開催されて以降、マラソン人気は衰えることなく、2011(平成23)年に大阪、神戸、京都と相次いでフルマラソンが開催されている。

そして現在、横浜市でフルマラソンの計画があるとのキニナル情報から、その詳細を確認すべく横浜市民局スポーツ振興課へ取材に行った。



横浜で行われるフルマラソンの詳細は!?



取材に応じてくれたのは、横浜市民局スポーツ振興部スポーツ振興課担当課長・金子利恵(りえ)さんと担当係長・相澤寛彰(ひろあき)さん。

「横浜でフルマラソンを行う」ということは決定しているが、現段階では詳細は検討中とのこと。
 


「現時点では詳細をお伝えできなくて申し訳ない」と何度も言っていた金子さん
 

「参加ランナーの皆さんが楽しんでもらえるコースにしたい」と相澤さん


今決まっている内容は、
大会名は「横浜マラソン2015」で、開催予定日は2015年3月15日(日)。2万5000人規模を目指す。

発表されたコース案は、「スタートとゴールはパシフィコ横浜を拠点とし、往路はみなとみらい地区をスタート後、横浜三塔(キング〈神奈川県庁本庁舎〉・クイーン〈横浜税関〉・ジャック〈横浜市開港記念会館〉)、横浜スタジアム、山下公園など市内中心部の観光名所を巡り、海沿いを南下して中間地点で折り返し。復路は折り返し地点から横浜港の風景を楽しめる景観を重視した道路を走り、再度みなとみらい地区へ戻る」となっている。
 


スタート・ゴールの拠点に予定されているパシフィコ横浜


しかし、実際にどういうコースにするかなどの詳細は検討中。
 


横浜三塔のうち「キング」と呼ばれている神奈川県庁本庁舎


フルマラソンのほかにもっと短い10㎞などの種目を作るかどうかに関しても未定。参加資格は、現行の「横浜マラソン」と同様に15歳以上(中学生は除く)を考えているそうで、参加者の募集開始は夏ごろを予定しているとのこと

今は「予定」や「未定」などが多い状況だが、「現在、大会の詳細については入念根検討をしているところで、開催の約1年前となる、今年の3月か4月中には詳細を決定したい」としている。



フルマラソン開催のきっかけとは?



昨年まで行われていた10㎞とハーフマラソン、車いすの部の「横浜マラソン大会」がフルマラソンとして生まれ変わることになるのだが、そのきっかけは何だったのか?

33年前の1981(昭和56)年に第1回横浜マラソン大会が開催されたわけだが、そもそもそのきっかけとなったのが「横浜で誰もが参加できるマラソン大会を開催してほしい」という約10万人の署名が市長らへ提出されたことだそう。

当時の道路事情などから、フルマラソンは実現できず10㎞と20㎞の2種目から始まったそうだが、20㎞の種目をハーフマラソンに距離を延ばすなどの変更を行ってきた。
 


第33回横浜マラソン大会(10km)の様子。参加者は約6000人
写真提供:(公財)横浜市体育協会


横浜市内では2009(平成21)年から毎年横浜国際女子マラソン大会が開催されたり、お正月に行われる「東京箱根間往復大学駅伝競走=箱根駅伝」のコースの一部となったりするなど、沿道やコースの警備など、フルマラソンを行うノウハウが蓄積されてきたということに加え、近年のマラソンブームで多くの市民がフルマラソンに関心を寄せているということもあり、横浜マラソンのフルマラソン化が実現した、とのこと。

それなら「横浜マラソン2015」も横浜国際女子マラソン大会と同じコースを走れば良いのでは? と考えるが、そう簡単でもないようだ。

横浜国際女子マラソン大会の場合は、フルマラソンを3時間15分以内で走れるというトップアスリート約300名があっという間に駆け抜ける。それに対し、早いランナーもいればゆっくり走るランナーもいて2万5000人規模の大会となると、交通規制の時間や必要な道幅の広さも変わってくるので単純に同じコースを走ればいい、ということでもないんです」と金子さん。
 


過去に開催された横浜国際女子マラソンの様子


2万人以上のランナーが数時間にわたり公道を走るので、交通規制も大規模に行われることになる。

「実際にそこで生活している住民の方への影響や、運送業など道路を使う業態への理解なども重要であり、さらには参加ランナーが楽しめるような『横浜らしいコース』としながらも大人数が走ることが可能な道である、などを考慮する必要があり、予想以上にコース設定が大変です」と相澤さん。

今年度は3500万円の予算を計上し、コースの調査費などに充てたが、大会の警備や広報計画など、これから数ヶ月間で多くのことを決める必要があるようだ。