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日本の観光名所「江ノ電沿線」の1日乗車券が台湾で使えるってホント? 江ノ島から台湾へ向かって特別レポート!

ココがキニナル!

バスの吊り広告に江ノ電の1日乗車券が台湾でも使える、って書いてありました。え、台湾って飛行機で4時間もかかるのにどうやって一日で移動して使うのでしょう?(駅馬車さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

江ノ電の1日乗車券(使用済み)を持っていくと、台湾の平渓線の1日乗車券と交換してくれる! 使うのは別の日でOK!

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ライター:ムラクシサヨコ

2013(平成25)年5月、江ノ電と台湾北部を走る平渓線(へいけいせん)が観光連携を結び「乗車券交流」がスタートした。江ノ電の使用済1日乗車券「のりおりくん」を平渓線1日乗車券に換えられる(台湾では、平渓線の使用済1日乗車券を江ノ電の1日乗車券に換えられる)このキャンペーンは、当初の期間を延長して、2016年3月31日まで続けられる。
 


600円で1日乗り降りし放題


この乗車券交流、なぜ始まったのかを江ノ電本社にインタビュー。さらに「実際に使ってみよう!」と、使い終わった江ノ電1日乗車券を持って、台湾で平渓線に乗ってみました!



江ノ電をオトクに楽しめる「のりおりくん」



江ノ電ユーザーにはおなじみの「のりおりくん」。江ノ電の全区間で、1日何度でも「のりおり」ができる乗車券で、大人600円、子ども300円。江ノ電各駅で購入可能でホテル、旅館、旅行会社などでも委託販売されている。


「のりおりくん」には、新江ノ島水族館や県立近代美術館鎌倉館をはじめとする観光施設、レストラン、ホテルなどで割引になる特典も(特典利用はのりおりくん有効日のみ)。この「のりおりくん」、鎌倉・江ノ島観光に使うだけでもオトクだが、乗車券交流キャンペーン中は、さらに台湾でも楽しめるのだ!
 


江ノ電と平渓線で1日乗車券が相互に使えるワケを江ノ電観光企画部にインタビュー



たった600円で江ノ電も平渓線も乗り降り自由になってしまう乗車券交流。この太っ腹なキャンペーンが、いったいどういった経緯で始まったのか。江ノ島電鉄株式会社へ伺い、聞いてみた。
 


江ノ電・江ノ島駅近くにある江ノ島電鉄株式会社本社
 

今回お話くださった、江ノ電観光企画部部長代理の中沢俊之さん


-乗車券交流が始められたきっかけを教えてください

2012(平成24)年3月に台湾側から「平渓線と江ノ電を共に発展させていくためのプロモーションを」というオファーをいただきました。平渓線は江ノ電と同じく、観光鉄道なんですね。一緒に観光鉄道を盛り上げたいということでお話をいただきました。一度見に来てほしいということでご招待いただき、私も平渓線に乗りに行ってきました」

「実際に行ってみると、平渓線は台湾北部の山あいを走る鉄道で、江ノ電とあまりにロケーションが異なり、大きな共通点もなかったんですね。これは姉妹鉄道とするのは難しいということで、どうしようかなと・・・。そこで『観光鉄道として、お互いに、お客様に乗っていただくことが原点』と、乗車券交流という形で観光連携をしてお互いの鉄道を盛り上げようということになり、2013(平成25)年にスタートしました」
 


観光提携協定の提携式(2013<平成25>年4月・台北)提供:江ノ島電鉄株式会社
 

江ノ電本社入り口に飾られている観光提携の締結書と乗車券交流延長の覚書


-スタートした後、反応はどうですか?

「大変好評で、我々も驚いています。当初は、2013年5月にスタートして2014(平成26)年3月31日に終了する予定でしたが、好評につき期間を1年延長、さらに2016(平成27)年3月31日までと2回目の延長を行いました」

「今年の5月18日、平渓線の1日乗車券を江ノ電の『のりおりくん』に交換した方の人数が1万人を突破。スタート時には年間300人くらいではないかと予想していたのですが、3年で1万人という驚異的な数字にびっくりしています。日本から台湾へ行く方より、台湾から来日する方のほうが圧倒的に多いので、日本の江ノ電『のりおりくん』を使用した方に、ぜひ台湾へ行っていただいて、両国のバランスが取れればと思っているところです」



台湾人観光客に一番人気の駅は「鎌倉高校前」!?



-台湾からの観光客が増えている理由は何なのでしょうか?

「台湾では非常にSNSが盛んですので、インターネットを通じたクチコミで広がったようです。江ノ電で一番の人気は、鎌倉高校前駅です。アニメ『スラムダンク』の舞台になったからですね」

「鎌倉高校前といえば、乗降者のほとんどが地元の人で、昼間は閑散とした駅だったのですが、今は観光客がひっきりなしに訪れます。台湾の若い人に江ノ電のどこへ行きたいかと聞くと『鎌倉高校前駅の踏み切り』と答えるんですよ。すごい人気ですね」
 


アニメ『スラムダンク』ファンの“聖地”となっている
 

カメラを構える2人組に遭遇!
 

駅には台湾語のポスターも
 

鎌倉駅では、バスケットボールのユニホームを来た観光客の姿も!


-乗車券交流の2回目の延長で2016年3月31日までとなりましたが、3回目の延長はありますか?

「現在のところ、予定していません。乗車券交流の役割は果たせたのではないかということで、2016年3月31日でいったん終了です。とはいえ、せっかく良好な関係を築くことができましたので、江ノ電・平渓線の観光提携は継続していきます。これまでもプロモーション動画の制作などを行ってきましたが、今後も乗車券交流とは何か違った形でお互いの観光を盛り上げていこうと考えています」
 


江ノ電・平渓線のプロモーション動画「旅をしませんか 要一起去旅行ホU  ~台湾/平渓線・日本/江ノ電編~」
(画像をクリックすると再生されます)




「のりおりくん」を平渓線1日乗車券に交換!



日本でも台湾でもオトクなこの乗車券交流。「使ってみないとどんなものか分からない」ということで、実際に、乗車券を交換してきました!

では、まずは日本で「のりおりくん」の購入から。

平渓線の1日乗車券に交換するには、使用済みの「のりおりくん」が必要だ(未使用のものではダメです!)。
「のりおりくん」は江ノ電沿線のどの駅でも購入可能。今回は藤沢駅で購入。
 


駅に案内が出ているのですぐ分かる
 

「のりおりくん」をゲットし、自動改札に投入! いざ出発
 

1997年に開通95周年を記念して造られた車両、車内は木目を基調とした重厚な雰囲気


「のりおりくん」を買うと、レトロ車両がホームに! オリエント急行を思わせるブルーとベージュの気品ある車両で、これに乗れば、沿線観光の気分もアガりそう。
一日何度でも乗り降りできるので、あえて予定を立てず、車窓からの眺めを楽しみながら、気の向くままにふらりと降りてみるのもオススメ。
 


 

江ノ島駅で下車。スズメがおめかししていた
 

海をのぞむ鎌倉高校前駅。「関東の駅100選」にも選ばれている




どのくらい乗ればオトク?



「のりおりくん」は大人一枚600円。だいたい、3駅で下車すると元が取れる。たとえば、藤沢-江ノ島間が220円、江ノ島-七里ガ浜間が220円、七里ガ浜-鎌倉間が260円(大人料金)で合計700円なので、この場合「のりおりくん」を使うことで100円オトク。

いちいち切符を買う手間もないので気が楽だし、提携施設で割引も使えるので、江ノ島・鎌倉観光には買って損はないかも!

思う存分「のりおり」した後は、切符をなくさずに大事に保管し、台湾まで持参。「のりおりくん」の使用期限は1日だが、台湾で使用するのは別の日でOKだ。

ちなみに、藤沢駅から1時間に1本程度の運行間隔で羽田空港直行の江ノ電バスが出ている。江ノ電に乗った後、1日でのりおりくんと平渓線を使うのも不可能ではない・・・かもしれない。