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逗子に次いで鎌倉も! ビーチの音楽やタトゥー、飲酒を禁止する条例が施行された後の現状は?

ココがキニナル!

「日本一規制が厳しい」逗子市の逗子海岸に次いで、鎌倉市も3海水浴場でビーチでの飲酒と音楽を禁止する条例を施行。果たして効果はあるの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

前年の4倍強の予算を組み警備や注意喚起をしているが、根絶は現実的に厳しい状況。鎌倉市は「飲酒の根絶でなく、誰もが楽しめる海岸」を目指す

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ライター:はまれぽ編集部

鎌倉も「飲酒禁止」



夏真っ盛り。ビーチにはキニナル水着美女はもちろん、純粋に海を楽しむ人、こんがり小麦色の肌を目指す人、マリンスポーツに精を出す人・・・数え上げればきりがないほど大勢の海水浴客がいる。
 


盛夏です!
 

はまれぽでも2度にわたってお伝えしたが、逗子市の逗子海岸は「日本一規制が厳しいビーチ」として砂浜での飲酒と楽器・拡声装置使用、入れ墨などを見せびらかす行為を全面禁止しているが、由比ガ浜、材木座、腰越という海水浴場を持つ鎌倉市も、今夏から同様の規制を始めた。
 


「日本一規制が厳しい」逗子海岸の立て看板
 

鎌倉市では2014(平成26)年に「鎌倉市海水浴場のマナー向上に関する条例」を制定。他人を畏怖(いふ)させる入れ墨を露出することを禁止したが、ビーチでの飲酒や音楽については言及していなかった。

ではなぜ、今年になって規制を強化したのか。鎌倉市市民活動部観光商工課の山戸貴喜(やまと・たかき)課長補佐に聞いた。
 


ポスターでもしっかりアピール!
 

山戸課長補佐によると、条例を制定した背景には2012(平成24)年ごろから藤沢市で問題になり始めた、海の家で大音量のライブやダンスイベントを行う「クラブ化」と、それに出入りする来場者による風紀の悪化があるという。
 


海の家の「クラブ化」が遠因(写真はイメージ。フリー素材より)
 

これを受け、藤沢市が2013(平成25)年にビーチでの音楽を禁止する条例を施行。行き場をなくした藤沢市の海水浴場の客の中には、当時まだ規制がなかった逗子市と鎌倉市に流れた者もおり、両市も対策を取った。その結果、逗子市は2014(平成26)年に前述の「日本一厳しい」規制を設けた。

鎌倉市も同年に条例は制定したものの、ビーチでの飲酒と音楽に制限がないがため、「規制」という視点では取り残された格好となったため、2015(平成27)年に条例の強化に踏み切った。
 


飲酒・音楽・入れ墨が禁止事項の3大柱
 

山戸課長補佐は「藤沢や逗子の客がすべて鎌倉に流れたとは言い切れないが、ある程度の客層の変化があっただろうことは推測できる」という。

天候の違いがあるので単純比較はできない、規制を強化したにもかかわらず鎌倉市内3海水浴場の客足は昨年に比べて大差ない。
 


天候の影響もあるが海水浴客は増加
 

しかし、ビーチで飲酒をして、大音量で音楽を楽しむ海水浴客が増えることは「子どもからお年寄りまで、みんなが楽しめるファミリービーチ」を目指す鎌倉市にとって必ずしも好ましいことばかりではない。

誰もが楽しめる公共空間の実現のため、鎌倉市が行っている対策をさらに詳しく聞いた。