緑豊かな瀬上市民の森近く、小さな川にかかる打ち捨てられた謎の二重の橋の正体は?
ココがキニナル!
栄区上郷町の県立栄高校裏手の小さな川に架かる橋ですが、なぜ二重になって打ち捨てられているのかキニナル。こうなったわけを調査してください。(浜っ子さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
背後の山の土地の所有者のための生活道路と公道とを結ぶ、川に架かる橋であった。二重については鉄筋の上に鉄板を載せていた。
ライター:小方 サダオ
栄区にある県立横浜栄高校の近くに、打ち捨てられた橋があるという。投稿と一緒に送られた写真の橋を調査することにした。
投稿にあった橋
川に架かる長期間放置されている橋
早速現場の栄区上郷町に向かった。
横浜栄高校の近く
その橋は、県立横浜栄高校の裏、瀬上市民の森の近くの川に架かっていた。
県立横浜栄高校の裏
山合いを蛇行する道
公道である山沿いの道の川に架かる橋は、車も通れそうなコンクリート製の頑強そうなものだ。
コンクリート製の川に架かる橋
投稿の川に架かる橋
しかし投稿にあった橋は、土台となる鉄筋の上に鉄板が渡されたもので、欄干も外枠は鉄製だが、木の板で出来たものだ。
個人の手による手作りの橋、と言った印象だ。
長い間使われず放置されているためか、周囲は雑草で覆われていた。
雑草で覆われた橋
橋について土木事務所に伺う
現場を確認後、この橋に関して何か情報はないかと、河川や橋の管理を担当する栄土木事務所を訪れた。
栄土木事務所
担当者に伺うと「川に橋を架ける場合は、川の占用手続きが必要です。しかしこの橋の場合は、法律が厳しくないころに、個人が架けたものなのかもしれません」と答えてくれた。
そして川の占用記録を調べてくれて「占用記録を調べましたが、その橋は記録に載っていないため、使用者が無断で架けたものである可能性があります。その場合は管轄外となり、廃棄される場合は個人の方におまかせするしかありません」と答えてくれた。
手作りの橋と言った印象から感じたように、やはり個人的に川に架けられた橋だったのだ。