白楽にある「日本人が知らないルックス」ばかりのスイーツ店 糖匯(TOU KAI)に突撃!
ココがキニナル!
六角橋商店街の糖匯という薬膳スイーツのお店ですが、おしるこ、パンケーキなど日本人がよく知るスイーツなのに、日本人が知らないルックスと食感と味のものばかりでびっくり。調査して!(Mですさん)
はまれぽ調査結果!
糖匯(とうかい)は見た目に楽しいだけでなく、美味しく健康的な、日本ではあまり見られない香港薬膳スイーツを出すお店だった。
ライター:はまれぽ編集部
甘いものが好きです。でも健康的なものはもーっと好きです。
30歳を過ぎ、そろそろ健康にも気を使うお年頃の筆者は、ただ美味しい、というものより「美味しくて健康的」なものに惹かれるようになった。
でも美味しさと健康を兼ね備えたものがあるのだろうか・・・。そう考えているときに目にしたのが今回の投稿。なんでも六角橋商店街に薬膳スイーツのお店があるという。
薬膳とスイーツ、つまり健康と美味、これはキニナル! ・・・ということで早速、東急東横線白楽駅から六角橋商店街へ向かった。
白楽駅北口
快晴の六角橋商店街から
仲見世通りの先にある六角橋ふれあい通りを・・・
しばらく進むとお目当てのお店が!
糖匯(TOU KAI/とうかい)。金色に輝いている
店内を覗くと6席ほどのこぢんまりとした造り
ここがキニナル投稿にあった香港薬膳スイーツのお店「糖匯」。香港では一般的な薬膳スイーツを、ここ白楽で提供しているという。
たしかにキニナルスイーツがちらほら・・・
はやる心を抑え、キニナル薬膳スイーツの前にまずはお店についてお話を伺うことに。
店主の金城未来(きんじょう・みき)さん
医食同源をテーマにしたスイーツを扱っている糖匯は2014(平成26)年10月、神奈川区六角橋にオープンした。「糖は甘いスイーツ、匯は集まる」という意味。つまり糖匯とは「甘いスイーツにみんなが集まるお店」ということになる。
もともと、未来さんのご主人の父親が中国東北地方最大規模の都市である瀋陽(しんよう)市でスイーツのお店として1980(昭和55)年から経営しているのが糖匯だ。白楽のこのお店は、日本初出店ということになる。
未来さんはもともとスイーツの専門学校に通い勉強していた。その間、居酒屋さんや実家の中華料理店でアルバイトするなど、飲食業に携わってきたそうだ。いつかはスイーツのお店を持ちたいという想いから生まれたのが、この糖匯である。
今はおひとりでお店を切り盛りしているそう
香港では少し前にスイーツが大きなブームとなり、多くのスイーツ店が登場しているそう。
未来さんは最初は東京での出店を考えていた。しかし、日本ではまだあまり知られていない香港スイーツ、しかも初めての日本での出店という点に不安があり、まずは小さなお店で反響を確認しようと考えたそうだ。
そのときに見つけたのが、今の白楽のお店だった。もともと肉まんのお店がここにあったこともあり、居ぬきで借りられる物件だったのでここに決めたとのこと。家賃や場所、いろいろな条件が噛み合った白楽にお店を出したのだ。
特に白楽にゆかりがあったわけではないそうだ
客層について伺うと「お客さんは限られていますね。香港に仕事や観光で訪れた方が現地のスイーツを気に入ったからと訪ねてきてくれたり、中国の方も来てくれますけど、やっぱり中心は近所の常連さん。年齢層は比較的高めです」とのこと。
はじめは不安の中で恐る恐る一歩を踏み出したお店も、まもなく1年を迎える。
少し前まではその存在すら知らない人が多かった台湾かき氷に代表される香港・台湾のスイーツだが、今では横浜中華街などでも楽しめるようになった。日本文化に溶け込んだといっても過言ではないだろう。
この夏も大人気だった台湾ふわふわかき氷
ツイストポテトはお祭りの屋台などでもよく見かける
当初は物珍しさから、いろいろなメディアも取材に訪れていた模様
それでも「わざわざ、来てくれる人は少ないのが正直なところです。常連さんだけでなく、新しいお客さんにも美味しくて健康的なスイーツを楽しんでほしいんですが・・・」と未来さんが少しさびしそうに口にしたのが印象的だった。
お店についてお話を伺ったあと、糖匯自慢のスイーツ・料理を実食させていただくことに。