JR東神奈川駅で発生した発車トラブルの詳細は?
ココがキニナル!
JR横浜線東神奈川駅で運転士が乗客や車掌を乗せずに発車したミスの詳細は?
はまれぽ調査結果!
人身事故や信号トラブルなど、複合的にダイヤが乱れた中での出来事。焦りと確認ミスを怠ったことが起きたトラブルだった。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
9月13日、午後6時半ごろの東神奈川駅。
JR横浜線の下り電車で、男性運転士が車掌や乗客を乗せずに電車を発車させた。
京浜東北線、根岸線、横浜線が乗り入れる東神奈川駅
その後、置いて行かれた車掌はタクシーで、お隣の大口駅まで駆けつけて乗車。
電車は、大口駅で待機し、20分遅れで運行を再開している。
東神奈川駅西口にあるタクシー乗り場
車掌に気付かないばかりか、乗客も乗せずに発車させるというのは少々理解しかねる事態。
足止めを喰らい、乗車できなかった乗客からすると「珍事」の一言では済まされないと思われる。
一夜明けた今日、真相を確認すべく東神奈川駅に行ってみた。
東神奈川駅では?
駅構内でお店を構えている人なら、状況を見ていたかもしれない。
そう思って早速聞き込みを開始。
東神奈川駅には売店やたい焼き屋がある
宝くじ売り場の女性は、「昨日の夕方は、確かに人がすごかったです。でも、車掌さんがタクシーで向かったというのは知りませんでした」と言う。
また、たい焼き屋のご主人は「昨日は京浜東北線の人身事故と、中山駅での信号トラブルがあったとアナウンスしていました。お客さんは立ち往生で、ごった返していましたね」と話してくれた。
やはり、人は相当に混雑していたようだ。さらに詳しい内容を聞くため、駅の事務室を訪ねた。
東神奈川駅の事務室
―昨日夕方に起こった横浜線でのことで状況をお聞きしたいのですが
「うちでは対応できません」
―どのような状況だったのか把握されていないということでしょうか?
「どういう意味ですか?」
―お答えいただけないので
「昨日の駅員は帰ってしまってここにはいません。我々も日誌で記録を見ているだけです」
―では、日誌を見せてもらえますか?
「社内のものなので、お見せできません」
駅事務室に突撃してみたものの、対応は「横浜支社の広報にお願いします」の一点張り。
仕方が無いので、西区平沼にあるJR東日本横浜支社を訪れることにした。