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できたて絶品のハムが購入できる「鎌倉ハム」の新工場に潜入!

ココがキニナル!

新しくなった鎌倉ハム富岡商会の本社工場は、どう変わったの?(まりあーじゅさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

鎌倉市岩瀬の鎌倉ハム新工場は、工場見学やソーセージ手作り体験が楽しめ、ハムの歴史や作り方が学べる魅力的なスポットだった

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ライター:岡田 幸子

生まれも育ちも「鎌倉」でありながら、生誕の地が現在の市制では「横浜」になってしまったという数奇な運命を辿ってきた「鎌倉ハム」。その製造・販売を手がける鎌倉ハム富岡商会は、2016(平成28)年2月20日に新工場が竣工した。

 

 
創業1900(明治33)年、歴史と伝統の味

 
JR大船駅から神奈川中央交通バスで「鎌倉女子大学前」へ。5分ほど歩いた先にあるのが鎌倉市岩瀬、従来工場と同じ敷地に44年ぶりに建て替えられた新工場だ。

 

 
向かいには鳩サブレでおなじみ豊島屋大船工場も

 
110年以上に及ぶ同社の歴史を学べる資料展示室や、ハム製造の工程を覗ける見学施設も併設されているそうだ。一般公開ゾーンのオープンを2016(平成28)年6月1日に控え、その全貌が同年5月19日、ついに公開された。

 

 
工場内覧会および記者発表会に、いざ潜入!

 
 

「鎌倉」へのこだわりから「移転」ではなく「建て替え」に


 
ハムの製造・販売を通じて日本における西洋食文化の発展を支えてきた鎌倉ハム富岡商会。「安心、安全で本当においしいと言われる価値ある商品作りへの思いから、新たな工場を設立するに至りました」と、代表取締役社長・邉見裕之(へんみ・ひろゆき)氏は語る。

 

 
自慢のハムを抱いて笑顔の邉見氏

 
鎌倉の地へのこだわりから、従来と同じ敷地内に新工場を建て替えるプランを採用。製造を中止することなく新工場を建設するため、工期を3度に分け、3年の歳月をかけて完成させたという。

 

 
工事の苦労を語る荒井氏は、元工場長でもある

 
「工事期間中の製造には大変苦労しました」と、取締役管理部長の荒井徹(あらい・とおる)氏。

「まずは製造ラインに直接関わらない、事務所や冷蔵庫などを仮設に移して取り壊し、一期棟を竣工。一期棟では全フロアを製造域にあてて製造スペースを確保しながら、旧工場の残りを新たに建て替えたのです」とのこと。

 

 製造ラインの引越しを繰り返しながら建て替えたわけか・・・大変だ!

6115平方メートルの敷地に新設された3階建ての工場は、延べ床面積6721平方メートル。従来工場の1.8倍の大きさになる。

 

 
工場では肉に「磨き(赤身と脂肪のバランスを整えること)」がかけられていた
 

 
漬け込んだ肉は職人が一つひとつ布で巻いていく

 
新工場では、100年以上にわたって守り続けてきた製法による商品の品質管理強化のため、熟成庫、冷蔵設備の増強や、監視カメラを増設するなどに取り組んだそうだ。

 

 
肉の状態を見ながら強弱を調整する糸巻きは最も熟練を要する作業とか


「工場の生産キャパとしては従来の年間1500〜1600トンという実績に対して、最大で年間1800トン程度を見越しており、多少の増強にとどまります。とにかく、働きやすく、品質管理しやすい職場という視点から生まれた新工場なのです」と、荒井氏は続ける。

伝統製法による職人技が生きる、最新鋭の設備が整った新工場なのだ。