日吉にオープンした家系カレーライス「壱番家」に突撃!
ココがキニナル!
日吉に家系カレーライス「壱番家」なる店がオープン。家系カレーライス?(山下公園のカモメさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
日吉の「元祖横浜家系カレーライス 壱番家」は、社長を始め家系ラーメンが大好きな人たちで作った、新しいこと満載の勢いがあるカレー屋さんだった
ライター:山崎 島
2016(平成28)年8月の最終日、実家でぼんやりしていたら、まだ見ぬ担当・関本から電話が。翌日9月1日にオープンする家系カレー屋さんという謎のお店を取材しないか、とのこと。マー○さんがいるなら嫌だったけど、来ないみたいだし、ヒョーンと日吉まで行ってきた。
家系でカレー、だと・・・!?
東急東横線日吉駅で関本と落ち合い、西口へ。予想よりも暗かった関本に困惑していると、駅前で元気よくビラ配りしているお兄さんがいた。この方が「元祖横浜家系カレーライス 壱番家」のあれこれを教えてくれる、店舗ナンバーワン株式会社店舗プロデュース部のさらっと爽やか吉原潤一(よしはら・じゅんいち)さん。
関本に足りない部分をたくさん持っていそう
関本との弾まない道中の会話を、吉原さんに大分助けられながらお店へと向かう。
普通部通りを歩くこと約2分
すっごいオレンジの外観のお店が
堂々オープンした「元祖横浜家系カレーライス 壱番家」
す、すっごいインパクト。周りから頭4個分出てるぐらいの目立ちよう。昼過ぎにも関わらず、お店の前には4名ほど並ぶお客さんの姿も。吉原さんによると初日の行列最長は正午過ぎの10名ほどだとか。
空におっ立つ橙看板
こちらはもともと「ラーメン 肉を喰らえ!!」という、それはそれで言われたらきゅんと来そうな名前のラーメン店があったそう。この場所は濃ゆいお店ができる星の下に生まれたのかしら。
同店は六本木に本社を構える店舗ナンバーワン株式会社プロデュースとして初めての“家系”カレー屋さん。同社は都内にオイスターバーや焼き鳥店などを出店しており、このお店は神奈川県出身で大の家系ラーメン好きの同社社長、三浦正臣(みうら・まさおみ)さんが、家系ラーメンのあることからアイデアを得て作ったらしい。
そのあることとは・・・
これよ!!
家系ラーメンを食べるとなぜか一緒に食べたくなってしまう、ライス。山崎も夜にこれを食べてしまって、なんかやたら興奮したりしてます。この、ラーメンとライスの、家系ならではの食べ合わせに着目し、このラーメンを誰もが好きなカレーとして表現できないか、と思ったのだとか。
お花がありました
発想したのはいいが、実際「家系だ!!」と納得できるカレーを作るのには約6ヶ月という長い時間を要したそう。
「はじめのうちは、ただのうまいカレーになっちゃうんですよ。普通ならそれでいいんだけど、家系カレーはそうはいかない。難しかったです。店長と試行錯誤して、やっとこれだ! という味にたどりつきました」と、この日お店に来ていた三浦さんは語った。
三浦さんご自身も家系ファンということもあり、納得できる仕上がりになるまでの日々は相当ストイックだったんだろうな、と想像させられた。
お店のデザインも家系大好きなデザイナーさんが手掛けたのだとか
家系大好きな人たちが作った「元祖横浜家系カレーライス 壱番家」。その堂々自信作の家系カレーとは、果たして一体どんな味なの!?
初対面で泣かれた
それではお店の中、行ってみましょう
店内はカウンター席10席
午後2時過ぎというのに満席。多くのファンを抱える家系、そのカレーとは何ぞやと遠くから来た人も少なくないはず。ちなみに、この時間までの来客数は「100人ぐらい」。やるう。
そしてこのメニュー表
こ、これ本当にカレー屋さんですよね・・・? 普通に家系ラーメン店の取材に来た気分になっちゃった自分がいる。カレー店でトッピングを選べる店はよく見るが、その内容が・・・味玉・チャーシュー・もやし・ねぎ。好みの味に調整できるって。これは本気だ!!
しかも食券機には
替え玉ならぬ替え飯が。「1杯食べ終えた後、まだ足りないという方に、替え飯100円とルー増し200円の計300円でお得に1杯分をがっつり召し上がっていただければ、と思って作りました。食べ盛りの学生さんやたくさん食べる方にも満足してもらえるように」と三浦さん。家系を愛する故のハートフルな心意気。
辛さ増し。プラス50円で辛さを選べるという。10の下には、「身分証をご提示のうえご注文ください」と、何かをにおわせる文句が書いてある。
自分を痛めつけるのが好きらしい、という噂の関本はこれに食いついた
「やっぱりいった方がいいですかねえ」とぼそぼそ聞いてくる。え、うーん、分かんないけど・・・いっちゃえいっちゃえー!!
と、言われるがままに辛さ増しを購入する関本(29歳)