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8年ぶり、横浜にウェンディーズが復活! 今後の店舗展開の行方は?

ココがキニナル!

横浜にウェンディーズが戻ってきたようです。昔、関内とか野毛の店によく行きました。今後、横浜で店が増えていくのか、気になります。(ossangenerateさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「ファーストキッチン・ウェンディーズ 横浜パルナード店」はコラボ店9店舗目として2017年2月に開店。同年中に神奈川県内に4~5店をオープン予定

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ライター:大和田 敏子

横浜にウェンディーズが戻ってきたらしい。ウェンディーズの「チリ」、美味しかったな~と記憶の中の味をたぐりよせる。横浜に店ができたなら、すぐに食べに行きたい!

店はどこにあるのだろうとインターネットで調べていると、ふと疑問が生まれてきた。情報によると、店名は「ウェンディーズ」ではなく、「ファーストキッチン・ウェンディーズ横浜パルナード店」となっている。一体どういうことなのだろう。


夢のコラボ?


まずは、「ファーストキッチン・ウェンディーズ」になった経緯を調べなくては・・・。



ファーストキッチン・ウェンディーズ誕生の経緯は?



「ファーストキッチン・ウェンディーズ」を運営するファーストキッチン株式会社本社に伺った。
 


あれ!? ここにはウェンディーズの文字はない

 
話を伺ったのは、マーケティング部部長代行の高関類(たかせき・るい)さんと、販促・広報ユニットマネージャーの柴山絵里子(しばやま・えりこ)さん。
 


おふたりの丁寧で優しい対応に心が和んだ

 
まずは、ウェンディーズの歴史を伺うことに。

ウェンディーズは1969(昭和44)年、アメリカのオハイオ州にて誕生した。創業者はデイブ・トーマス氏。ボリューム満点なハンバーガーとウェンディーズチリが人気商品となり店舗を拡大。2014(平成26)年時点で、世界29ヶ国・地域に6500店以上を出店する、世界3位のハンバーガーチェーンだ。

 


イメージキャラクターのウェンディーちゃんはトーマス氏の愛娘がモデル

 
日本への進出は1980(昭和55)年。その後、いくつか運営会社の変遷を経て100店舗にまで拡大したが、2009(平成21)年、当時の運営会社とのフランチャイズ契約終了に伴い、全店舗を閉店した。その時の店舗数は71だったという。

それから3年後の2011(平成23)年に、株式会社ヒガ・インダストリーズが米国ウェンディーズ社と資本業務提携し、ウェンディーズ・ジャパンを設立。ちなみに、ヒガ・インダストリーズは、ピザチェーン店「ドミノ・ピザ」を日本でスタートさせた会社だ。
 


2011年12月、新生ウェンディーズ第1号店が表参道にオープン

 
新生ウェンディーズでは、ジャパンプレミアムシリーズとして、1000円前後のハンバーガーを販売し、ハンバーガーとしての価値を高めようという路線でスタート。ファストカジュアル(Fast casual)と呼ばれるファストフードとファミリーレストランの中間的なポジションを目指したという。
 


表参道店の店内。原色使いが印象的!

 
ゆったりと座れる大きなソファもあり、アメリカナイズされた居心地の良さを感じさせる店だったようだ。その後、曙橋店(新宿区)、六本木店をオープンし、計3店舗となった。

2015(平成27)年、以前から親交のあったウェンディーズ・ジャパン社長アーネスト・M・比嘉氏と当時のファーストキッチン社長との間で、何か新しいことができないかという話が持ち上がった。「美味しいハンバーガーをメインとするウェンディーズ」と「パスタやスイーツなどバラエティー豊かな商品を扱うファーストキッチン」、両者の良さを生かして一緒に店舗を運営してみようということになったという。
 


ファーストキッチンはデザートなどが豊富なことも特徴!

 
そこでまず、ファーストキッチン六本木店を改装して、両社のコラボ店「ファーストキッチン・ウェンディーズ」をオープンした。
 


2015年3月、ファーストキッチン・ウェンディーズ六本木店をオープン

 
店内のデザインコンセプトは「シャビーシック(Shabby chic)」だそう。シャビーシックとは、「使い込まれたものの良さを生かし、味わいのある上品な雰囲気」といった意味だ。

六本木店では、実際に工場で使用された照明を利用したり、家具などにも使い古した質感を出したりと工夫を凝らしたという。原色使いでポップな感じだった以前のウェンディーズとは、かなり雰囲気が変わったようだ。
 


こちらが六本木店店内

 
ファーストキッチンとウェンディーズのコラボにより、六本木店の売上は1.5倍以上になったという。そこでさらに2015(平成27)年8月には、2号店として上野浅草口店をオープン。

両店の好調を受けて、両社は2016(平成28)年に正式に合併し、ファーストキッチン・ウェンディーズとして展開することになったという。
 


「どの時間帯でも、お客さんの希望に合う商品を提供できるのが強みです」

 
「美味しいハンバーガーがあり、ドリンクやデザートのメニューも豊富ですので、食事だけでなくティータイムにも利用できる店として、さらに皆さんに親しんでいただければ」と高関さんはファーストキッチン・ウェンディーズの魅力と想いを語る。
 


ファーストキッチン・ウェンディーズのメニューの一部
 

ファーストキッチン・ウェンディーズは、2017(平成29)年3月末までに首都圏に14店舗をオープンしている。もともとウェンディーズに馴染みのある地域の方がお客さんの期待度が高いと予想されるため、基本的には昔ウェンディーズがあった駅を選び、現在あるファーストキッチンの店舗をリニューアルする形をとっているそう。

神奈川県内では、すでに横浜パルナード店・鶴見ミナール店の2店舗がオープンしているが、2017年中に4~5店をリニューアル予定。さらにファーストキッチン・ウェンディーズを知ってもらえる1年にと、同年中の関西への進出も考えているという。

続いて、ファーストキッチン・ウェンディーズ横浜パルナード店の様子を紹介。
 
 
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