ダイヤモンド地下街入口近くにある石像を何と呼ぶ?
ココがキニナル!
ダイヤモンド地下街入口の階段の横の魁とかいう、待合わせに使われたりもする像があるけど、みんな名前を知っているんでしょうか。また、あの像を何とよんでいるのでしょうか。(hondairieさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1984年から27年間佇むも、誰にも全く名を知られていない。そして通称もなく、言いようのない哀愁が漂っていた。
ライター:クドー・シュンサク
北斗七星の第一星を指す『魁』(さきがけ)。そしてキニナル投稿のあった正式名称『魁の舞』という像は、実在の形の写しではなく能の舞台上で空間に残される影をモチーフにしていて、星の魁と舞台上の空間、天上と地上を結びつける役割として天に羽ばたく準備というコンセプトで制作されたという。
この『魁の舞』という像の認知度や通称について、実地調査へ。
とりあえず現場へ
横浜駅西口のザ・ダイヤモンド地下街へとつながる階段横に位置する石像『魁の舞』。
実物。その認知度はいかに
さしあたって、待ち合わせ風情な方々にこの像の正式名称を知っているか否か、聞き込みを試みたが5人連続での知りません。5人中横浜在住の方が2人だったせいか。と思いたい。
アップ。近くで見ると、細かい造形跡が確認できる
待ち合わせで利用されるという触れ込みは耳にしたが、さほど待ち合わせ風情な方はいない。通路よりスペースがある分、立ち止まって電話で話したりメールする方はいるが、すぐ像の周りから立ち去るパターンが多い。
電話を終えて、像の柵に腰を掛けるスーツ姿の若い男性に正式名称を知っているか訊ねた。
すると男性は、即答で「知りません」。しかし、ここはよく利用するとのことなので、普段は通称ではなんと呼んでいるのか訊ねてみた。男性の回答は「階段横の変な像」。
変な像・・・
気を取り直し、それから像の周りに滞在する10名ほどの方々に正式名称をご存知か訊ねた。
誰ひとり「魁の舞」と答えた方はいない。今回はすべて横浜在住の方々。通称さえもない方ばかり。ちょっとした哀愁が胸を通りすぎる。
目立つ位置にはある
聞き込みの中でただひとり、後ろ姿なら写真がOKだった主婦の方にゆっくり話を聞けた。
快く話をしてくれたご婦人
この主婦の方は横浜生まれ横浜育ちで、このあたり(横浜駅西口)は30年以上ほぼ毎日庭のように行き来しているとのこと。知っている第一号かと少し期待がふくらみはじめた。
この像のことはもちろんご存知ですよね?正式名称とか?と訊ねた。主婦の方の回答、「名前?全然知らない」。
哀愁の背中