ダイヤモンド地下街入口近くにある石像を何と呼ぶ?
ココがキニナル!
ダイヤモンド地下街入口の階段の横の魁とかいう、待合わせに使われたりもする像があるけど、みんな名前を知っているんでしょうか。また、あの像を何とよんでいるのでしょうか。(hondairieさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1984年から27年間佇むも、誰にも全く名を知られていない。そして通称もなく、言いようのない哀愁が漂っていた。
ライター:クドー・シュンサク
近場で勤務の方へ聞き込み
像から10m程の場所で献血のプラカードを持っている男性に訊ねた。
「名前なんて知らない」
像の真裏で出番を待つタクシードライバーに訊ねた。
「あれ名前とかあんの?」
地下へ降り、ザ・ダイヤモンドのわからないことはここで聞くべき場所、インフォメーションカウンターの女性2人に訊ねた。
「存じ上げません」
地上の像近くへ戻り、街の知らないことならこの人達、通りがかった近くの交番の警官2人に訊ねた。
「名前?ちょーっとわからないですねー」
井上陽水の名曲『リバーサイドホテル』の歌詞の冒頭で明ける夜明けのごとく、誰も知らないこの像の正式名称。
正式名称『魁の舞』の目線から撮影
魁の舞について
誰も知らないこの像を所有している、株式会社相鉄アーバンクリエイツの総務担当である角野さんに、像のアレコレを電話取材で訊ねた。
1984年9月27日に設置された「魁の舞」。制作者は、1955年に東京藝術大学美術学部彫刻科卒で、1964年から1998年にかけて横浜国立大学建築学科非常勤講師をしていた城田考一郎氏。
ザ・ダイヤモンド地下街の20周年を記念する何か像を建てるという案で、いくつか候補があった中から城田氏の『魁の舞』が制作・設置されたという。
陽が落ちると照明が点き、汚れが目立つ
知られてなくとも、汚れは落として綺麗にしていてほしいものである
角野さん曰く、管理及び定期的な清掃は弊社が責任をもってやらせていただいておりますとのことだが、実際に像を見るとどういった清掃なのか気になった。
まとめ
聞き込みで38人中(横浜在住の方29人)正式名称を答えていただいた方はひとりもいなかった。通称もさんざんなものばかり。認知度については寂しいものとなった。
それより気になった点は、最後の写真。20周年の記念で制作・設置された像があまり認知されていないという現実より、汚れたまま放置されている事が問題ではないだろうか。
像の管理、関係者、存在は知っているという方々。
これを機に、『魁の舞』に愛着をもっていただけると、幸いです。
―終わり―
はまっこ61号さん
2015年07月05日 21時13分
以前はこの像のまわりに近寄れたけど、長時間いすわる人を避けるためにホームセンターで買ってきたような安っぽい柵が立った。芸術作品を扱うすべを知らない管理者と駅を利用する者の意識の低さを露呈させている。バブル景気でお金がザクザク余っていた時代に、アートをおっ立てればいいべえという考えだったんでしょう。ほんと恥ずかしい話。まともな展示方法を考えてください。
MARYMARYさん
2013年08月25日 15時38分
私が中学に上がったころに除幕された像ですが、名前はよく知らず、同級生であの裏側で待ち合わせするときには「ダイアモンドのはかまさん」とか呼んでました。袴はいてるっぽかったからという単純な理由でした。ま、正解だったから当時の自分を許す。
TOMIさん
2013年07月01日 00時13分
私は知ってましたよ。由来は知らないけど、能を見るので、その造形から能のシテであることは一目で分かり、タイトル読んで、やはり能をモチーフにした彫像なのだと思いました。