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みんなのキニナル

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横浜のココがキニナル!

3.11の地震で臨港パークがだいぶ地盤沈下していますが、どのくらい沈下したのか調べられますか?その他、市内でどこが地盤沈下したのでしょうか?(こたきちさんのキニナル)

はまれぽ調査結果

横浜市では沈下を測量していないため、目分量でしかわかりません。局地的に沈下した箇所はいくつかありますが、横浜市全体も沈んでいました。

ライター:吉岡 まちこ (2012年03月11日)

目に見えてわかる、臨港パークの沈下

臨港パークの場所は、ご存知パシフィコ横浜の裏手。
海沿いは親水護岸になっていて、スロープと階段で波打ち際まで降りることもできる。

その臨港パークが沈んで見える――。気づいている人には周知の事実だったようだ。
 


手すりの数段向こうはガクッと深くなっている
大潮の日、潮位が高いほうの干潮から2時間後


ちょっと波が立つと遊歩道にザパ~ンと波がかかる。
ジョギングでよくここを通るという、みなとみらい在住の男性U氏は「以前は手すりの上のほうが海水に濡れた記憶はない」とのことだが、その現状は…
 


大潮の満潮でどっぷり海水につかった手すり。奥のほうの手すりはほとんど沈没している
(2011年夏撮影)


この写真は、毎朝ウォーキングで通るという別の男性がお貸しくださったものだ。

先のU氏は「
震災前、遊歩道よりさらに下の一段ですら海水に浸ることはそうなかった。こんな海藻が付着していなかった 」と言う。今はご覧のように海藻がこびり付いている。

ここは親水護岸なので、階段下の遊歩道は潮が上がって来るのを楽しむ場ではあるが、干潮2時間後でこの潮位。一番下のバーまでヒタヒタと水に浸っている時間が多くなったのだろう。
 


震災前は、2本目のバーの少し下が、月に2度ある大潮時の最高潮位だった
今は水没する一番上のバーから25㎝くらい下だ

 

一番沈んだと言われる一帯は潮を被ることが多いのか、コンクリートも黒いのがハッキリわかる


­­臨港パークの指定管理者はパシフィコ横浜だが、おおもとは港湾局・賑わい振興課だ。
担当者も「弧の真ん中あたりが目分量で20~30cm下がった印象」と言う。が、ここは親水護岸なのでこのまま使い続ける方針だそうだ。ただ「手すりは目印なので、寄りかかったりしないでください」とのこと。

現在は横浜市港湾局とパシフィコ横浜の連名で、臨港パーク内の4ヶ所にこのような看板を設置し、警備員も24時間体制で巡回しているそうだ。
 


(写真提供/臨港パーク)
 

沈下した一帯の階段。隙間をウレタンのようなクッションで埋めてあった



埋立地は、常に沈下し続けている

震災で横浜のどこが沈下したのか。市民局、港湾局、道路局、消防局、環境創造局などの約10課にひたすら電話をしたというか、回されたというか。みな口が重いのか、わかったことは、市役所には沈下量どころか、被害状況を一括して把握している部署はないということだ。
 


同じみなとみらいでも、汽車道は何も被害はなかった(賑わい振興課談)


手がかりを探すためネットで検索中、たまたまヒットした書類があった。
東日本大震災に係る港湾局の対応について」という、5月に港湾局から横浜市会に宛てた、補正予算の提案書だ。

港湾局管轄エリアの被害状況が一覧できる。
名前が挙がっている施設は、「臨港パーク」のほか「大黒ふ頭(岸壁とヤードの間に段差)」「臨港幹線みなとみらい橋(舗装陥没等)」、「大さん橋(車道部の段差)」「新港パーク(護岸の陥没)」「大黒海づり施設(桟橋の歪み等)」だ。

注意点は、「各施設で予定していた補修費用を超えた部分を補正予算として申請したもので、一覧にないから被害がなかったというわけではなく」(横浜市会議会局)、したがって「補正予算額の大きさが、被害の大きさではない」(港湾局総務部)点だ。
 


大黒ふ頭。倉庫は杭に乗っているので沈まず、周りの地盤が最大30cm沈下した
(写真提供/横浜港管理センター北部管理課)


大黒ふ頭を管理する横浜港管理センター北部管理課によると、「埋立地は、積み上げた土の重みで中の空気や水が徐々に抜け、20~30年たっても1年に1cm程度は沈下している。埋立て当初はもっと沈む」ものだそうだ。

以前調査した『横浜の埋め立てはこれからどうなるの?』でも既出だが、横浜の埋立ての範囲はこれでわかる。
 


「横浜港変遷図」(
横浜市港湾局HPより引用)



市民が住む場所の被害はどうだったのだろうか?続きは次のページ ≫
 

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