山下公園で行われた「Bo-sai 2012」の様子は?
ココがキニナル!
3月11日(日)、東日本大震災発生からちょうど1年という日に山下公園で行われた「Bo-sai 2012」はどんな様子でしたか?(さとみさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「Bo-sai 2012」は、東日本大震災から1年という節目にふさわしく、被災地への思いと災害への備えという2つを両立させたイベントでした
ライター:吉澤 由美子
2012年3月11日(日)14時46分、横浜港に氷川丸の汽笛が鳴り響く。
去年のこの日、ちょうどこの時間に東日本大震災は起こった。
あれから1年。
山下公園に集まった人たちが、それぞれの祈りを胸に、海へ向かって黙祷を捧げる。
汽笛の鳴り続けた15秒ほどの間、山下公園に哀悼の思いが満ちた
この日、山下公園とマリンタワーで行われていたのは、「Bo-sai 2012」。社団法人横浜青年会議所が主催し、横浜市消防局が共催するイベントだ。
東日本大震災から1年という日に、犠牲者の方々への黙祷や追悼コンサート、減災と防災意識を高めるための体験ワークショップや展示を行うという内容。
公園入口にあったBo-sai 2012の会場マップ
関東大震災のがれきを集めて作った山下公園は横浜復興のシンボル。大災害を忘れないために、被災地復興への思いを新たにするために、そして防災や減災について学ぶためにふさわしい場所だ。
横浜青年会議所地域開発室の室長、齊藤喬(さいとうたかし)さんにお話をうかがうと、「Bo-sai 2012」は、鎮魂のため、そして減災・防災について「知る・考える・備える」を同時に体験できるイベントとして企画したものとのこと。
横浜青年会議所の齊藤喬さん
山下公園にある水の階段を下りた「石のステージ」は鎮魂ステージ。
ここで黙祷や鎮魂コンサート、ナイトセレモニーが行われた。
ステージに次々と人が集まってくる
氷川丸に近いおまつり広場は、減災・防災について、知る・考える・備えるためのエリア。
消防の特殊車両が展示され、防災や減災に触れるきっかけとなる体験ワークショップもあった。
消防局の体験ワークショップ
また、マリンタワーでは横浜市内の小学生による「環境絵日記」の展示なども行われた。
マリンタワーでは関東大震災の写真展示も
大迫力の消防特殊車両は子どもたちに大人気
消防局のエリア入口には、震度7強を体験できる起震車がきていた。
激しい揺れに見ている方もドキドキ
その奥には赤い車体で目立つ特殊車両2台と、横浜消防局の精鋭、スーパーレンジャーの姿!
スーパーレンジャーのキビキビとした動作やピシっとした立ち姿がカッコいい
この特殊車両2台は実際に東日本大震災に伴う緊急消防援助隊派遣で使われたもの。
レンジャーのみなさんも救助に赴いた。