記録的な暴風で予定より1日遅れの4月4日、いよいよ新星・横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムでのホーム開幕戦を迎えた。
当日のファンの表情と、試合前に行われたセレモニーの様子をお伝えしよう。

プレイボールを待つファンたち

試合前の横浜公園は、前日の嵐の置き土産のように時おり強い風が吹いたが、お日様も出てぽかぽか陽気。
　

横浜公園では梅もほころび、春爛漫

本拠地開幕戦を今や遅しと待つたくさんのファンたちが公園に列を作っていた。
　

各ゲートの前には長い行列が

外野自由席の列の先頭付近にいた江成さんは前日も来ていて、中止が決まってすぐに翌日の分の場所取りをしたそうだ。
　

今日は友人よりも一足早く、13時ごろに到着

「最下位脱出はもちろん、優勝を目指せるようなチームになってほしい」と今季の躍進に夢をふくらませていた。注目は「エース争いですね」とのことで、三浦や高崎など、チーム内での競争にも期待しているとのこと。

親子で観戦の渡辺さんご一家も「上位を狙ってほしい」と夢を託す。
　

「森本選手に頑張ってほしい！」とお母さん

「ホーム開幕戦なので、まずはいい試合をしてほしいです。今年は期待してます！」と熱い思いを聞かせてくれた。

さらにもうひと組、ご紹介。こちらは鈴木さん親子と土方さん。
　

左の土方さんは98年はもちろん、その前の優勝（60年）も知っている大ベテラン

「今年は期待できますね？」と水を向けると、土方さんは思わず首をかしげた。酸いも甘いも見てきた歴戦のファンには浮かれたところはなく、「今年はチームの雰囲気だよね。あれがいつまで続くかだと思う」と冷静なご意見。

鈴木さん親子は、お父さんが「もう下はないですから」と言えば、息子さんは最下位脱出の5位を予想と、少しずつでも着実な前進に期待を寄せていた。