ホテルニューグランド初!女性ドアーマンってどんな人?
ココがキニナル!
ホテルニューグランドの前を歩いていて女性のドアマンを見かけました。ドアマンというと男性のイメージが強いのですが、どういった経緯でドアーマンになったのか等、気になります!(ちーこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
85年の歴史の中で初めて登場した女性ドアーマンは安原萌さん。他のセクションでの仕事が高く評価され、ドアーマンになる夢をかなえた!
ライター:吉澤 由美子
夢をあきらめかけたこともあった
2006年、念願のホテルニューグランドに入社。面接の時、「ドアーマン志望」を伝えたが、女性のドアーマンは前例がなく、配属されたのはホテル内のカフェ。
ホテルニューグランドは格式高いホテル。でも、スタッフはアットホームで家族のように仲がいい。ドアーマンへの夢をなかなかあきらめきれなかった安原さんは、ドアーマンの先輩に仕事のことを聞いて「いいなぁ」とうらやましがることもあった。
先輩の神(じん)さん。洗練された物腰と立ち姿の美しさはさすが
仲間に恵まれたことで配属されたカフェの仕事も楽しく、接客に対する興味が深まっていった。
数年経って「ドアーマンになれないなら、カフェの接客を極めよう」と決意。コーヒーのチェーン店で新しいキャリアをスタートするため、ホテルニューグランドを今年4月に退社する意向を固めた。
ところが、退職届を書き損じて用紙を取りに行く時、退職の噂を耳にしたドアーマンの先輩が「ドアーマンになる夢はあきらめたの? もう一度チャレンジしてみたら」と声をかけてくれた。
もてなしの心が伝わる穏やかな笑顔
それをきっかけに思い切って会社に掛け合った安原さん。「検討しましょう」という返事をもらってから、どんどん話が進み、驚くような早さでドアーマンになる夢がかなってしまった。
「嬉しくて嬉しくて、ドアーマンになりたいという夢を知っていた両親にすぐ報告しました。両親もとても喜んでくれて」。その時の感激を声ににじませながら安原さん。
安原さんにとって、「話をしてみたらとんとん拍子で進んだ」女性ドアーマンの誕生。
それも、これまで安原さんがカフェ勤務で見せてきた人一倍の努力や向上心、接客に関するセンスが評価され、「ホテルニューグランドのドアーマンを彼女になら任せられる」という判断があったからこそ生まれたもの。
横浜の歴史を伝える由緒あるホテル。サービス全体に品格が求められる
ドアーマンの先輩も、安原さんがいいドアーマンになると判断して、会社に掛け合うようアドバイスをくれたのだろう。
ホテルニューグランド広報の和田聖心さんは、「彼女は吸収力があって、言われたことを次々自分のものにしていく。そしてとにかく元気で、笑顔が素晴らしい。お客様からの評判もいいんですよ」と目を細める。
与えられたものに全力投球することで開かれたドアーマンへの道。まさにギリギリのタイミングで起こった逆転劇は、それまでしっかり積み上げてきた仕事への高い評価によってつかみ取ったものだった。
ドアーマンの仕事に夢中
ドアーマンは、真夏も真冬も屋外が仕事の場。「まずは体力がないとお話にならないので、睡眠をしっかりとって、たくさん食べるよう心掛けています。もともと体力にはかなり自信があるんです」と安原さんがいたずらっぽく笑う。
「普通の男性より体力はあるかも」と安原さん
念願のドアーマンになった最初の頃、気負って近付き過ぎてお客様の車のタイヤが足に乗ってしまったこともあった。
「すごく痛かったけれどヒビも入らず無事でした。その場は顔に出さずに誘導するので精一杯。でも、この経験で注意深く目配りしつつ慎重に行動する重要性が身に染みました」と安原さんは最初は笑顔でその時の状況を再現し、最後はきりっとした表情になった。
緊張感が常にある仕事。それが自分を強くしてくれていると感じるそう
今の目標は3人いるドアーマンの先輩から、それぞれの個性を取り入れて、なおかつ女性らしい接客を作り上げること。
ドアーマンは人の顔や名前、車を覚えるのが大事な仕事。さらに外国からのお客様も多いので語学の勉強も欠かせない。
「やらなきゃいけないこと、やりたいことがいっぱいあります」と安原さんはそれに続けて、「今は先輩たちから『まだ恋愛禁止だよ』と言われています(笑)。28歳になりましたが、自分でも今は恋愛や結婚よりドアーマンの仕事に夢中です」とこぼれるような笑顔になった。
取材を終えて
安原さんは白いグローブをいつも複数用意し、使ったものは丁寧に手洗いで真白く仕上げる。「汚れは頑張った印なのでそれも愛しいんです」と言う安原さんのその言葉には、念願かなってドアーマンの仕事をする喜びが詰まっていた。
ホテルニューグランド85年の歴史の中で、はじめての女性ドアーマン。由緒あるホテルが下した決断は、普段の仕事ぶりが評価されたことで生まれた。
歴史的な建造物に華やかなエピソードを数多く抱えたホテルニューグランド
安原さんのお話をうかがって、夢を持ち続けること、それはただ心で思い描くだけではなく、夢に向かって一生懸命努力することなのだと思った。
― 終わり―
ホテルニューグランド
横浜市中区山下町10番地
Tel: 045(681)1841
Fax: 045(681)1895
http://www.hotel-newgrand.co.jp/
ゆたぼーさん
2013年09月21日 18時23分
他国ではどうなのでしょうか?ドアマンではなくドアガールでしょ!
hondairieさん
2012年08月03日 10時06分
このちーこさんのキニナル投稿が見つからないのですが?キニナルと見せかけたニューグランドの広告でしょうか?なんだか気持ち悪い記事ですね
タッカーさん
2012年08月02日 22時23分
努力は報われるのですね。美人さんだし、、、ホテルに来て一番最初に安原さんの笑顔で迎えられたら、幸せな気分でホテルライフが送れそうですね