新1年生や在校生の反応もキニナルところ

続いて在校生や今年入学した1年生の反応も聞いてみた。

―同じ敷地内に附属中学ができて、在校生（南高校の生徒）の反応は？

最初は違和感があったようです。でもすでに部活動も一緒にやっていますし、体育祭も一緒にやりました。そのおかげでだいぶ馴染んできたみたいですし、お互いにメリットがあることに気づき始めています。

―それはどんなメリットですか？

身近にいることで、中学生は「あんな高校生になりたい」と憧れを持ち、高校生は「見本になるようにしっかりしなくちゃ」と感じているところです。
　

校舎内の改装工事は来年1月末まで継続予定

―今年の入学生（1期生）は何人？

160人、4クラスです。

―実際に入学した1年生を見てどうですか？

男女同じくらいの人数がいますが、かなり意欲的な生徒が多いですね。入学から2カ月間は特に忙しかったんですが、とにかく元気です。部活も100％近く入りました。興味があってなんでもやる、好奇心旺盛の子が多いですね。
あと、学食があることが嬉しそうですね。
　

学食は中学生も利用可
　

座席も広々！
　

人気はやっぱりカレー
　

調理パンや甘いパンは女子に人気
　

第1グラウンド（写真）の奥には第2グラウンドもある
　

陸上競技部が強い！

―学力的にどのくらいの子が選抜を通りますか？

コミュニケーション能力を重視しているので、読解力や作文など、文章で表現する力は身につけていないと厳しいです。あと算数の基礎も必要です。基礎学力をしっかり身につけていれば大丈夫です。

―入学を考えている小学生にひと言。

何事にも、くじけずがんばり通す人間になってほしい。バランスよく知識を身につけてほしい。小学校で学べることをしっかりと学んできてほしいです。また、中学受験があるからといって、卒業式の練習を休むような子ではだめですよ。度量が広い人間にならないと！

取材を終えて

帰り際に高橋校長がぽつりといった。
「学校で学ぶべきことは勉強だけではないんですよね。この先何十年と続く人生、自分の意思をしっかり持って成長していってほしいですね」。人生の先輩としての思いが、つい口からもれたような言葉だった。

授業風景は少しだけ見学させていただけたが、在校生の撮影やインタビューは残念ながらNG。
学校説明会でも中高一貫校について、詳しく説明しているとのことなので、興味のある方は、説明会に参加してみることをおすすめする。また、学校の雰囲気を見てみたいなら、文化祭に行ってみるのもおすすめだ。


―終わり―


横浜市立南高等学校附属中学校
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