相鉄KSビルの前にある銀の玉のオブジェは一体何?
ココがキニナル!
相鉄KSビル前に、銀の玉が2つくっついたオブジェが置いてあります。一体なんなのか知りたいです(chaxkin さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
相鉄KSビル前のギンタマは、芸術家の高橋秀さんによって制作されたステンレス製の芸術作品で、12年前に相鉄KSビル前に設置された。
ライター:クドー・シュンサク
ギンタマのプロフィール等(つづき)
調べてみるとこのギンタマ、タテ×280cm、ヨコ×260cm、奥行き×150cmというサイズ。
彫刻通りとも呼ばれる市道182号線沿いにある大きなギンタマは、広島県出身の芸術家で、昨年に倉敷芸術科学大学の名誉教授となった高橋秀(たかはし・しゅう)さんの手によって制作された。ステンレス製の造形作品で題名は『上昇』。1992(平成4)年に制作され、同年の12月に、ここ相鉄KSビル前に設置された。
ヨコギンタマ
ギンタマの裏側
このピカピカのギンタマの所有や管理について、相鉄KSビルに問い合わせたところ、「ウチでは管理も何もしておりません。相鉄アーバンクリエイツの所有なので、横浜駅西口事業部まちづくり推進課の方に聞いていただけますか」との回答。
聞いたことのある名前が出たので、そぞろと相鉄アーバンクリエイツに取材交渉をし、お話を伺いに行った。
ギンタマの諸々
相鉄アーバンクリエイツのあるムービルへ
今年の2月に掲載となった“横浜西口のキャラクター「にっちい&ぐっちい」はどうしてあんなことになってしまっているんですか?”の記事でお世話になった、相鉄アーバンクリエイツ横浜駅西口事業部まちづくり推進課の方々。
現在はエキニア横浜からここムービルに移転したとのことで、早速、前回もお世話になったあの方にギンタマの話を伺いにあがった。
相鉄アーバンクリエイツ横浜駅西口事業部まちづくり推進担当課長の茂木さんに聞く
お久しぶりといった会話も早々に、ギンタマの話を茂木さんが切り出した。
「正直、制作者とタイトルとあと諸々をちょっとくらい。それくらいの情報しかまったくなくてね」とのこと。
所有に関してはここだと相鉄KSビルの方に聞いた、と伝えると
「いやいや、ウチじゃないよ。この作品を取得して設置したのが横浜木材さんで、所有も横浜木材さんになっているはずだから」とのお答え。
横浜駅西口界隈設置物によくある、管理・所有者不明の風合いが立ちこめた。
横浜木材から送付されたギンタマの資料を解説してくれる茂木さん
管理・清掃においては民間企業によってされているという。
そして、制作意図や、なぜギンタマを設置したのかという経緯を含む諸々についてはまったくのところ資料も何もないという(今回は、制作した高橋さんにもコメントをいただくことができなかった)。
苦悶でこんなポーズになる茂木さん
横浜木材にも、相鉄ビルマネジメントの方々にも調べていただいたにもかかわらず、これ以上情報が何も出てこなかったギンタマ。
最後に、ギンタマのある相鉄KSビルの土地は横浜木材の土地であり、彫刻通りを銘打っての市道182号線の整備事業において、商業地域とは一線を画す落ち着きがある文化性の高い街づくりのために、多くの彫刻や造形作品が設置されたという。
取材を終えて
物珍しく異風な佇まいと、ピカピカで存在感のある輝き。そんな相鉄KSビル前のギンタマ。
通りがかる人達もちらほら写真を撮っていた。
これ以上の詳しいギンタマの情報は存在しないようだが、芸術作品に必要量以上のコンセプトや理念めいたことは無い方がいいと思う。
そしてギンタマは、ぶら下がらずに“上昇”。といったところでしょうか。
―終わり―
ムサシとサガミさん
2016年01月01日 15時49分
横浜駅周辺には意味不明なものが多すぎる。このギンダマなるものがあるからといって、待ち合わせの目印にでもなるのか?
輝唯[Key]さん
2015年08月18日 23時18分
東急東横線日吉駅前にもこんなのありましたよね・・・?
ヨコモクさん
2014年04月01日 08時58分
ギンタマの所有者の横浜木材の者です。当時いろいろと彫刻の候補はありましたが、購入価格検討も含めて「上昇」に決定しました。毎月業者さんにお願いして磨き上げています。