「10年待ち」の真実

…翌朝。問い合わせ先に電話をすると、口調に品を感じさせる男性が応対してくれる。駐輪場は交通安全協会が管理しているので、「取材はそちらに申し込んでいただけますか」と男性。
　

駐輪場は財団法人横浜市交通安全協会が管理

　
男性にお礼を告げ、横浜市交通安全協会に取材を申し込むと「取材OK」！　早速、協会がある関内へ。ご担当者にお話を伺う。（残念ながらお名前＆写真はNG）

　

…関係ないが、交通安全協会に過去どんな人が訪問セールスに来たのかキニナル

　
横浜市交通安全協会は横浜市から委託を受け、「中区や神奈川区など市内10区の市営駐輪場を管理している」とご担当者。

横浜駅東口の駐輪場は「自転車25台、バイク34台＝計59台」が利用可能。
1ヶ月の利用料金は自転車が1500円、バイクは2000円。

ここで早速、「10年待ちって本当ですか？」と切り出す松宮。すると、「…はい、そうなんです」とご担当者。投稿にあったが「駐輪場はガラガラ」なのかを尋ねると、横浜駅東口の駐輪場はなんと、「現在200人待ち」だとか！
　

正確には自転車218人、バイクは24人待ち！
　　

利用者により利用時間は異なるので、時間により台数が少ないことも
　　　

朝も5割ほどの自転車が置かれていた
　

駅から近くて便利なので、借りる人が多く、なかなか空きが出ないらしい。また、駐輪台数が非常に限られているため、借りるのはかなり競争率が高い。
　
駐輪場は「現在200人待ち」なので、借りたい人は管理事務所で所定のハガキを記入し、“補欠登録”を行う必要がある。駐輪場に空きが出ると、申し込みをした人にハガキを送り、知らせているそうだ。
　

空きが出ると、利用希望者に下の部分を切り離して郵送する

　
年間の新規契約者は「昨年だと大体自転車で14台、バイクは6台」とのこと。

現在は「いつ申し込みをした人が駐輪場を借りているのか」と尋ねると…「平成16年ですね」とご担当者。ということは、投稿にあった「今、平成16年のハガキを出している」のは真実だということが判明！　今は平成25年で「平成16年」は“約10年前”。よって「10年待ち」もホント！