鶴見に「ねぎ坊主」と呼ばれる巨大な廃墟らしき配水塔があるって本当?
ココがキニナル!
馬場町にある配水塔「ねぎ坊主」が、子供の頃より高田台に見えていましたが中はどうなっているの、そして建て替えなどしなくても良いのでしょうか(エル2さん/ツミさん)
はまれぽ調査結果!
水を高台に送るため1937年に建築された配水塔「ねぎ坊主」。現在はしごがないため中に入れず使用もされていない。耐震検査済みで建て替えの必要はなし
ライター:クドー・シュンサク
ねぎ坊主の中は?
おふたりはこの配水塔が「ねぎ坊主」の愛称で親しまれていることと、なぜ「ねぎ坊主」と呼ばれているかはご存じなかったようで。
ここでキニナル投稿にあった中の様子、ということで、現在は中に入れるかのかどうか尋ねてみた。
即無理との回答
この「ねぎ坊主」についての詳しい資料があまり残っていないため、詳細は不明だが、中に入るための入口に上るためのはしごが今はもうないため、中に入ることはできない、とのこと。
その代わりと言ってはなんですが・・・と、普段は一般の人が入れないという現在使用中の配水施設の中を、かなり特別に見せてくれるということで早速。
こちら
了解です
現在使用している配水施設
現在、この鶴見ポンプ場から配水されているエリアは、鶴見区と神奈川区と港北区の一部で、約7万2千戸。そしてキニナルモノを発見。施設の入り口付近に、謎のカタカナが書かれたダクトのようなモノが。
排気チャンバーと
給気チャンバー
チャンバー?
「あのー、このチャンバーってのはなんでしょう?」
「施設内の機械音などを制御するものです」
とのこと。
日夜徹底した管理下のもと、日常生活に欠かせない給水がこの配水施設で行われている。しかし、ねぎ坊主は配水していないのに現在配水している施設より目立っている。そして・・・
ツタの色合いもなんともいえない感じに良い
見れば見るほど愛着がわいてくるねぎ坊主。1999(平成11)年に耐震強度の検査をし、倒壊の心配がないとされている。建て替えも取り壊しの予定もなく、近隣のランドマークとして、街の配水の歴史シンボルとして残されている。しかしながら、配水塔としての役目を終えたねぎぼうずは、積極的な保存対象となっているわけでもない、というのが現状とのこと。
昔はここから中に入っていたとのこと
取材が終わって数日後、水道局の方々から少しだけねぎぼうずの中が見える写真が送られてきた。
それがこちら。
なんとなく(画像提供:横浜市水道局浄水部西谷浄水場)
こんな(画像提供:横浜市水道局浄水部西谷浄水場)
かんじです(画像提供:横浜市水道局浄水部西谷浄水場)
馬場町にあるキニナル配水塔「ねぎ坊主」の調査でした。
取材を終えて
とにかく初め目にした時は「なんだこれ」といった印象で、街とのコントラストが異様な感じで、異物感も否めなかった。
しかし「ねぎ坊主」。取材が終わるころには会話がしたくなるくらい親しみがわく塔だった。
―終わり―
ポスポスさん
2017年01月16日 08時51分
これかなぁ?子供の頃、家族で横浜へ買い物に車で行くとき綱島街道から見えたのは?子供心に気になっていました。
PCさん
2017年01月15日 19時42分
ここを見に行くときは道路に注意ね。目の前の「水道道」は歩道が狭い割には車がビュンビュン通るから。
peachpurinさん
2017年01月15日 16時40分
「ハウスオブカード」のオケツ型給水塔を思い出した