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立ち飲み処を調査せよ!ライター井上、野毛を歩く!

ココがキニナル!

野毛や関内、石川町には飲み処がひしめき合ってるエリアがあります。たくさんの飲み処があるなかで近年、立ち飲みが増えてきてる印象があるんですが、調査をしていただけませんか?(5656さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

今回は野毛に注目。なお、立ち飲み処は近年少しずつ増加傾向にあり。上級者向けな「西村商店」&初心者向けの「桐のや水産」をご紹介。

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ライター:井上 こん

初対面? そんなの関係ない。お客さんとゲラゲラ



気が付くと日本酒で乾杯しながら常連の大杉さんとゲラゲラ笑っていた。
 


お子さんの話で頬が緩む大杉さん


最近同店を発見してから常連街道を順調に進んでいるという大杉さん。「これ美味しいから飲んでよ!」と、お気に入りだという日本酒「玉乃光(たまのひかり)(500円)」で乾杯。ありがとうございました。
 


酔いつつ、はまれぽをしっかり宣伝
 

お礼に駄菓子をお裾分け


生憎、“なんとなく”隣の人と意気投合する心地よさを表す言葉が見つからない。でも、この感じが「飲み屋」の醍醐味だとお思いにはなりませぬか。

ちなみに同店はJRAに近いこともあり土日は競馬天国と化すので、個人的には平日がお勧め。
 


大人の落書き、これも味

 


初心者に優しい店



16時ころから野毛を徘徊していたが、夜の帳が下りるころ、野毛のネオンが目を覚ます。
次なるターゲットは「初心者が気軽に入れる店」。
 


ぎらつき抑えめで、いい


開放的な立ち飲み処を発見。その名も「桐のや水産」。
立ち飲み処といえば、大抵の店では西村商店のように常連が醸し出す独特の空気が店先に漂い、それが新参者の足を踏み止まらせている面があるものだけれど、この店の造りは外に向かって開けていていい感じ。
 


ほら、すごく開放的


こちらは立ち飲み処としては1年目の若いお店。
銚子で日本料理を営んでいたオーナー夫妻が鮮魚店として開店させたのが5年前の2008(平成20)年。

その後、より気軽に魚をつまんでもらえるように、と立ち飲み処に変化。
ちなみに、夫妻の親戚が漁師で、銚子の漁港から直接買い付けているという魚が同店のウリ。これは鮮度に期待。
 


秋の夜風、そしてレモンサワー(300円)

 


酔った頭に優しい、食事は300円



全品300円の食事、そしてお酒も300円からのキリの良い価格で、シンプル会計が酔っ払いには優しい。
ブリ大根・イカリングなど魅力的なメニューを横目に、お勧めを注文。
 


肉厚な平目の刺身とか
 

アジの「フェ」とか。・・・え、「フェ」?


「フェ」とは聞きなれない言葉。店員の千葉さんによるとこれは韓国料理で、日本でいう“なめろう”。なめろうは味噌を使うが、フェは豆板醤を使うため、ねっとりしたアジの隙間に唐辛子が隠れていて面白い。見た目よりぴりっとして、箸止まらず。

「味が濃いので氷を溶かしながらどうぞ」と千葉さん。あえて濃い、とはまさに肴の鑑。自宅でも真似できそうなので、肴がマンネリ化している人はお試しあれ。
 


野毛×ロシア語



男女比は9:1だが、他店に比べれば新規の女性がよく来店するという同店。この日1人で来店していたハーフ美人にお話を聞く。

以前野毛で働いていたというシェフのあかりさん。店員の千葉さんが出勤する日に顔を出すのだそう。色々なお店の話をしてくれるあかりさんからは、野毛への愛情や住人同士の温かい繋がりが垣間見え、思わず口を衝いた「野毛、いいな」。

次に来店したのは横須賀基地所属のグレイアムさん(米国出身)。顔見知りだという2人はなんとも流暢なロシア語で話し始め、たじろぐ井上。あかりさんはリトアニアで暮らし、グレイアムさんはロシアに駐屯していたのだそう。
 


左からあかりさん、はまれぽ読者である千葉さん、グレイアムさん


取材時にも女性客が1人2人と来店しており、女性や立ち飲み初心者でも十分に入りやすい同店。土日は13時から開店しているので、あえて昼間に訪れるのも良いかも。
 


取材を終えて



「お帰りなさい、行ってらっしゃい」。
器量良しの女が口にしそうなセリフだけれど、これこそ古往今来伝わる野毛の精神。初めて訪れたのに「お帰りなさい」なんて、堪らない。

野毛のみなさま、ありがとうございました。


―終わり―
 
西村商店
住所/横浜市中区宮川町2-35
電話番号/045-241-7994
営業時間/月~土10:00~19:00 日10:00~17:00

桐のや水産
住所/横浜市中区宮川町2-23
営業時間/平日16:00~23:00 土 13:00~23:00 日・祝 13:00~22:00
 

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  • [野毛 井上]で検索したら、ここに・・・野毛の立飲み屋、若者向けが多くなりました。でも、おじさんにとっては、そういうところは・・やはり西村酒店と福田フライでしょう。昔は、もっと多かった・・こういう労働者諸君向けの立飲み屋が、野毛の酒屋は皆立飲み屋でしたね。今は、コンビニとか、普通の酒屋になってしまいました。福田フライは、私、もう40年行っています。昔は加藤酒店の隣に合って、酒屋でビールや酒を買ってそれを持ち込むのが普通でした。野毛も、いまや”おされ”になり過ぎて、おじさんの足は遠のくのである。

  • 宮川町は京急日の出町界隈に思えるんですけど。野毛だとJR桜木町界隈イメージだったから、自分の狙いとちょっとズレてて残念。西村さんの所の酒のつまみの駄菓子!楽し気でいいですねぇ!入った事が無いから興味をそそります。駄菓子を見て思い出しましたが子供時分はその近辺?のなまこやさんにお世話になってました。宮川町超懐かしい。

  • 「酔いつつ、はまれぽをしっかり宣伝」の写真、背景のせいか、場末のスナックのママと常連客のようにしか見えない・・・

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