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横浜市のプロスポーツチームを応援する「横浜熱闘倶楽部」ってどんなクラブ?

ココがキニナル!

横浜には野球やサッカーなどプロのチームがたくさんあるけれど、これらを応援する「横浜熱闘倶楽部」というのがあるらしい。どんなことをしている「倶楽部」なんだろう?キニナル。(ぷんとさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市体育協会内に事務局があり、DeNAベイスターズ、F・マリノス、横浜FC、ビー・コルセアーズのプロチームの広報やイベント企画を行っている

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ライター:藤井 涼子

横浜熱闘倶楽部のイベント「教職員のためのサッカー教室」!



横浜熱闘倶楽部は「プロスポーツチームが行う地域貢献のためのイベント」の支援もおこなっている。
そのイベントのひとつ「横浜F・マリノスのコーチが行う、教職員向けサッカー指導基礎講習会」が7月に行われるとのことで、早速取材へ向かった。

このイベントは、小学校の先生たちが児童にサッカーを教えるための技術を学ぶ、というもの。
先生たちの仕事が終わる時間に合わせて講習会を始めるということで、午後6時に「横浜みなとみらいスポーツパーク」に集合。

 

みなとみらい線新高島駅から徒歩7分
 

講師の先生は、日本サッカー協会A級コーチなど、たくさんのインストラクター資格を所有する「横浜F・マリノスふれあい・普及推進本部」の望月選(もちづきえらぶ)さん。
かつては、マリノスの前身である日産自動車サッカー部の選手だったそう。

 

静岡県出身で、9歳からサッカーをやっていたという
望月さん。姿勢が美しく爽やか!
 

教職員向けのサッカー教室は、10年以上前からやっているそう。サッカー未経験者の先生にも、サッカーの楽しさを教えられるようになってほしいという思いから始まった取り組みとのこと。

講習会の始めは、講義から。

 

スポーツパーク隣りにあるマリノスタウンの建物内にある会議室にて
 

入り口には「教職員向けサッカー指導基礎講習会」の文字が
 

約30名の参加者。「今回は人数が多い方」とのこと
 

講義では、まず神奈川県の子ども達の「全国体力測定結果(2013〈平成25〉年)」から説明があった。
なんと、神奈川県の小学5年生の男女、中学2年生の男女ともに全国平均よりも下位に位置しているという結果だった・・・。小さいころに外遊びをあまり経験していない、ということからくる結果ではないか、とのこと。

子どもたち、特に12歳までにどれだけ体を動かしたり、運動したりという経験をできるかが、その後の体作りに影響してくる。
最近の子どもたちは、転んだらすぐにケガをする子が多いそう。いろいろな遊びを経験していないので受け身の取り方がうまくできないということのようだ。「子どもなのに肩こりがある」、というのも、小さなころに体を動かしていないことが原因となるそう。

 

資料を使いながら講義は進む
 

「サッカーだけできる子、というのも近年は多いです。サッカーは上手だけれど、泳げないとか、マット運動ができないとか。小さいうちは体操教室やスイミングなどの全身運動もやってほしいですね」と望月さん。

約35分間の講義では、子どもの年齢に合わせた運動指導の方法を細かく説明。
「成長真っただ中にいる子どもたちに、発育・発達に応じた適切なサッカー環境を提供する」という大人の役目や、子どものやる気を引き出す方法などのレクチャーもあった。



サッカーグラウンドで実技の時間!



講義終了後、会議室からスポーツパークのグラウンドに移動し、実技講習開始。
ウオーミングアップ方法として「手つなぎ鬼ごっこ」をやったり、二人でボールを使った投げ合いをしたり、短時間でいろいろな要素を取り入れた練習法を、次々に実践していく。

 

手つなぎ鬼ごっこの様子。参加者の先生達はわーわー言いながらも真剣に走り回る
 

二人一組でボールの投げ合い。ただ投げ合うだけでなく、
変化をつけながらボールに慣れていく
 

午後7時過ぎから始まった実技講習。ウォーミングアップの段階で参加者の先生たちは汗だくになりながらも、始終、意欲的に取り組んでいた。

途中の休憩中に感想を伺った先生二人。

 

教員になって、2年目と3年目という二人
 

参加した理由は、今年は5年生の担任で球技大会のサッカーがあるので、その指導のため。「学校の仕事のあとに、夜9時までサッカーの練習って大変ですね」と声をかけると、疲れた様子で「え・・・9時までなんだ」と一瞬絶句するも、感想は「楽しいです! 」とのこと。

後半は、ゲーム形式での練習。
性別も年齢も経験もさまざまな人が集まったチームながら、皆熱心に取り組みつつ、試合を楽しんでいる様子。

 

周りを気遣いながらゲームを進行している。先生という職業柄だろうか。
 

午後9時になり講習会が終了。
最後の質疑応答で「サッカーを習っていたりして、上手な男子児童がいる。ゲームをすると、どんどん一人でやってしまう、という場合はどう対処すれば良いですか?」という質問があった。

 

先生からの質問に答える望月さん
 

望月さんからは「サッカーというのは、一人でやるスポーツじゃない、ということをゆっくり伝えていけばいい」とのアドバイス。「例えば、仲間にパスをまわしてもらって、自分はゴール前でボールをもらった方が、一人でドリブルして運ぶより早いんじゃないかな? という風に話せばいいと思います」とのことだった。

終了後、参加者の先生たちに話を聞いてみた。

 

日本代表の遠藤選手のユニホームを着たエンドウ先生
 

「今回初めて参加したが、楽しかった。会議室での講義も勉強になった」との感想。
ほかにも、「いつもは指示ばかりで自分は動かないから、こういう実技があると自分が動くことによって子ども達の気持ちが分かる」という声もあった。



取材を終えて



プロスポーツのスター選手と直接触れ合うことができるイベントは、子どもたちにとって、とても魅力的だろう。各チームとも、さまざまな地域貢献やスポーツ振興のためのイベントを企画しているようだった。
神奈川県で子育てをする身としては、子どもたちがこのままずっと体力ランキングで全国の下位になり続けることは、少し寂しい。プロ選手やプロのコーチと出会うことで、スポーツにより関心を持ってもらい、子どもたちが外で遊べる環境が整っていくように大人が努力していくことも必要だと感じた。


―終わり―


取材協力
横浜熱闘倶楽部
http://www.hamaspo.com/nettouclub/
 

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  • J3にYSCCも参戦しているので、今後は5チーム体制になっていくのでしょうか?熱闘倶楽部そのものには個人会員はないんですよね。もっと市民が参加できるような組織になっていくと良いと思います。

  • 僕の気のせいか、林文子市長になってからは映画やTVドラマのロケ地に横浜が減少傾向になった様な気がしますので、それを払拭してもらう為にも、この大事な部署こはれからは横浜コンベンションビューローと連携してあらゆるスポーツ共々、横浜の情報発信をして欲しいですね。

  • 子供達の体力作りはまず学校からですが、家庭における親の知識があまりないかなとも思います 子供を乗せて走る自転車が目立ちますが、最近は子供が走る姿が大変少なくなっているのが気になります 体力作りにあるく、走る、相撲を取る等の砂場遊びも大切ではないでしょうか 社会に出ると体育会系の人材が活躍することが多いですから公私を問わず力を入れるべきと思います プロスポーツチームの応援でもいいですから頑張ってください

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