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知る人ぞ知る茅ヶ崎の銘酒が2000リットルの生タンクから出てくる店、「水澤商店」の酒の味とは?

ココがキニナル!

「茅ヶ崎駅前(北口)から徒歩2・3分にある「十一屋 水澤酒店」。生貯蔵酒をタンクから注いでもらって飲むことのできるアンティークな居酒屋さんが気になる。REPORTをお願いいたします(ジージーさん)

はまれぽ調査結果!

創業80年の水澤酒店のタンクから注がれる信州の酒蔵直送「生原酒」は、コックをひねった瞬間に最高の香りが!ラベルはご主人の手書き

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ライター:万田 ケサトシ

手書きラベルの大吟醸


   
そして、この生原酒はただ瓶に詰めて販売されるだけではありません。
なんとご主人が手書きでラベルを書いてくれるのです! 20年前に「このほうが嬉しいでしょ」と手書きでラベルを書くことを思いついた、とのこと。
 


ラベルを制作するための道具たち



偶然過ぎるタイミングでお客さんが来店したので、オーダーから完成まで一通りの流れを見せていただいた。
 


横浜からいらした男性はご家族へのプレゼント


(1)生原酒を選ぶ(大吟醸or純米吟醸)
 


このPOPもご主人の手書き


(2)量を決める(一升or四合or 500ml)
 


瓶の色も選べます(黒瓶or瑠璃瓶)


(3)ラベルに何を書いてもらうか決める
 


ご主人が送る相手をイメージして書いてくれます


(4)タンクから瓶にお酒を詰める
 


ここで香りを楽しみましょう


(5)ラベルを貼って完成
 


呑み終わった後は剥がせるようになっています


(6)仕上げは和紙に包んでくれます
 


「のし」の名前は自分で書いてもOK


ということでご主人が送る相手の年齢を聞いて心を込めて手すきの和紙に書いた世界に1つだけのラベルが完成。「名前」が書かれているのでかなり喜ばれ、御礼の手紙が届くほど。

料金は、大吟醸生原酒(500ml~1800ml)は2360円~5890円で、純米吟醸生原酒(500ml~1800ml)が2160円~5390円。ファックスでの注文や全国発送も可能。

お中元やお歳暮、結婚祝い、新築祝い、開店祝いなどなどさまざまなシーンで利用されている。

取材中に来店したお客さんは父親の誕生日プレゼント、上司の昇進祝いのラベルを書いてもらっていた。ちなみに火入れをしてないので購入後はできるだけ早く呑んでほしいそう。
 


ご協力ありがとうございました(左は従業員さん)


みなさんが喜ぶ様子をみていたらムラムラしてきちゃったので、ご主人にはまれぽのラベル制作もお願いしてみることに。

―「はまれぽ」のラベルを作ってもらえませんか?

いいけど、ひらがなは難しいんだよね。漢字は一字一字ちゃんと意味があるからね。どんな仕上がりになるかわからないですよ・・・
 


ご主人にイメージしてもらっています


―やったー! ありがとうございます! ちなみに書道はどれくらいやっているのですか? 
 
習ったことないよ。独学です。
  


なっ・・・なんと独学!


プレゼントはとにかく相手が喜ぶものを! というご主人の思いで書かれる世界に1つだけのラベル。
流れるような字体で書かれた「はまれぽ.com」。とても上品で粋な女性のような感じがするなぁ。
 


ご主人ありがとうございました


お店におじゃましてから4時間30分くらい経っただろうか。
すっかり日も暮れて帰り際にご主人の大作を見せていただくことができた。
 


お店の入口にぼんやりと浮かび上がりました


水澤さんが毎年、茅ヶ崎の夏の風物詩「浜降祭(はまおりさい)」に向けて描いている屏風絵。
取材でおじゃました日がお祭り本番の日前。

その年によってデザインや制作期間が異なるそうで、今年はギリギリの完成になってしまったのだとか。
 


3つの神社の神輿が力強く描かれている


建物の佇まいとご主人の屏風絵がしっくりくる。

このように屏風絵を見ることができるのは閉店後になってしまうが、灯りがともると足を止めて写真撮影する人も多くいた。
浜降祭と共にこの屏風絵がこの界わいの夏の風物詩になっているのだろう。



取材を終えて



ホントに何でもオープンに話してくださったご主人の水澤さん。

話しているうちに、実はご主人、お酒がそんなに好きではないということが判明・・・(笑)。

呑むときは呑む、呑まないときは呑まないというスタイルとのこと。

そんな水澤さんが本当に良いお酒を楽しんでもらいたいという思いでセレクトしているお酒だからこそ、多くのファンに愛されているのではないだろうか。
 


水澤流の呑み方はまずは健康、そして一緒に呑む人がいること



取材を終えて、はまれぽラベルの生原酒を自宅でいただいた。

旬のカツオ刺しを肴にお気に入りのおちょこで。

旨い。とにかく旨い。至福のひとときであっという間に四合瓶が空いてしまった。
水澤流に反して1人で黙々と・・・
「嗚呼やはり 止められないな 1人呑み」
 
 
―終わり―
 

ご主人の水澤さんから読者のみなさんへプレゼントをいただきました。
 


軽めの味なのでそのままでもイケます!

  


ご自身がラベルのデザインを手がけた米焼酎「SHONAN CHIGASAKI southenbeach」を抽選で5名にプレゼント!

欲しい! という方は・・・お問い合わせフォームから、
・お名前
・ご住所
・連絡先(電話番号)
・「水澤商店の焼酎」
以上を明記の上、ご応募ください。(応募締切:2015年8月7日<金>まで)
※当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。



たくさんのご応募お待ちしております。(20歳以上の方に限る)


「十一屋 水澤酒店」
住所/茅ヶ崎市新栄町5‐4
電話・ファクシミリ/0467-82-2011
営業時間/10:00~19:00
定休日/火曜日

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