関内で開催中の「子どもの新聞」大博覧会では、何が見られるの?
ココがキニナル!
今、開催中の子どもの新聞博覧会が気になります。中では何が見られるのでしょうか?
はまれぽ調査結果!
「子どもの新聞」大博覧会は日本全国の子ども新聞が集結し、見ごたえ十分。実際に新聞を製作できる体験ブースなど新聞の面白さを120%堪能できる!
ライター:北條 明子
日本の新聞の歩みが分かる歴史ゾーンは視覚的にも迫力あり!
企画展を満喫したら、次は常設展も覗いてみよう。まずは3Fの歴史ゾーンへ。
このフロアでは、江戸末期から現代までを6つの時代に区切り、日本の新聞が歩んできた道のりを辿る。
いきなり入り口に登場する、明治時代の新聞配達人の姿に度肝を抜かれる。他にも、明治23年に初めて日本に輸入されたマリノニ型輪転機や、朝日新聞が昔使用していた無線電送車なども展示されていて迫力満点だ。
明治時代の新聞配達人の姿にドッキリ!
明治時代の巨大な輪転機の展示品。つい足が止まる
また、3Fでは新聞制作工房があり、誰でも気軽に自分だけのオリジナル新聞を製作できる。
パソコンを使い、自分の画像を取り込んだ誌面も作れるので、憧れの一面トップを自分の記事で飾ってみてはいかが?
嬉しいことに製作料金は無料!
自分だけの新聞製作を体験できる工房もある。おおよそ20~30分程度で完成
5Fは現代ゾーンとなっていて、実際の取材風景をリアルな等身大パネルで展示したり、実際に作業するデスク風景などもあり、新聞記者志望の子どもにはたまらない。
新聞配達店の1日を超リアルな画面で再現。ホームドラマのようで面白い
取材日の8月31日は夏休みが終わってしまったこともあってか、来場者は少なかったが、二組のご家族にお話を伺えた。
横浜在住の小学生の男の子は新聞が大好きで、この博物館の常連さん。
「はまれぽ、知っているよ!」というからビックリだ。
もう一組はご両親と20歳の娘さん。
5Fの新聞配達シミュレーションで盛り上がり中に聞くと、「体験ゲームが面白くて気に入りました!」とのこと。
「新聞の面白さをもっと子ども達へ!」スタッフたちの想いが伝わる初の企画
今回取材に応じてくれた日本新聞博物館の広報担当・鈴木良和さん
―今回、「子どもの新聞」大博覧会を開催しようと思った理由は?
去年から、子ども向けの新聞や紙面に新聞各社が力を入れ始めています。
背景として、今年度から学習指導要領が改正され、新聞をもっと授業で活用するよう明示されていて、小学校では既に実施されています。そこで、今回当博物館では初の子ども新聞企画展を考えました。
―どういった方を対象にされているんですか?
小学校高学年からの子どもたちや保護者、学校の先生、新聞社の方々に足を運んでもらいたいですね。
先生たちには学校教育で新聞を活用するヒントにしてもらえると思います。もちろん、それ以外の皆さんも大歓迎ですよ!
―どのくらいの子ども新聞が展示されているのですか?
単独(有料)の子ども新聞が8点、本誌の別刷りタイプが17点、本誌中に定期的に掲載されている新聞や頁物が75点、フリーペーパー6点、全部で全国紙、地方紙など合わせ73社、107点です。
子どもも大人も一緒に楽しめる子ども新聞の凄い進化に感動!
近年、活字離れやインターネットの台頭で新聞を読まなくなった人も多いのではないだろうか。
しかし、新聞には書き手の温もりを感じられる記事が山ほど詰まっている。
子ども新聞も、各社が色々な工夫や仕掛けをしていて、子どもはもとより、大人でも十分に楽しめることが分かった。
子どもの新聞博覧会は10月23日まで開催されているので、是非ご家族で一度行ってみてはいかがだろうか。
―終わり―
◆企画展『「子どもの新聞」大博覧会』
期日:2011年8月13日(土)~10月23日(日)
会場:日本新聞博物館
開館時間:AM10時~PM5時(入館はPM4:30まで)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)
入館料:一般・大学生500円/高校生300円/中学生以下 無料
※ ファミリー料金、シルバー料金、リピーター料金などもあるので詳細はHP参照。
http://newspark.jp/newspark/
住所:横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内
電話:045-661-2040